ベビーシッターってどんな仕事?4年半働いた経験からやりがいや給料事情まで詳しくご紹介します!

ベビーシッターってどんな仕事?4年半働いた経験からやりがいや給料事情まで詳しくご紹介します!

近年、日本でも徐々に普及しつつあるベビーシッターサービス。 しかしながら、欧米に比べるとまだまだ馴染みがない職業かと思います。 「子育てなんてしたことないし…」「特別な資格もないし…」 なんて思わなくても大丈夫! 海外では多くの大学生がアルバイトでベビーシッターをするほど身近な職業!​今回は​​子育ての経験も特別な資格もない私が、4年半ベビーシッターとして働いた経験からこの仕事の様々をお伝えします!

記事の目次

  1. 1.ベビーシッターの仕事内容ってどんな感じ?
  2. 2.ベビーシッターの1日のスケジュールは?
  3. 3.ベビーシッターの給料や年収は?ボーナスはある?
  4. 4.ベビーシッターの仕事のやりがいや魅力は?
  5. 5.ベビーシッターに向いてる人は?
  6. 6.ベビーシッターになるにはどうすればいい?
  7. 7.子どもに携わるお仕事がしたい人にはベビーシッターがおすすめ!

ベビーシッターの仕事内容ってどんな感じ?

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出典:Unsplash

ベビーシッターとは、保護者に代わって子供の面倒を見る人のこと。

決められた施設内で子供を預かる保育士さんや幼稚園の先生とは違い、基本的にはそのお子様の自宅、場合によっては親御様から指定された別の場所にてお子様をお預かりします。

ベビーシッターの仕事内容は、各ご家庭の要望によって異なります。
お子様のお世話から、洗濯・掃除など家のことまで、ご家庭によって様々。
そのため、事前に保護者と面談をしたり、メールなどを通じて仕事内容を伺います。

それではさっそく、ベビーシッターのお仕事内容を見ていきましょう!

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室内でのシッティンング

  • 室内遊び
  • 食事(またはミルク)・お風呂・トイレの世話(またはオムツ替え)
  • 寝かしつけ
  • 見守り
  • 宿題や明日の準備などのサポート

お子様の年齢や各家庭のご事情によって様々ではありますが、大まかにはこのような感じです。

遊びはお子様のやりたいことに沿いますが、とにかく恥を捨てて子供の世界観に入り込むことが大切(笑)

食事・お風呂・トイレの世話に関しては、各家庭のこだわりやルールが最も反映しやすい項目ですので、事前にきちんと親御様に確認をします。

例えば、

  • 「食事は宿題が終わってから」
  • 「◯時以降おやつ禁止」
  • 「ミルクは熱め」
 

中には

  • 「オムツかぶれ防止のために、おしりを拭いた後はハンディファンで乾かす」

という独自のルールがあったことも!
しっかりとヒアリングを行うことが求められます。

外でのシッティング

  • 外遊び
  • 送迎
外でのシッティングも様々。

公園や児童館へ行ったり、夏はプール、冬はアイススケートをしに行ったこともありました!
​​​​​​​また、保育園や習い事への送り迎えもとてもご依頼が多いです。

​​​​​​​頑張ったご褒美に、帰りにシッターさんとファミレスでご飯食べてきな〜なんてこともあったり(笑)

その他

  • 料理
  • 洗濯
  • 掃除
  • 食器洗い
ベビーシッターはハウスキーパーではないため、家事の依頼に関しては簡単なものがほとんどです。

「帰宅したら洗濯物を畳んでおいてください」
​​​​​​​「余裕があればれば食器洗いまでお願いします」
​​​​​​​という感じ。

​​​​​​​料理も、できる人であれば頼まれることがあります。
​​​​​​​お恥ずかしながら私は料理がほとんどできないので、その旨をあらかじめプロフィールに書いています(笑)
​​​​​​​
​​​​​​​そのため、冷凍食品の解凍やお味噌汁くらいしか対応したことがありません…。

ベビーシッターの1日のスケジュールは?

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1日のスケジュールを2つの例でご紹介します。

1日の流れと勤務時間の目安

顔合わせ→ヒアリング(当日の流れ、体調、かかりつけの病院、使用しても良い部屋や食べさせていいものの確認)→シッティング→引き継ぎ(その日の様子を親御様に伝える)

例①  3歳女の子

16:00 保育園お迎え
16:00〜17:00 公園
17:00〜17:30 お風呂
17:30〜19:00 室内遊び
19:00〜20:00 ご飯
20:30 寝かしつけ
20:30〜22:00 見守り・食器洗いなど
22:00 引き継ぎ

子供が寝たあとの見守りは、定期的に呼吸や室内の温度を確認しながらも、やることがすべて終われば親御様が帰宅されるまでは自分の時間を過ごして問題ありません。
学生でベビーシッターをしていた頃は、この時間を使って課題や就活のエントリーシートなどを書いていました(笑)

最後の、親御様が帰宅されてからの引き継ぎはとっても大切です。

「きちんと残さずご飯食べましたよ〜」
「いつもパパとママと公園でブランコするんだ〜と楽しそうに教えてくれました〜」
「今日はなかなかお風呂に入ってくれませんでした〜」
​​​​​​​
​​​​​​​など、いいことも悪いことも、その日起こったことを細かく伝えることで親御さんはいつもと違う様子に気づけたり、安心感に繋がります。

例②  0歳男の子、4歳女の子、6歳女の子

14:00〜15:00 ご自宅にて顔合わせ・0歳シッティング
16:00 4歳幼稚園お迎え
16:30 6歳そろばん教室お迎え
16:30〜17:00 公園
17:00〜18:00 お風呂
18:00〜19:00 ご飯
19:00〜21:00 室内遊び・宿題・明日の準備・食器洗いなど
21:00 寝かしつけ
21:30 引き継ぎ

お子様が3人の場合、文字にすると簡単に見えるのですが、思わぬ事態の連続ですのでなかなかこの通りにはなりません。

当然のことですが、3人もいるとそれぞれのやりたいことが異なるため喧嘩になったり、お姉ちゃんの宿題を教えながら下の子2人の様子を見なくてはならなかったり。

​​​​​​​1人が寝ても2人は寝なかったり…。

​​​​​​​そんなこんなの状況も、パニックになったりせず臨機応変に対応していきます。

ベビーシッターの給料や年収は?ボーナスはある?

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保育士や幼稚園教諭のお給料はある程度イメージしやすいかと思いますが、ベビーシッターのお給料はあまりイメージできないですよね。

それもそのはず、ベビーシッターは働く場所や時間、雇用形態、資格の有無などによって年収が大きく変わるのです。

働き方としては以下の3つ。

  • 正社員
  • 個人事業主
  • ベビーシッター派遣サービスへの登録

正社員

募集は少ないですが、毎月決められた額のお給料が支払われます。
平均月収は16万円〜20万円ほど。
社会保険制度やボーナスなどもあり、一般企業と同じです。

個人事業主

会社や組織に属しない、完全個人プレーの働き方。

税務署にて通常の開業手続きを行う必要があります。
​​​​​​​自分で好きなお給料や仕事量を設定できますが、お客様あってのお仕事ですので、依頼主との信頼関係を構築し、維持することが大切です。

ベビーシッター派遣サービスへの登録

依頼主とシッターさんの仲介会社への登録です。
私の働き方はこれ!

会社のサイトを通してご依頼をいただき、やりとりは依頼者と直接行う会社と、会社の事業主を通してやりとりする会社の2つに登録しています。
前者に関しては、会社に登録しつつも個人事業という雇用形態を取っているため、お給料やスケジュールは自分で設定ができます。

また、最低週◯日以上〜といった条件もないため、好きなペースで時間を有効活用できます。
学生時代は、空きコマの時間を使って学童の送迎を行うことなんかもありました(笑)

以下に私が登録しているベビーシッターサイトを載せておきますので、ご参考までに!

ベビーシッターの仕事のやりがいや魅力は?

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ここでは私が感じたベビーシッターとしてのやりがいや魅力についていくつかお伝えします!

1人1人に合わせた保育ができる

保育園が集団生活であるのに対し、ベビーシッターの保育は1体1。
集団行動のルールに沿ってではなく、一人ひとりの個性に合わせた保育ができる点がとても魅力的だと感じます。

​​​​​​​もちろん子供の社会性を育てるという意味では、保育園や幼稚園での生活が重要なのですが!

様々な家庭から学び、生かせる

様々な家庭を伺っていると、その数通りの子育て・家庭の形に巡り会えます。
子育ての仕方から、便利な子育てグッズ、片付けにくいおもちゃの収納方法など勉強になることがたくさん!

​​​​​​​まだ子供がいない学生でも、将来役立てられる学びがたくさんあるので、そんなところもこの仕事の魅力の1つです。

“シッターさん”という特別な存在

子供にとって、ベビーシッターは親でも先生でも兄弟でも友達でもない存在ですが、全部の要素を少しずつ兼ね備えている特別なスペシャリストであると思っています。

そんな存在だからこそ、時には親のように叱り、時には友達のように遊んだり子供ながらの悩みや秘密を聞いたり(笑)

子供にとって唯一無二の存在であることは本当に嬉しく、魅力的なお仕事だと思います。

役に立てたと実感するとき

ベビーシッターを利用する理由は様々ですが、親御様が無事に仕事を終えて帰宅された瞬間や、リフレッシュされて笑顔で帰宅された瞬間などは、自分役に立ったんだ、と実感しやりがいを感じます。

子供に関する悩みや不安を打ち明けてくださった瞬間も、同じく役に立てた実感が湧きます。

子供の成長に寄り添える

こちらは単日ではなく定期で伺うご家庭があった場合ですが、子供の成長を実感する瞬間はとても感動的でやりがいを感じます。

生まれた頃から見ている赤ちゃんが、初めて自分の名前を呼んでくれた瞬間や、初めて立ち上がった瞬間、シャワーの水が怖かった子が自分で髪の毛を洗えるようになった日など、私自身、子供達のたくさんの成長を実感しやりがいを感じる日々です。

ベビーシッターに向いてる人は?

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では、ベビーシッターに向いている人の特徴を見ていきましょう!

子供が好きな人

子供と接する時間がほとんどであるため、この条件は外せません(笑)

ここで言う「子供が好きな人」とは、自分・親戚・友人の子供といった身内の子供に限ったものではなく、全ての子供を指します。
子供のいい面だけでなく、悪い面も知った上で好きと言える人ならもう完璧!
​​​​​​​
​​​​​​​いずれにせよ、全力で子供と向き合い平等に愛情を注げる人でなければなりませんね。

忍耐強い人

どんなに可愛くて微笑ましい子供も、時に言うことを聞かなかったり、泣き止まなかったり、叩いてきたり、暴言を吐いてきたり、それはもう同じ子とは思えない姿に豹変することもしばしば…。

もう逃げ出したい!
​​​​​​​
​​​​​​​なんて思うこともありますが、そんな状況であっても器を大きく、心に余裕を持ってじっと堪えられる人は向いています。

ベビーシッターになるにはどうすればいい?

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では、いざベビーシッターになるためには具体的にどんなことをしたらいいのでしょうか?

資格がなくても大丈夫

ベビーシッターとして働くために必須の資格はありませんので、上記の働き方3つの中から自分に合った働き方を選択するのみ!

しかし、下記のような資格を保有していた方が有利な場合もありますので、時間に余裕のある方は取得しておくといいかもしれません。

あると望ましい資格

  • 認定ベビーシッター
「認定ベビーシッター」は、公益社団法人全国保育サービス協会(ACSA)が運営している、資格認定制度です。
この資格は、ベビーシッターとして必須な職業倫理・専門知識と技術を持ち合わせていることを証明するものです。

ただし、取得条件の一つに、年数・時間は問われませんが実務経験が必要です。
 
  • ベビーシッター資格
「ベビーシッター資格」は、日本能力開発推進協会 (JADP) が付与している資格です。
こちらは、JADP指定の認定教育機関等の教育訓練におけるカリキュラムを全て修了によって受験ができます。

上記の条件を満たせれば受験が可能であることと、在宅での受験が可能なので、未経験の方や会場が近くにない方でも取得が可能です。

また働きたい派遣の声集まってます!テンプスタッフ

子どもに携わるお仕事がしたい人にはベビーシッターがおすすめ!

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いかがだったでしょうか?
ベビーシッターはなかなか馴染みのないお仕事かもしれませんが、自由な働き方ができ、社会への貢献度ややりがい、学びも大きいです。

経験値や働く日数、時給によっては一般企業で働くOLよりも稼ぎが多い、なんてこともよくあります。
特別な資格も必要ないため、子供が好きで何か役に立ちたいとお考えの方は検討してみてください!
きっと毎日が学びの連続で、子供達と共に成長していけると思います。
​​​​​​​この記事が、皆様にとっての新しい選択肢となりますように☆

他の仕事についても知りたいアナタへ!

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