赤ちゃんの目やにが多い!原因は?新生児の片目だけにでることも?

赤ちゃんの目やにが多い!原因は?新生児の片目だけにでることも?

新生児の赤ちゃんを見ていて、目やにが多いと感じることはありませんか。目やにが片目だけに出ていたり、色が黄色や緑など、気になる症状も多いと思います。今回は、新生児や赤ちゃんの目やにを調査しました。目やにの原因や取り方など参考にしていただければ幸いです。

記事の目次

  1. 1.赤ちゃんの目やにが多い理由は?新生児の目の病気?徹底調査
  2. 2.新生児/赤ちゃんの目やにの原因:第1「ほこりや花粉」
  3. 3.新生児/赤ちゃんの目やにの原因:第2「風邪のウイルス」
  4. 4.新生児/赤ちゃんの目やにの種類:第1「黄色・黄緑・緑の目やに」
  5. 5.新生児/赤ちゃんの目やにの種類:第2「白い目やに」
  6. 6.新生児/赤ちゃんの目やにの種類:第3「ねばねばした目やに」
  7. 7.新生児/赤ちゃんの目の病気:第1「目が充血している」
  8. 8.新生児/赤ちゃんの目の病気:第2「目やにに血が交じって見える」
  9. 9.新生児/赤ちゃんの目の病気:第3「目やにが多い・痛み・結膜炎」
  10. 10.新生児/赤ちゃんの目の病気:第4「逆さまつげ」
  11. 11.新生児/赤ちゃんの目の病気:第5「涙の穴にゴミが詰まる」
  12. 12.新生児/赤ちゃんの目の病気「先天性鼻涙管閉塞」とは
  13. 13.新生児/赤ちゃんの目の病気「先天性鼻涙管閉塞」の症状
  14. 14.新生児/赤ちゃんの目の病気「先天性鼻涙管閉塞」の治療法
  15. 15.新生児/赤ちゃんの目やにを見つけたら「取り方」は?
  16. 16.新生児/赤ちゃんの目やにを見つけたら「目薬」は?
  17. 17.新生児/赤ちゃんの目やにを見つけたら「母乳点眼」?
  18. 18.新生児/赤ちゃんの目やにを見つけたら「部屋」は清潔に?
  19. 19.新生児/赤ちゃんの目やにが多い時は病院へ行くべき?
  20. 20.新生児/赤ちゃんの目やにを毎日チェックしよう

病院での診断

病院では、医師が目頭付近をマッサージして、鼻涙管の開通を試みます。これにより鼻涙管が開通すれば、なにもせずに自宅に帰されます。新生児のうちは、鼻涙管が開通していなくてもマッサージをしてもらい、このままで様子見となりますが、さらに、病院によっては、1mm以下の内視鏡やファイバースコープで涙管の閉塞部を観察するなど、原因となる部分を特定します。

病院での処置

先天性鼻涙管閉塞はマッサージで自然治癒させられることもありますが、さらに、赤ちゃんが生後6か月になっても開通しない場合、針・ブジ―で開通手術を受けます。目頭のあたりにある涙の通り道が詰まると、涙嚢部が腫れ上がり涙嚢炎(るいのうえん)になるため、涙管を閉塞するか、狭窄部を拡張して、涙を流す通り道を作る処置・手術が行われます。

手術は、ブジ―と呼ばれる針を鼻涙管に差して生理用食塩水を流すという方法がとられます。生理用食塩水が順調に鼻腔に流れていかず、目に逆流すれば鼻涙管が詰まっており、治療が必要だという事です。また、この針は、鼻涙管という穴に差すので、注射とは違って刺して痛いものではないので、じっとしていれば痛くはありません。所要時間は5分程度で、保護者は立ち入り禁止の場合が多いようです。

また、ブジ―で鼻涙管を開通させた後、穴が再びつぶれないように、ヌンチャク型シリコンチューブを涙管に取り付けて、一ヶ月ほど穴をキープします。また、改善が見られない場合、涙道と鼻腔を人工的に接続する手術・涙嚢鼻腔吻合術(るいのうびくうふんごうじゅつ)が必要だといいます。

家庭でのケア

涙の通り道が閉塞していると涙が目に溜まって細菌が繁殖してしまいますので、赤ちゃんの目を清潔なガーゼでこまめに拭いてあげましょう。さらに、母乳は、ウイルスを撃退する作用があるので、鼻の穴に塗布すると風邪予防になり、点眼すると目薬になるといわれています。母乳点眼を行う場合は清潔な状態を保ちましょう。

また、母乳点眼は小児科や産院で推奨されている場合もありますが、あくまで民間療法だそうですので、これのみに頼るのはなく、必ず病院の指示に従いましょう。どうしても母乳点眼したい場合は医師に相談しましょう。そして、目頭をマッサージして点眼すると効果が上がるともいわれています。いずれにしても、手指をきれいにしてから始めてみてください。

新生児/赤ちゃんの目やにを見つけたら「取り方」は?

目やにを取る際は、取り方だけではなく、その前の手洗いなども大切です。まず、手や周辺を清潔にし、清潔なガーゼや洗浄綿、タオルが必要です。それを、きれいなお湯で湿らせて拭くと、目やにがすっきり取れて赤ちゃんも気持ちが良くなります。目薬を使う際など、目のケアでは清潔保持を意識して行いましょう。

目やにの取り方は、ガーゼや洗浄綿、ティッシュでつまみ取ります。ガーゼの場合は、小さく切ってある医療用のものなどを使用すると、すぐに捨てられて感染防止にもなり、片付けも簡単です。ガーゼでの取り方としては、汚れたらその部分は折り返して、常にきれいな面でふき取ってあげるようにします。赤ちゃんの爪も短めに切って、目を掻いてしまった場合に傷つかないようにしましょう。

新生児/赤ちゃんの目やにを見つけたら「目薬」は?

処方される目薬

風邪などウイルス性結膜炎の場合、抗生物質では効果がなく、免疫ができるまでは、結膜の炎症を抑える目薬を差しながら様子を見ます。治癒するまで一週間以上かかるとされています。また、細菌性結膜炎の場合は、一週間ほど抗生物質入りの目薬をさしていれば治まるようです。アレルギー性結膜炎は、アレルギーに効く目薬を差しますが、アレルギー源を除去するのも大切だといいます。

目薬の差し方

目薬は、市販の目薬ではなく、病院で処方してもらいましょう。病院で目薬をもらったら、差し方を聞いて、回数・容量などの指示も守りましょう。抗生物質が入っていたり、使用期限が一週間などで、目薬の使用方法は厳しいんです。さらに、目薬を差す際に、赤ちゃんが嫌がる場合、仰向けに寝かせた状態で頭をママ・パパの両膝で挟み、赤ちゃんの手はママ・パパが目薬を持っていない手で押さえると差しやすいといわれています。

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新生児/赤ちゃんの目やにを見つけたら「母乳点眼」?

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