実写映画『ムーラン』がDisney+でオンライン配信へ!
新型コロナウイルスの脅威が世界に拡大する中、アメリカのウォルト・ディズニー・カンパニーは、2020年の注目作品である実写映画「ムーラン」について、劇場公開に先行してオンライン配信することを発表しました。
ディズニーは、どうして自社サイトの先行配信に踏み切ったのか。そして、気になる日本公開はどうなるのか。このニュースに気になるポイントについて、現時点での情報を解説していきます!
『ムーラン』はディズニーの最強プリンセス!
「ムーラン」は数多のヒロインやプリンセスがいるディズニーのなかでも、最強の女性キャラクターとして、世界中から愛されています。
中国を舞台に、家族のために男装をして自ら戦い抜く強い女性を描き、ディズニーでも初のアジア人ヒロインという点でも注目されました。
女性ファンの多いムーランの実写化に当たり、製作費は300億を超えるといわれ、そのダイナミックなアクションや映像美から劇場公開を待ち望む声は依然として多くあります。
◆実写映画『ムーラン』の予告編動画はこちら!
『ムーラン』は何度も公開延期を発表…!
まず、新型コロナウイルスの影響が世界中に蔓延しているなか、映画『ムーラン』は度重なる公開延期を発表してきました。
4月17日に公開予定だったが、延期が続く…!
映画『ムーラン』は2020年4月17日(金)はもともとは公開予定でした。しかし、同年3月2日、多くの国で新型コロナウイルスが強まっていくなか、5月22日に公開延期を発表しました。
その後、さらに延期がとなり、8月に本国である米国での公開し、日本でも9月4日に公開と発表したものの、7月末に本国・アメリカから公開の無期延期が発表され、日本でも同様に公開延期となりました。
8月5日にDisney+でのオンライン配信を発表
そして、2020年8月5日、ウォルト・ディズニー・カンパニーのCEOであるボブ・チャペック氏は、同年9月4日から映画『ムーラン』を自社オンライン配信サイトのDisney+でプレミア公開することを発表しました。
Disney+での公開は、北米や西ヨーロッパを中心に行われるといいます。
同時に、一部の国や地域では劇場での公開を行うと明言していますが、該当となる地域はまだ明らかになってはいません。
ディズニーがオンライン配信に決めた理由は?
2020年を代表する大作「ムーラン」はこれから再開していく映画館の目玉とされており、今回のプレミアオンライン配信の発表には厳しい批判の声も寄せられました。
最近の情勢から、ディズニーがオンライン配信に決めた理由をみていきましょう。
話題作『テネット』は北米に先行して世界各地で公開開始!
『ムーラン』に並ぶ2020年の話題作として、クリストファー・ノーラン監督の映画「テネット」をあげる人も少なくないでしょう。
基本的に、アメリカに集まる大手の配給会社は北米で公開したのち、各地の公開日を設定するなど、本国をベースにした公開スケジュールを組んでいます。
今回、新型コロナウイルスの影響による映画館の閉鎖~再開のスピードもまた、各国によって異なります。
なかでもアメリカの感染拡大は著しく、劇場再開の目途が立たないため、ハリウッド大作の映画作品は公開延期が相次いでいるのです。
そこで、映画「テネット」の配給元であるワーナーブラザーズは、北米の9月3日公開に先駆けて、8月26日から規制緩和が進むヨーロッパやアジアから徐々に公開開始することを発表しています。
また、日本ではすでに決められていた9月18日が公開開始日となります。
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