妊婦は葉酸をいつからいつまで摂るべき?おすすめサプリや食べ物は?

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妊娠・妊婦に必要不可欠!葉酸はいつからいつまで摂るべき?

葉酸が妊娠中の女性に必要不可欠な成分であることは、数々の研究結果からわかっており、厚生労働省でも葉酸の重要性が謳われています。

妊娠中に葉酸を摂るのは広く知られたところですが、妊娠中のどの時期から、つまりいつからいつまで摂るべきか知らない、という妊婦さんも多いのではないでしょうか?

葉酸は特に、妊娠4~6週目に必要とされています。

ただ、その頃からぴったり飲み始めるのも難しいので、「いつから摂るのがいい?」という問いに関しては、妊娠前から飲むことが一般に勧められています。

つまり、「妊娠してるかも」「妊活している」といった時期から、摂るのがベストなのです。大体妊娠の1ヶ月ほど前ですね。

そして、いつまで摂るかに関しては、妊娠初期の15週目までが特に必要とされています。

しかし、葉酸は妊娠中全般で健康リスクを下げる効果があるので、妊娠中期・後期、そして赤ちゃんを産んだ授乳中も飲み続けることが勧められています。

葉酸をいつからいつまで摂るべきかをまとめると、妊娠がわかる1ヶ月ほど前から、授乳期間が終わるまでということになります。

葉酸をいつからいつまで摂るべきかわかったところで、次項では妊娠中・妊活中の女性に葉酸が必要な理由を挙げていきます。

妊娠前・妊婦にどうして葉酸は必要?1

【赤ちゃんの健康リスクを防ぐ】

妊娠中に葉酸を摂るべき理由その1は、赤ちゃんの健康リスクを防ぐことです。

葉酸が不足すると、奇形児が生まれやすいという話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?赤ちゃんの脳や脊椎が作られる妊娠初期に、神経管がふさがることで起こる「神経管閉鎖障害」と呼ばれる先天性障害があります。

無脳症や脳瘤などはその代表的な障害です。いつからいつまで葉酸を摂取すべきかで、特に妊娠初期である4週目から6週目が大切と言われているのは、この先天性障害のリスクを防ぐためなのです。

妊娠初期に葉酸をしっかり摂ることで、先天性障害のリスクを80%ほども減らすことができると言われています。厚生労働省でも、妊娠初期における葉酸の重要性が呼びかけられています。

妊娠前・妊婦にどうして葉酸は必要?2

【流産のリスクを減らす】

妊娠中に葉酸を摂るべき理由その2は、ママの流産リスクを減らすことです。

妊娠初期は、何気に肉体的にも精神的にも体力を使っています。それゆえ、妊娠していない時の倍ほどの葉酸が消費され、血液が不足する傾向があります。

さらに葉酸の摂取量も少ないと、血液量も足りなくなってしまいます。

そうするとホモシステインという必須アミノ酸の血中量が増え、赤ちゃんへ十分な栄養や血液が行き渡らなくなります。

葉酸をきちんと摂ることは、貧血予防にもなります。赤ちゃんにしっかり栄養や血液を送り、ママの健康状態も維持して流産のリスクを減らすには、葉酸をしっかり摂る必要があります。

妊娠前・妊婦にどうして葉酸は必要?3

【受精卵を着床しやすくする】

妊娠中に葉酸を摂るべき理由その3は、受精卵を着床しやすくすることです。

特に35歳以上ともなれば、受精卵が子宮に着床する確率が30代前半と比べて、グンと下がっていると考えられます。高齢出産になる女性は、少しでも子宮内環境を整え、受精卵を着床しやすくしておく必要があるのです。

葉酸を摂取することで、血液を増やしたり細胞分裂を促す効果があります。そうすると子宮内膜も強化され、受精卵が着床しやすく、かつ守られやすくなります。

子宮内膜を強化するなら、葉酸をいつからいつまで摂取すると決めるよりは、妊娠中はずっと飲むのがいいですね。

妊娠前・妊婦にどうして葉酸は必要?4

【貧血改善】

妊娠中に葉酸を摂るべき理由その4は、貧血を改善するためです。

妊娠中は、赤ちゃんに栄養や血液をたくさん送ってあげなければなりません。また、赤ちゃんがママのお腹の中で成長するには、大量の鉄分が必要とされています。

葉酸には、ビタミンB12と同じく血液量を増やす効果があります。

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