2020年のフィギュアGPが全戦開催へ!新型コロナ対策は大丈夫?
2020年、フィギュアスケートGPが開催へ!
- 開催日時の予定は?ファイナルは2021年の可能性有
- 本当にできる?新型コロナでの選手移動は?
- 無観客?制限付きの観戦ができる可能性も
国際スケート連盟はオンライン会議で2020年のフィギュアグランプリ(GP)シリーズについて、6つの大会をすべて開催する意向を決定しました。
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないなか、一体どのような大会運営を行うのでしょうか。今考えられるポイントについてまとめてみました。
2020年のフィギュアGPの開催日程(予定)は?
2020年のフィギュアGPは以下の日程開催される予定です。ただし、開催内容や方法についてはこれから協議されるため、日程変更も考えられます。
※日程は2020年8月4日時点のものです。変更する可能性があります。
第1戦:スケートアメリカ in ラスベガス(2020年10月23日~25日)
第2戦:スケートカナダ in オタワ(2020年10月30日~)
第3戦:中国杯 in 重慶(2020年11月6日~8日)
第4戦:フランス国際 in グルノーブル(2020年11月8日~10日)
第5戦:ロシア・ロステレコム杯 in モスクワ(2020年11月20日~22日)
第6戦:NHK杯 in 大坂 (2020年11月27日~29日)
12月のファイナルは2021年開催になる可能性も!
ファイナル戦:GPファイナル in 中国・北京(2020年12月10日~13日)
また、今回のオンライン会議のなかで通常は12月に行われるファイナル戦は、2021年に持ち越しとなる可能性を示唆しています。
ジュニアGPシリーズは中止で決定
なお、ジュニアGPシリーズについて、7月20日時点ですでに全試合の中止が決定しています。今回ジュニアの中止から、シニアクラスのGPシリーズも中止が予測されていましたが、それが覆った形となります。
2020年フィギュアGP開催!気になるポイントは?
新型コロナウイルスの影響下で行われるGPシリーズについて、いくつか気になるポイントをまとめてみました。
選手や観客の安全面を考慮して、どのような形での開催が可能性としてあるのでしょうか。現在の各国の前例を踏まえながら考えていきましょう。
気になるポイント① 主要選手たちは入国&出国できる?
主要な選手たちが現在出入国できるのかどうかというのがポイントです。現在日本では、海外からの渡航者には14日間の待機を課すなど入国制限を設けています。
各国でも、14日の待機を求める動きは依然に強く、8月現在でまだ入国制限を設けている国もあります。
グランプリをするにあたって、国の入国また出国制限は、選手にも影響し、出場の可否が問われます。
また、待機命令がかかるのであれば、より早い段階で開催国に入国する必要があります。その間の練習環境なども気になるポイントです。
選手間の感染リスクも考えられるため、事前のPCR検査や体調不良による出場辞退など、いろいろなケースへの対応が懸念されます。
選手の派遣について権限を持つ日本スケート連盟がどのような判断を下すのかについても注目です!
羽生結弦選手・紀平梨花選手・宇野昌磨選手は今どこに?
気になる日本のトップ選手たちは羽生結弦選手は基本的にはカナダで練習を行っているものの、新型コロナウイルスの影響下でどこに滞在しているのかは定かではありません。
紀平梨花選手は、五輪銀メダリストのランビエール元選手がコーチをしているスクールのスイス合宿に参加していました。その後帰国することが考えられますが、これからの大会スケジュールによって早期に日本を離れる可能性もあるでしょう。
また、宇野昌磨選手は8月にYOUTUBEチャンネルを開始していますが、撮影場所が地元の名古屋とあったため、現在も名古屋に滞在していると考えられます。
気になるポイント② 観戦方式は?無観客の可能性もある?
また、観客席を設けるのかどうかも気になるポイントです。開催国の状況によっては無観客の開催も考えられます。
現在、各国では限定的にスポーツ観戦の制限が緩和されつつあり、観客を入れて開催する可能性は考えられます。しかしその場合、接触を防ぐために、プレゼントや花束投げ込みなどは制限される可能性大きいでしょう。
基本的にフィギュアスケートGPは拍手で応援が行われるため、8月から始まった歌舞伎座の公演のようなマナーが徹底されるのであれば、観戦は可能かもしれません。
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