コロナ禍の今だから見れるミュージカル人の動画がすごい
不要不急と言いながら観劇できないって本当に残念ですよね。そんなときだからこそ朗報があります。普段ミュージカルに出演している人たちが結集している動画です。まずご紹介するのはエステー株式会社「TOURS ミュージカル 赤毛のアン」の出演者のみなさんによる動画です。
この「赤毛のアン」のミュージカルは本当は今年で18年目を迎える予定だった、今では夏の風物詩として有名なミュージカル。今年は本公演は中止となったものの、今年の「赤毛のアン」として曲を作って、メインキャストの5人が歌うというとても珍しい動画が完成しました。泣かないように観てください。
次に、皆さんご存じ東宝ミュージカル「レ・ミゼラブル」よりあの名曲「民衆の歌」を豪華キャストがひとりひとり自宅で歌う。これはもう心の保存版ですね。
そして最後にこちら。劇団四季の団員100人が、「ユタと不思議な仲間たち」より「友だちはいいもんだ」。圧巻ですよね。
この3つに共通するのは、ミュージカルって遠い世界だとつい思ってしまうけれど、生身の人たちが心を込めて歌うとこんなに素敵なんだなということが分かることではないでしょうか。
ミュージカルが再開したら絶対に観劇に行きたいという気持ちになりますね。
撮影現場の潜入に成功
実はわたくし、この「赤毛のアン」の動画撮影現場に潜入しました。
まず最初にびっくりしたのが、入り口での検温や消毒はもちろん、スマホなどの小物の消毒、靴の裏の消毒、マスクとフェイスガードが配布され、新型コロナウイルス感染対策が徹底されていたことです。こうして完全防備の状態でスタジオの隅でひっそり待機。
そして、わたくしこの動画に出演されたキャスト5人にインタビューするという暴挙にでました。
あのモーニング娘。OGの田中れいなが目の前にいる…。ちょっと聞いてみたいと思います。
そろそろ正体を明かしたいと思います
田中れいなちゃんがスタジオに入って来て私を見て
「えー!なんでいるの?!」とびっくりされました。
というのも、実はこれを書いているわたくし編集部Cは去年までこの「TOURS ミュージカル 赤毛のアン」の出演者でした。現在転職をして、編集部として働いており、なんとこの記事がデビュー作です。
これ去年の私です。(小さ)
れいなちゃんに説明すると「そうなの?!なんか変な感じだね!何でも答えるよ。あ…でもタメ語?敬語?インタビューだから敬語で話しますね!」と満面の笑みで迎えてくれました。
…可愛い優しい嬉しい天使かな?
「なんか…みんなに会えてほんとに嬉しいんですよね…」
とつぶやいた後、ミュージカルに挑戦した経緯などをたくさんお話してくれましたのでそのままお届けします。
「最初お芝居をすることって難しい!なんならちょっと苦手かもって思ってたけど、映画の出演をきっかけにどんどんお芝居に興味を持ち始めました。今までは、「アイドル」として活動していた自分が、赤毛のアンや他のミュージカル作品にミュージカル女優として関わることで、作品のファンや「アイドル」としての自分を知らない人たちから、批判を受けるのも覚悟をしていました。自分次第でこの作品が決まってしまうのではないかというプレッシャーもありましたね。
ミュージカルを始める前は、ただ上手く歌えばいいと思っていたけど、ミュージカルに出会ってから「伝える」ことを意識して歌詞の意味を理解しようとしたり、歌い方や伝え方も変わりました。喋っているように歌うことを心掛けました。」
と笑顔で話してくれました。
あの有名演歌歌手にも突撃
続いてはさくらまやちゃん。
まやちゃんは「わぁー!お久しぶりです^^」とあっさり私を受け入れてくれました。
小さいころから演歌歌手として活躍するさくらまやちゃん。もちろん私もテレビで見ていた一人でした。そんなまやちゃんが大人になってミュージカルで活躍して、自分も一緒に出演していたなんてなんだかとても不思議です。
「まず公演中止を受けて、改めて「こんなに大変な世の中になっているんだ」と感じました。」と話始めるまやちゃん。
「この曲を聞いて、歌詞を見た時にやっぱり自分は明るく生きているつもりだったけど、落ち込んだり気分が落ちてるときがあったんだなと思ったんです。」
いつも明るいまやちゃんのこんな言葉を聞いて、改めて今の世の中の事態を痛感しました。
「今年も普段とは違う形ですが、みんなに会えてすごくうれしい。ミュージカルの世界に入って、自分のミスをフォローしてくれる仲間がいることが嬉しかったり、仕事に行くのが楽しみな自分がいることを発見したり、今まで感じたことのない温かさを仕事で感じたり、みんなで一つのものを作り上げていくのってこんなに楽しいことなんだと思いました。」