母乳はいつまであげるべき?理想は?

赤ちゃんに初めて母乳をあげたときの感動は一生モノです。でも赤ちゃんはいつまで母乳を必要としているのでしょうか?仕事で卒乳時期を早く計画したい方もいます。母乳はいつまであげるべきか疑問を解くために理想的な卒乳の時期や母乳と育児ミルクについて説明します。

母乳はいつまであげるべき?理想は?のイメージ

目次

  1. 母乳を卒業する時期は?理想の時期を考えよう!
  2. 【母乳はいつまで?】母乳をあげる意味は?
  3. 【母乳はいつまで?】育児用ミルクと母乳の違いは?
  4. 【母乳はいつまで?】日本の卒乳時期は?
  5. 【母乳はいつまで?】世界の卒乳時期は?
  6. 【母乳はいつまで?】理想的な卒乳・断乳の時期は?
  7. 【母乳はいつまで?】母乳を続けるメリット
  8. 【母乳はいつまで?】メリット①産後の回復を早める
  9. 【母乳はいつまで?】メリット②乳がんになりにくくなる
  10. 【母乳はいつまで?】メリット③マタニティーブルーの回避
  11. 【母乳はいつまで?】メリット④ダイエット効果
  12. 【母乳はいつまで?】母乳を続けるデメリット
  13. 【母乳はいつまで?】デメリット①ダイオキシンによる影響
  14. 【母乳はいつまで?】デメリット②感染症による影響
  15. 【母乳はいつまで?】離れていても母乳はあげられる?
  16. 【母乳はいつまで?】母乳の保存方法と保存期間
  17. 【母乳はいつまで?】保存した母乳の授乳方法
  18. 【母乳はいつまで?】母乳とミルクの混合でもOK?
  19. 【母乳はいつまで?】育児用ミルクの種類
  20. 【母乳はいつまで?】離乳食が完了すれば卒乳?
  21. 【母乳はいつまで?】母乳が多い・少ない人の差は?
  22. まとめ

母乳を卒業する時期は?理想の時期を考えよう!

母乳を最低でもいつまであげるべきか?お母さんは悩みますよね…
妊娠中は赤ちゃんが欲しがるのであればいつまでもあげると考えていても、仕事の復帰や色々な条件で育児用ミルクに切り替えなければならないというケースもあると思います。
最低いつまで母乳が必要なのか知っておきたいですよね。

そこで、赤ちゃんにとって母乳がどれだけ重要であるかと共に、最低いつまで母乳をあげるべきか国内の平均、世界の平均を参考にしてみましょう。
合わせて、母乳や育児用ミルクについての情報もご紹介します。

お母さんにもそれぞれの生活や目標があります。
ご自身と赤ちゃんにあった形で卒乳を迎えることがベストですよ。

卒乳が早い、遅いはお母さん赤ちゃんの組み合わせそれぞれですが母乳には大切な意味もあるのでご説明します。

【母乳はいつまで?】母乳をあげる意味は?

母乳をあげることで赤ちゃんにとって理想的な栄養を多くあげることができるからです。
母乳にはタンパク質、脂肪分、乳糖、ビタミン類、ミネラル、塩分、ホルモン酵素…
多くの栄養が赤ちゃんの消化・吸収しやすい性質で含まれています。

産まれた時点で母乳はその子にあったスペシャルメニューに変わるのをご存知ですか?

未熟児を産んだお母さんの母乳には未熟児の成長に必要なたんぱく質や電解質が豊富に含まれます。
成熟して産まれた子を持つお母さんの母乳とは全く成分がことなります。

また、赤ちゃんを健康に保つための豊富な免疫物質が含まれます。
通常の母乳(=成乳)に含まれる免疫物質は白血球、ラクトフェリン、グロブリンA(分泌型免疫IgA)、グロブリンGなどです。

もちろん成乳も大切ですが、重要なのは出産してから2~3日の母乳です。
この母乳は「初乳」とよばれいつまでも出るものではありません。
分泌量は少ないですが黄色くこってりと濃厚です。
初乳はグロブリンA、白血球などの免疫物質が成乳の100倍の濃度で含まれているのですよ。

初乳をあげることでこれらの免疫が胃や粘膜から赤ちゃんの体に広がってゆき、免疫力を調整して、抗菌・抗ウイルス作用を発揮します。

「母乳をあげて育てる赤ちゃんは丈夫」といわれますがそれは「初乳」を飲むことが最低条件です。

さらに、赤ちゃんが風邪をひくとお母さんの母乳から風邪のウイルスを倒す抗体が出るという調査結果もあります。
母乳をあげていると薬の飲めない赤ちゃんの病気の進行を抑えることができると考えられます。

母親の体は赤ちゃんが飲む限りいつまでも母乳を生成します。
1歳を過ぎて飲んでいる母乳にも成乳に含まれる免疫物質が豊富に含まれます。
母乳をあげることで子供の体を健康に保ってくれますよ。

【母乳はいつまで?】育児用ミルクと母乳の違いは?

大きな違いは母乳には理想的な栄養の他にもホルモンや酵素、免疫物質が含まれていることです。
母乳に含まれる免疫物質は赤ちゃんの体を細菌やウイルスから守ります。
免疫物質を多く含む初乳は最低限飲ませてあげて下さいね。

栄養面で考えると、育児用ミルクの品質は向上しており、母乳と比べても大きな差はありません。
ただ、母乳のほうが未熟な消化機能でも消化吸収がしやすい成分です。

育児用ミルクはあくまで母乳の代用品です。
少ししか出なくても母乳をあげて、どうしても足りないというケースで育児用ミルクを補助食としてあたえるようにして、育児用ミルクだけで育てることはあまり推奨されていない傾向が強いです。

ただし、育児ミルクにも利点はあります。
誰でも授乳できるので育児の喜びを父親が感じることもでき、育児の負担が母親に集中することを回避できます。
母親が病気の薬を飲むことも可能です。
また、母乳のように消化が良くは無いので腹もちが良く、夜もしっかり眠ってくれることが多いです。

母乳をあげる行為は母親の愛情や責任を強くさせて母親の自覚を持つために重要です。
赤ちゃんと触れ合うことで絆も深まり、赤ちゃんは母親に抱かれることで安心を得ることができます。

【母乳はいつまで?】日本の卒乳時期は?

日本では1歳を過ぎること卒乳を考え出す方が多いです。
あるアンケート結果で日本の平均的な卒乳時期を調査したところ、1歳1ヵ月の回答が一番多く36%でした。
次に7ヵ月~1歳が27%、1歳7ヵ月~2歳は19%という結果でした。

最近は長期の母乳育児が推奨されていますが、数年前までは母子手帳に1歳頃までに離乳を完了させるようにと書かれていたことが要因かもしれません。

他にも要因はいつくかあります。
1歳を過ぎると母乳の栄養が無くなるという迷信が広まったこと。
離乳食が1日3回になり栄養補給のメインを離乳食へ切り替える必要があること。
産休が1歳の誕生日までという会社が多いことなど…

個人的には1歳は早かったです。
私の子供は自ら1歳で「母乳はいらない」と口を開けなくなりました。
離乳食がおいしかったようです。
妊娠中からの理想として最低でも2歳まで母乳をあげたかったので、母親の私がとても寂しかったです。

【母乳はいつまで?】世界の卒乳時期は?

世界の卒乳時期は、実は日本と比べるとゆっくりしています。

世界の平均は4歳2ヶ月といわれています。
また、WHOやユニセフの理想は平均より短いですが「十分に食べ物を補いながら最低でも2歳以上まで母乳育児を続けるように」と提言しています。

日本は世界に比べると食糧が豊富です。
調理器具や環境が整っているので卒乳して離乳食の時期になっても栄養のある食事をあげることができます。
赤ちゃんでも問題ない飲料水が販売されており、水道水を与えても衛生面で問題が無いので卒乳後も十分な水分補給が可能です。
おかげで、卒乳が早くても栄養失調の心配がないのです。

世界では赤ちゃんにとって安全な食料や、清潔な飲み物が手に入らない場所もあります。
そのため、赤ちゃんに安全で理想的な栄養をあげるために卒乳時期が遅くなっていることが考えられます。

世界平均と日本平均を比べて卒乳時期が早いことは、環境が整っていて幸せなことかもしれません。
でも、世界の平均が長いといっても4歳過ぎまでです。
いつまでも続くわけではないので、母乳の栄養や免疫物質を考えると日本の平均卒乳時期はもう少し遅くなった方が良い気がしてきます。

【母乳はいつまで?】理想的な卒乳・断乳の時期は?

日本の卒乳時期の平均と世界の卒乳時期の平均を比べると、日本は早すぎる、世界は遅すぎる、といったイメージです。
理想的にはその間をとって2~3歳の間に卒乳するのがベストな時期だと考えられます。

母乳の栄養や免疫物質の豊富さと、母親と子供のコミュニケーションについて考えていつまで母乳をあげることが理想的か考えてみても幼稚園に入る前の2~3歳がいいと考えられます。

何か事情があってどうしても断乳しなければならない場合は最低でも初乳だけは与えた後に断乳しましょう。
昼間赤ちゃんと離れるので授乳ができないのであれば搾乳しましょう。
空いている時間に搾乳して昼間はお世話を頼む人に温めてあげてもらうようにすれば母乳育児はいつまでも続けられます。

事情は無く、いつまで母乳をあげようかなと卒乳時期に悩んでいるのなら理想的な卒乳時期と考えられる2~3歳まで母乳育児を続けましょう。

それぞれの考えはありますが、WHOやユニセフでも最低でも2歳までは母乳をあげたほうが良いと提言しています。

最低でも2~3歳までと考えて、より長く母乳を続けても大丈夫です。
授乳は赤ちゃんとの大切なスキンシップです。
長くても世界の平均のように4年ぐらいです。

いつまでも続くわけではないので赤ちゃんのペースに合わせて赤ちゃんが自分から離れるまで続けてあげましょう。

■参考記事:赤ちゃんの人見知り期間って?気になったらコチラも参照!

赤ちゃんが人見知りの時期はいつからいつまで?3ヶ月、4ヶ月で始まる?

【母乳はいつまで?】母乳を続けるメリット

赤ちゃんへのメリットはお伝えした理想的な栄養や免疫物質を摂取、母親に触れることの安心感の他にもたくさんあります。

育児用ミルクと違って準備する必要がないので赤ちゃんがお腹をすかせたタイミングですぐ母乳を飲むことができます。
母乳を吸うことであごの発達が優れ、離乳食でのモグモグやゴックンが上手になります。
母乳には「レプチン」という成分が含まれ、赤ちゃんの体内の脂肪細胞を増やさないように働きかけるので赤ちゃんの肥満防止にも役立ちます。

そして、母乳育児を行うことは母親にとってメリットがあります。
女性の体のためになるメリットを4つご紹介します。

【母乳はいつまで?】メリット①産後の回復を早める

母乳育児は産後の回復を早めます。

赤ちゃんと触れ合うことで刺激を受けて「オキシトシン」というホルモンが分泌されて母乳が生成されます。
母乳が多い人は経験したことがあると思いますが、赤ちゃんの泣き声で母乳が噴き出すことありますよね。
これが「オキシトシン反射」と呼ばれる作用で、このホルモンの分泌に母乳は乳糖から排出されます。

このオキシトシンは産後の子宮収縮をすすめて出血を減らす効果もあります。
おかげで産後の子宮復古が早くすみ、体調回復に役立ちます。

■参考記事:オキシトシンとは?コチラも参照!

オキシトシンとは?効果は何?食べ物で増やすことができるの?

【母乳はいつまで?】メリット②乳がんになりにくくなる

母乳を出すことで「ホルモン受容体陽性乳がん」と呼ばれる特定の乳がんの発生リスクを下げる効果があります。

ホルモン受容体陽性乳がんは乳がん全体の80%を占めるもので、女性ホルモン「エストロゲン」の影響を受けて増殖します。
エストロゲンの分泌が続く状態が長ければ長いほど、乳がんのリスクが上がります。

授乳中はエストロゲンの分泌が低下します。
その影響で、生理も止まりますよね。
そのため、授乳をするとホルモン受容体陽性乳がんにかかるリスクが低下します。

母乳を与えたからといっていつまでも効果があるわけではありませんが、生理が再開するまではリスクが低くなると考えて下さい。

【母乳はいつまで?】メリット③マタニティーブルーの回避

マタニティーブルーは妊娠中と産後と両方あります。
オキシトシンにはリラックス効果も含まれており、母乳育児のお母さんはマタニティーブルーにかかりにくい傾向があります。

マタニティーブルーは産後1週間ほどに見られる一過性の症状でいつまでも続くわけではなく最低でも1~2週間で治まります。
産後のホルモンバランスの変化や慣れない子育てのストレスが原因で気分が落ち込んでしまいます。
産後の女性のうち30%がこの症状に悩まされるそうです。

いつまでも続く場合は「産後うつ」の可能性があるので医師に相談してみましょう。

■参考記事:子供に性格は遺伝する?気になったらコチラも参照!

性格は遺伝する?環境よりも遺伝で決まるの?

【母乳はいつまで?】メリット④ダイエット効果

母乳育児をすることで産後のダイエットがスムーズに行えます。
妊娠中は赤ちゃんを産めば体重は元にもとると思いがちですが、出産後もなかなか体重は減らないものです。

母乳をあげるためには1日に500カロリーを消費するといわれています。
無理なダイエットの必要もなく、何もしなくても産後のお腹が戻るのですからとても理想的です。

ただし、母乳をあげるためにお母さんは甘いものや油ものを無性に食べたくなることがあります。
そうするとダイエットの効果はマイナスです。
しかも、甘いものや油ものを食べると乳腺炎などのトラブルに見舞われる可能性もあります。

食事内容には気をつけるようにしましょう。

【母乳はいつまで?】母乳を続けるデメリット

母乳に危険が無いとはいいきれません。
妊娠中の過ごし方や、妊娠以前の生活環境、そして現在の環境によっては母乳自体が汚染されている可能性もあるからです。

その汚染物質が赤ちゃんにどのような影響を与えるかは、まだ解明されておらず調査がつづけられている状態です。

母乳をあげることで赤ちゃんに影響が出る可能性のある問題を2つご紹介します。

【母乳はいつまで?】デメリット①ダイオキシンによる影響

ダイオキシンは農薬や産業廃棄物の焼却によって発生した塩素化合物です。
いつまでも水にはとけませんが脂肪にはとけます。
体内に蓄積され、一部は肝臓から排出されますが腸から再吸収され完全に排出するまでに長い時間がかかります。
体に入ったダイオキシンが半分に減るまで7年かかり、いつまでも体の中で存在し続けます。

母乳には100ccに3g以上の脂肪が含まれます。
脂肪に溶けたダイオキシンが母乳から排出されて赤ちゃんが摂取してしまう可能性があります。

ダイオキシンの摂取経路は90%が魚介類、肉、乳製品、卵に由来する食べ物からです。
妊娠以前に食べたものでも蓄積されていると考えると、どなたでも危険性が考えられます。

【母乳はいつまで?】デメリット②感染症による影響

母親が妊娠前や妊娠中に血液の感染症である成人T細胞白血病(ATL)や後天性免疫不全症候群(エイズ)に感染している場合は、血液からつくられる母乳を介して原因ウイルスが赤ちゃんの体に侵入してしまいます。
すると、赤ちゃんは病気に垂直感染してしまうのです。

妊娠以前、最低でも妊娠初期には感染が判明していることが重要です。
適切な対応をとれていれば赤ちゃんへの感染率は1%以下となります。
その対応とは服薬、帝王切開での出産、育児用ミルクでの授乳です。

赤ちゃんの感染の最終判断は1歳6ヵ月の時点で感染していないことを確認するまで証明できません。
妊娠中も育児中も注意をして観察する必要があります。

【母乳はいつまで?】離れていても母乳はあげられる?

妊娠中の理想としては母乳をあげる計画でいても、生活環境によっては授乳が難しくなることもあります。
まだ月齢が低く、育児用ミルクに切り替えるのであれば上手に母乳を保存しておけばあげることができますよ。

本来は生ものですから赤ちゃんにすぐあげることが望ましいです。
母親が赤ちゃんから離れなければならないという理由であれば、事前に搾乳して保存した母乳を飲ませてあげることも可能です。

他の人に赤ちゃんのお世話をお願いするとき、保育園やシッターさんであればプロですから冷凍母乳のことは理解しています。

問題は、父親や祖父母です。
注意点を説明して、理想的な栄養たっぷりの母乳を飲ませてあげて下さいね。

保存する方法や期間、飲ませる方法をご紹介します。

【母乳はいつまで?】母乳の保存方法と保存期間

まずは搾乳します。
手で搾乳する場合は母乳を入れるための耐熱ガラスもしくは耐熱の哺乳瓶を用意してください。
搾乳器があるのであれば専用の容器があるのでそれを使いましょう。
容器は熱湯消毒を必ずしてください。

消毒後の容器に母乳を搾ってためます。

ガイドラインでは常温保存であれば容器のまま19~26℃で6時間は保存できると定められています。
ですが、細菌の繁殖や衛生面を考えると最低でも30分以内にあげることが理想的です。
30分以上たってからあげる場合は蓋をして冷蔵庫で保存したほうが無難です。

冷凍する場合は母乳を市販されている母乳保存用ジッパーつき袋に1食ごと小分けします。
搾乳日を明記することができるので日付を忘れずに書きましょう。
後は冷凍庫にできるだけ平らにして入れて下さい。

ガイドラインでは冷凍保存であれば4℃以下で3~8日間保存ができると定められています。
しかし、一般的な家庭用冷蔵庫は詰め込み具合や開閉時間によって1~5℃と温度が変化します。
母乳を保存する場合は今日の分は今日あげると決めて、最低でも24時間以内にあげるようにしましょう。

【母乳はいつまで?】保存した母乳の授乳方法

室温または冷蔵保存の場合は湯せんにかけて人肌に戻します。

冷凍保存の場合は自然解凍させるか、流水で解凍してから清潔な哺乳瓶に移して湯せんにかけて人肌まで温めましょう。

50℃以上の熱いお湯や直火、電子レンジを使って加熱することは避けて下さい。
母乳の成分が破壊され分離してしまいます。
せっかくの理想的な栄養が台無しですよ。

冷凍保存していた母乳を解凍したときは最低でも10時間以内に使い切りましょう。
また、再冷凍は決してしないようにして下さいね。

【母乳はいつまで?】母乳とミルクの混合でもOK?

母乳だけではいつまでも子供の体重増えず、平均体重から下に入ってしまう。
そんな時は育児用ミルクに切り替えるか悩みますよね。

お医者さんも、体重が平均より下がるとミルクをたすように指導します。
でも理想的な母乳の栄養や免疫を与えてあげたいですよね。

そういったときは育児用ミルクと母乳の混合でも免疫物質を与えることができますよ。
両方あげることは「混合育児」と呼ばれています。

混合育児は母乳の出が少ないお母さんや、妊娠前や妊娠中から体調や体質に問題があったお母さんが上手く赤ちゃんを育てるために有効な手段です。

育児用ミルクと母乳の割合はそれぞれで、平均的な割合はありません。
母乳をあげてすぐ赤ちゃんが口をパクパクしたり、30分以内に泣きだしたりする場合は母乳が足りていないサインなので育児用ミルクをあげましょう。

ただし、育児用ミルクをあげすぎると赤ちゃんのお腹が減らずに次の授乳まで時間が空いてしまうことがあります。
授乳間隔は最低でも3時間を目指して、赤ちゃんが満足しすぎない育児ミルクの量をあげるようにして下さい。

赤ちゃんに飲んでもらうことで母乳は生成されます。
3時間以上あけると母乳の生成が減ってしまうので注意してくださいね。

【母乳はいつまで?】育児用ミルクの種類

育児用ミルクには色々な種類があります。
育児用ミルクは牛乳の成分を人に合わせて調整したもので、新生児から離乳食の時期まで活用することができます。

特別なケースの育児に開発された育児用ミルクもあるのでご紹介します。

①低出生体重児用粉乳

低体重で生まれた新生児に向けて開発された育児用ミルクです。
低出生体重児は2500g未満で産まれた赤ちゃんです。

少量でも栄養が豊富で体重が増加しやすく、未熟な消化器官でも負担がかからないように調整されたミルクです。

②フォローアップミルク

離乳食を食べだす頃、離乳食だけでは栄養が不足してしまうので補強するためのミルクです。

この頃は牛乳を摂取することも可能ですが、月齢が低い赤ちゃんは消化機能が未熟であるため牛乳でお腹を壊すこともあります。
なので、フォローアップミルクをあげることが多いです。

③アレルギー調整粉乳

牛乳がアレルゲンとなる赤ちゃんもいます。

兄弟にそういった子供がいる場合、赤ちゃんのうちに牛乳を摂取すると牛乳アレルギーになってしまう可能性があります。
そこで、牛乳のたんぱく質を細かく分解したペプチドミルクを与えます。

④大豆タンパク調整乳

牛乳たんぱく質に対するアレルギーを持つ赤ちゃんにあげるミルクです。
大豆を原料としているのでアレルギーを心配しないで済みます。

⑤無乳糖ミルク

赤ちゃんが乳糖不耐症の場合は育児用ミルクや母乳の乳糖を分解できず下痢を起こしてしまうことがあります。

乳糖を含まない無乳糖ミルクをあげることで下痢を抑えることができます。

【母乳はいつまで?】離乳食が完了すれば卒乳?

月齢に合わせた離乳食、初めての子供だと本に頼って焦りますよね。
ですが、赤ちゃんが離乳食を食べないからと断乳を考えることはやめましょう。

母乳から乳糖、カルシウム、ミネラルなどの豊富な栄養を摂取しているからお腹がすかないので離乳食が進まないのかも?と考えてしまいます。
そこで突然断乳して離乳食をあげると急激な栄養不足で成長に影響が出る可能性がありますよ。

食べることに慣れていないと偏食になりがちです。
食べやすいうどんやご飯ばかりとなってしまうと成長曲線のぎりぎり下を進むことになってしまいます。

最低限の栄養は必要です。
理想的な栄養を含んだ母乳をあげながら食べることに慣れさせる努力をしましょう。
パパ、ママが食べていると子供は欲しがるものです。
一緒に食事して同じものを分けるようにして離乳食を進めて行きましょう。

【母乳はいつまで?】母乳が多い・少ない人の差は?

体質で母乳が出ない人の割合は1%ほどです。
最初からきちんと手入れすれば平均的な女性であれば母乳が出ます。

産後に助産師さんに行ってもらう母乳マッサージはこれでもかともみ倒すので痛さに耐えきれず手入れを行わないと母乳はうまく出てきません。
最低でも一週間は痛さを我慢して母乳マッサージを続けましょう。

そして、疲労やストレスは母乳の量に大きく影響を与えます。
不安症で、出ないかもしれない…と考えてしまう人は母乳が少なくなります。
気にせず、マッサージをしてこれは出るぞ!と思っている人は母乳が多いです。
これはストレスによってホルモンバランスが変わることが原因かもしれません。

妊娠後期、分娩時にピークを迎える「プロラクチン」は母乳を生成するホルモンです。
プロラクチンが作用して、乳腺では母乳が生成されます。
ストレスで分泌が滞ると母乳は生成されません。

また、プロラクチンは産後減少しますが赤ちゃんが乳首を吸うことで再分泌されます。
母乳が出ないから育児用ミルクに切り替えるのではなくて、出なくても赤ちゃんに乳首を吸わせるようにしてホルモンの分泌をうながしましょう。

母乳を乳頭から押し出すためにはオキシトシンも必要です。
オキシトシンの分泌が滞ると母乳の押し出しが弱まり排出される母乳が少なくなってしまいます。

まとめ

母乳をいつまで続けるかはお母さん次第です。

妊娠前や妊娠中は母乳を続ける理想を持っていても、出産後に母乳が出ない人もいれば、色々な事情で断乳しなければならない人もいます。

それでも、初乳だけはきちんとあげて下さいね。
お母さんと誕生したばかりの赤ちゃんが初めて行うスキンシップを楽しみましょう。

母乳についてもっと情報を知りたいアナタに!

母乳はいつまで出るの?卒乳・断乳後にいつ止まる?
母乳はいつから出るの?産後に母乳が出ない時の原因と対処法は?
母乳とアレルギーの関係!母乳育児は赤ちゃんのアレルギーに影響なし

関連するまとめ

人気の記事
人気のあるまとめランキング
新着一覧
最近公開されたまとめ