記事の目次
- 1.【妊娠2ヶ月】妊娠判明
- 2.【妊娠2ヶ月】妊娠はどう数える?
- 3.【妊娠2ヶ月】妊娠2ヶ月の体温
- 4.【妊娠2ヶ月】妊娠検査薬で陽性なら病院へ
- 5.【妊娠2ヶ月】検査で確認できない事も
- 6.【妊娠2ヶ月】子宮外妊娠
- 7.【妊娠2ヶ月】妊娠2か月の胎児
- 8.【妊娠2ヶ月】妊娠4週目
- 9.【妊娠2ヶ月】妊娠5週目
- 10.【妊娠2ヶ月】妊娠6週目
- 11.【妊娠2ヶ月】妊娠7週目
- 12.【妊娠2ヶ月】エコーでは何が分かるのか?
- 13.【妊娠2ヶ月】妊娠2か月でお腹は大きくなる?
- 14.【妊娠2ヶ月】つわり
- 15.【妊娠2ヶ月】つわり対策
- 16.【妊娠2ヶ月】葉酸を積極的に
- 17.【妊娠2ヶ月】貧血に注意
- 18.【妊娠2ヶ月】流産のリスク
- 19.【妊娠2ヶ月】アルコール・タバコは控えましょう
- 20.【妊娠2ヶ月】まとめ
【妊娠2ヶ月】葉酸を積極的に
妊娠初期は脳や脊椎、肺など生きていくうえで大変重要な器官が急ピッチで作られていく大切な時期。
この時期に一番摂ってほしい栄養素が「葉酸」です。
葉酸がこの時期不足すると神経管閉鎖障害をひきおこす原因となり、大切な赤ちゃんに障害が出る確率が高くなります。
神経管閉鎖障害で起こる障害としては「二分脊椎症」や「無脳症」が考えられます。
二分脊椎症は脊椎の形成が未熟になり、運動障害や排せつ障害を負う可能性があります。
また無脳症は脳が成長しない状態。
死産の確率が高まりますし、生まれても深刻な障害を負うことになってしまいますから、妊娠初期、生命維持に最重要の器官が形成されるこの時期には葉酸をしっかりと摂ることが推奨されています。
■参考記事:葉酸はいつからいつまで摂るべき?コチラもチェック!
【妊娠2ヶ月】貧血に注意
妊娠すると妊娠初期のころはまだ良いのですが、妊娠中期から後期にかけて必要な鉄分の量が妊娠していない人に比べて2倍以上に増加します。
日本人の成人女性はもともと貧血気味の人が多いため、妊娠初期から貧血にならないように、またこれ以上貧血が進行しないように積極的に鉄分を摂る必要があります。
妊娠後期に貧血状態だと出産時に大量出血したり、出血が止まらなくなるなど、母子ともに大変危険な状態に陥るリスクが高まるため、鉄剤注射や鉄剤の点滴に通うことになります。
出産までに貧血を判断するヘモグロビン値を正常値に戻す必要があるので、妊娠初期から貧血対策はするべきです。
妊婦におすすめの鉄剤サプリや、胎児の発育に欠かせない葉酸が一緒に配合された鉄剤サプリも市販されていますから、日頃から貧血気味の人はサプリで補いましょう。
■参考記事:妊娠初期の貧血対策、コチラも参照!
【妊娠2ヶ月】流産のリスク
妊娠初期は流産のリスクが一番高い時期です。
といっても妊娠初期の流産は染色体異常など、仕方がない場合がほとんど。
流産すると心情的に自分を責めてしまうママが多いのですが、染色体異常の場合は何をしても流産という結果になってしまうので、気に病まないでください。
流産の危険性があるときには出血や腹痛の症状が現れます。
・下腹部に腹痛やハリを感じる
・腹痛と一緒に腰痛もする
・腹痛がお腹全体でなく下腹部でひどい生理痛のような感じがする
・出血がある
このような症状の場合はすぐに病院で受診しましょう。
出血単体であれば、妊娠中に少量の出血を確認することは珍しい事ではありません。
着床するときにおこる着床出血もあれば、内診や夫婦生活で敏感になり出血することも考えられます。
出血だけで妊娠継続が難しくなることはないのですが、出血と腹痛がセットになると心配です。
出血を伴わない腹痛の場合は少し横になって、楽にしましょう。
それでも腹痛が収まらない場合は受診を。
腹痛のない出血も心配はいらないのですが、稀に危険なケースもありますから念のため受診する方がよいかもしれません。
また、流産しかかっていても、早めに受診すれば薬の服用や点滴、さらには安静にするため一時入院などで流産を未然に防ぐこともできます。
染色体異常の場合、流産を防ぐことは難しいですが、それ以外の場合にはハリ止めの点滴や薬の服用、さらには手術で子宮口を閉じることによって流産を防ぐことも可能です。
流産を防ぐ対処はしても、自分でも気をつけないと元も子もありませんから、ドクターのOKが出るまで自宅でも安静にしておく必要があります。