妊婦のダイエット!太りすぎのリスクと妊娠中に痩せる方法【医師監修】

妊婦のダイエット!太りすぎのリスクと妊娠中に痩せる方法【医師監修】

妊婦さんの太りすぎには、まずは栄養を取り、体をできるだけ休め、元通りに回復させることを優先させましょう。この時期は「ダイエットをする」というよりも、「健康的な生活を心掛ける」ことを意識することが重要です。東京医療保健大学の米山万里枝教授にお話を伺いました。

記事の目次

  1. 1.妊娠中の妊婦がダイエット?!
  2. 2.妊娠中の理想の体重増加とは?
  3. 3.妊娠中の太りすぎの原因とは?
  4. 4.妊娠中の妊婦の太りすぎはリスクが大きい!!
  5. 5.妊娠中の妊婦の太りすぎを予防するためには?!
  6. 6.妊娠中の妊婦のダイエットは安全第一で!
  7. 7.体重管理をしっかりとして安産を目指しましょう

妊娠中に太りすぎることを防ぐための2つ目の方法は、食べる時間を決めることです。妊娠後期に入ると、大きくなった子宮に胃が押されてしまい、1回に食べられる量が減ることから、食事の回数を増やす人が多くなります。

しかし、食事の時間を決めておかないと、油断してダラダラと食べ続けるようなことになりかねずに、余分なカロリーを摂ってしまう人も出てきてしまいます。

そういったことを避けるためにも、食事の回数を増やすときでも、食事の時間を決めて、規則正しく食事のリズムを付けることが大切です。

【太りすぎ予防③】毎日体重を測定する

妊娠中に太りすぎることを防ぐための3つ目の方法は、毎日体重測定をすることです。毎日体重測定をして、体重の増加量を把握することで、太りすぎの傾向が見られた場合にすぐにダイエットをしなくては、という意識を持つことができます。

毎日の体重測定では、なかなか体重の変化を実感することはできません。そこで1か月に1度とか1週間に1度、妊娠月数ごとの理想的な体重増加の目安の範囲内に収まっているかどうかを確認してみましょう。

その目安の範囲に収まっていれば安心ですし、もしも急激な体重増加がみられた場合には、その原因を考えて、食生活を見直したり、運動を始めたりしてみましょう。

【太りすぎ予防④】総カロリーを抑制する

妊娠中に太りすぎることを防ぐための4つ目の方法は、総カロリーを抑制することを考えましょう。これは食べつわりの人や、1度に食べられる食事の量が減って、1日の食事の回数を増やした人は特に考えなくてはいけません。

食べつわりの人や、食事の回数を減らした人は、ついついダラダラ食べになりがちな傾向があります。しかしダラダラ食べ続けると、1日の総カロリーがオーバーし妊娠中の太りすぎの原因となってしまいます。

そこで、1日の総カロリーをしっかりと考えて、その中でダラダラ食べをしていてもつじつまを合わせられるように考えることが大切です。

満腹中枢を刺激するために1回に噛む回数を増やすとか、低カロリーなモノを食べるようにすると言った工夫をしましょう!!

【太りすぎ予防⑤】野菜や海藻を増加する

妊娠中に太りすぎることを防ぐための5つ目の方法は、食事に野菜や海藻を増やすことです。妊娠するとどうしてもお腹が空いてしまいます。

やはり赤ちゃんを育てるのと出産に必要な体力を蓄えるのに、つわりが終わるとひたすら食べたくなるものです。そこで食事のときにはついつい高カロリーな炭水化物やお肉に手を伸ばしたくなりますが、そうすると太ってしまいます。

食事に野菜や海草を増やして、食事の総カロリーを抑えるようにしましょう。温野菜や野菜やわかめをたっぷりと入れたスープなど、かさがあって満腹感を得られて、しかもカロリーも抑えられるメニューを工夫することが大切です。

【太りすぎ予防⑥】水かお茶を飲む

妊娠中に太りすぎることを防ぐための6つ目の方法は、飲み物はコーヒーや紅茶にお砂糖を入れることを控えたり、ジュースを飲むのを辞めたりし、カロリーがゼロの水かお茶を飲むようにしましょう。

炭酸飲料や清涼飲料に入っている砂糖は特に体に吸収されやすいので、カロリーオーバーになりやすく、妊婦糖尿病の原因となります。

ダイエットコーラやダイエットシュガーならいいだろうと思う人もいるでしょうが、ダイエットコーラやダイエットシュガーを入れたお茶を妊娠中に母親が飲んでいた子供の場合、7歳での肥満率はそうではない子供の2倍も高いという研究結果もあります。

ごくたまに嗜好品として飲むにはそれほど影響はないでしょうが、毎日のように甘いジュースやダイエットシュガーであってもお砂糖やシュガーを使うことは控えましょう。

妊婦が安心して飲めるオーガニックのマタニティハーブティーなどもおすすめです。

妊娠中の妊婦のダイエットは安全第一で!

ここまでは妊娠中に太ることを予防するための方法についてみてきました。妊娠中に太りすぎないように気を付けることは大切ですが、気が付いたらすでに太ってしまっていたり、妊娠前から太りすぎていたりする場合には、妊娠中にダイエットが必要になります。

とはいっても、妊娠していない時のように、ジョギングや過激な筋トレをするわけにはいきません。お腹の赤ちゃんに影響が無いように、安全第一に行わなくてはいけません。

ダイエットサプリは使っても大丈夫?!

ここでダイエットが必要だと思ったら、ダイエットサプリを使いたい!と考える人も出てくるかもしれません。ダイエットサプリというのは妊娠中に使っても大丈夫なものなのでしょうか?!

ダイエットサプリの注意書きに妊娠中の使用はOKと書いてあれば使えないものはないでしょう。しかし基本的に妊娠中にダイエットサプリの利用はNGだと考えて下さい。というのはダイエットサプリの多くが体の代謝を変化させる作用を持っているからです。

糖の吸収を抑えるサプリとか、脂肪を燃焼しやすくするサプリがありますが、そういったものは身体の中で起こる化学変化である代謝をサプリの力で変化させて起こしています。妊娠すると、妊娠を継続させたり、出産の準備を整えたりするために、身体の中の代謝が変化します。

そこに対して、ダイエットサプリによる代謝の変化がどのように影響を与えるのかは正直分かりません。お腹の赤ちゃんの発育にも影響を与える場合があります。

妊娠中にサプリを使いたい場合は、足りない栄養素を補うサプリの使用の程度にして、安易にダイエットサプリを利用するのはやめておきましょう。ダイエットサプリに頼らず、自分の力・夫婦の協力でできるダイエット方法を試してみてください。

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【ダイエット法①】おやつはヘルシーに!!

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