伝説のロックバンドX JAPANとは
X JAPANは日本のヴィジュアル系バンドの先駆けとなった、今も伝説的なバンドです。1982年にドラムのYOSHIKIさんとボーカルのTOSHIさんを中心に結成され、幾度かのメンバーチェンジを経て1989年にメジャーデビュー。
強烈なヴィジュアルと抜群な音楽的センスで一躍話題となり、1990年代にはトップアーティストの座に登りつめます。
1997年に解散の後、ギターのHIDEさん、ベースのTAIJIさんの死と悲しい出来事を迎えますが、2007年に再結成。新メンバーも加入し、2018年まで活動していました。
X JAPANは数々の伝説とともに、多くの名曲も世に残しています。今回は、X JAPANの名曲の中でもこれは絶対に聴いておくべきといえるおすすめ曲を10曲ピックアップしました。
X JAPANは海外でも絶大なる人気
X JAPANは日本だけではなく海外でも絶大な人気を誇ります。2007年の再結成後に世界進出をしており、香港やアメリカでライブやコンサートが開催されました。
2017年にはドキュメンタリー映画「WE ARE X」が公開され、海外のX JAPANファンの涙を誘いました。メジャーデビューからメンバーの死を経て、さまざまな困難を乗り越えた後の再結成までのエピソードがこの映画の中で取り上げられています。
映画を通じてX JAPANの曲にこめられた意味を知り、さらに感動するファンも。X JAPANは今や国際的にも人気のアーティストとなっています。
X JAPANは数々の伝説を残す
X JAPANはヴィジュアル系バンドの先駆的存在。登場した当初は話題をさらうとともに、数々の伝説を残しました。
初期のX JAPAN(当時のバンド名はX)の曲は超高速ナンバーが多く、テンションが上がる曲揃い。彼らと同年代のメタルロックファンは痺れたものです。
強烈でド派手なヴィジュアルながら、卓越した音楽センスと演奏技術で、印象的なバラード曲も残しており、幅広いファンを獲得しています。今回紹介する10曲の中にもバラード曲がいくつかあるのでお楽しみに!
X JAPANはおちゃめな面白エピソードもいくつか残しています。中でも有名なのがYOSHIKIさんの「カレーが辛い事件」。ライブのリハーサル時にスタッフに用意してもらったカレーが辛く、怒って帰ってしまったというエピソードです。
後に本人は、辛さで体調不良になったので帰ったのだと説明。この伝説を元に「X JAPAN YOSHIKI伝説 キレ辛カレー」が限定グッズとして発売されたほどです。
X JAPANの人気曲ランキングTOP10!
それではX JAPANの人気曲を10曲ご紹介いたします。ノリノリでテンションの上がる曲から、泣けるバラード曲まで幅広くランクイン。それぞれに楽しめるナンバー揃いです!
第10位:CRUCIFY MY LOVE
1996年8月26日にリリースされた15枚目のシングル曲。1996年11月に発売されたアルバム「DAHLIA」に収録されている一曲でもあります。
ロス暴動などの世界情勢を受け、人種差別に疑問を投げかける意味合いの歌詞。海外版を想定していたため、歌詞は英語で書かれています。
ピアノ、ストリングスとボーカルのみで曲が構成されているバラード曲。日本石油のCM曲としても起用されています。
TOSHIさんの静かながらも力強い歌声と、YOSHIKIさんの繊細なピアノ。2人の良さが存分に発揮された曲として、ファンからも根強い人気があります。
第9位:WEEK END
X JAPANのライブでは必ずといってもいいほど演奏されている名曲。1990年4月21日にリリースされた5枚目のシングル曲です。元々はメジャーデビューアルバム「BLUE BLOOD」に収録された曲をリメイクしたもの。
「WEEK END」という曲名はなんだかのんびりしていそうに感じますが、実際は「週末」に「終末」をかけていて、自殺がテーマ。ミュージックビデオの中ではTOSHIさん以外何らかの形で自殺を遂げています。
15作目のシングル「CRUCIFY MY LOVE」のカップリング曲として収録されている「WEEK END」は、1995年末の東京ドーム公演で演奏されたものです。
FMラジオ、NACK5の番組「NACK WITH YOU」では週末の運勢コーナーの曲として使用されています。
YOSHIKIさんの生い立ちとも深く関わる死生観が色濃く表れた作品。1994年にシングルとして発売された「Rusty Nail」はこの曲の続編とされています。
第8位:紅
メジャーデビューアルバム「BLUE BLOOD」が初出で、3作目のシングル曲です。追い立てられるかのような激しいロック曲で、ライブでは大盛り上がりの人気曲。
ライブではTOSHIさんの「クレナイだー」のコールで変調し歌が始まりますが、これは当初「べに」と読み間違えられていたからだそう。
高校野球やサッカーの応援曲としても定番となっており、X JAPANのファンでなくてもサビのメロディーを聴いたことがある人は多いでしょう。