「アクタージュ act-age」原作者の逮捕
「アクタージュ act-age」原作者逮捕で少年ジャンプ連載打ち切りに
- 作画担当の宇佐崎しろが残るも、連載中止を発表
- 芸能界という少年ジャンプでは珍しいジャンルと作画の美しさが人気を呼んでいた
- 舞台は中止に、単行本13巻発売については協議中となっている
週刊少年ジャンプの人気漫画「アクタージュ act-age」の原作者・マツキタツヤ氏が、8月8日、わいせつ罪で逮捕されたことが報道されました。夜道での女性へのわいせつ行為が原因での逮捕ということもあり、多くのファンに衝撃をもたらしました。
それと同時に、「アクタージュ」そのものの連載も打ち切りに。続きを楽しみにしていたファンにも衝撃を与えることとなりました。
原作・マツキタツヤと作画・宇佐崎しろとは
「アクタージュ」はストーリーを考える原作者と、作画を担当する作画担当者の二人で作られていますが、今回逮捕となったのは原作者であるマツキタツヤ氏。
マツキタツヤ氏は元々脚本編集制作として映画業界で働いていましたが、漫画原作者へと転向。漫画家として活躍しており、本格的な連載が決まった際に、作画担当として宇佐崎しろさんを指名したことで、タッグが決定しました。
その宇佐崎しろさんは、元々はTwitterで趣味でファンアートを上げた際にその画力の高さで注目されました。実は元々漫画を描いたことはなかったそうですが、漫画原稿を見ながら今作を描き上げたことを明かしています。
役者の成長を描いた「アクタージュ」のあらすじ
大手芸能事務所スターズが主催する俳優オーディション。未来のスターを目指す3万人の応募者の中に、異彩を放つ少女が1人──天才女優と鬼才監督の出会いから始まる、1本の映画を巡るアクターストーリー、開幕!!
「アクタージュ」は圧倒的な演技力を持つ新人天才女優・夜凪景が主人公です。夜凪景を見つけた鬼才監督で天才演出家・黒山墨字は、ある一本の映画を作るために芸能事務所を立ち上げ、景を引き入れます。
週刊少年ジャンプとしては珍しい芸能界を描いた漫画ということもあり、その人気に一気に火がつきました。
連載終了が悲しまれる「アクタージュ」の魅力
「アクタージュ」の魅力は、魅力的なキャラクターたちが活躍する鮮やかなストーリー。思わず惹き込まれるようなそのストーリーが、宇佐崎しろさんの圧倒的な画力によって描かれています。
魅力的で可愛い・かっこいいキャラクターたち、透明感のあるストーリーはジャンプの新たな読者層を広げるきっかけにもなりました。
「アクタージュ」単行本の漫画13巻の発売は協議中
本誌では連載終了になった「アクタージュ」ですが、単行本はどうなのでしょうか?現在「アクタージュ」は全12巻が発売されており、最新刊である12巻は7月に発売されたばかり。
さらに13巻の発売も、公式サイトの予定表では削除されています。単行本の発売については、ジャンプ編集部が「関係各所との協議の上発表」と伝えており、こちらについては未定のままとなっています。
オーディション中の舞台「銀河鉄道の夜」の公演は中止に
原作でも人気のエピソード「銀河鉄道の夜」編は、既に舞台化が決定しており、主演でもある夜凪景役は1次オーディションが既に行われている状況です。
8月11日現在、公演およびオーディションは中止が発表されました。
単行本については関係各所との協議が今も続けられています。