記事の目次
- 1.母乳を卒業する時期は?理想の時期を考えよう!
- 2.【母乳はいつまで?】母乳をあげる意味は?
- 3.【母乳はいつまで?】育児用ミルクと母乳の違いは?
- 4.【母乳はいつまで?】日本の卒乳時期は?
- 5.【母乳はいつまで?】世界の卒乳時期は?
- 6.【母乳はいつまで?】理想的な卒乳・断乳の時期は?
- 7.【母乳はいつまで?】母乳を続けるメリット
- 8.【母乳はいつまで?】メリット①産後の回復を早める
- 9.【母乳はいつまで?】メリット②乳がんになりにくくなる
- 10.【母乳はいつまで?】メリット③マタニティーブルーの回避
- 11.【母乳はいつまで?】メリット④ダイエット効果
- 12.【母乳はいつまで?】母乳を続けるデメリット
- 13.【母乳はいつまで?】デメリット①ダイオキシンによる影響
- 14.【母乳はいつまで?】デメリット②感染症による影響
- 15.【母乳はいつまで?】離れていても母乳はあげられる?
- 16.【母乳はいつまで?】母乳の保存方法と保存期間
- 17.【母乳はいつまで?】保存した母乳の授乳方法
- 18.【母乳はいつまで?】母乳とミルクの混合でもOK?
- 19.【母乳はいつまで?】育児用ミルクの種類
- 20.【母乳はいつまで?】離乳食が完了すれば卒乳?
- 21.【母乳はいつまで?】母乳が多い・少ない人の差は?
- 22.まとめ
■参考記事:オキシトシンとは?コチラも参照!
【母乳はいつまで?】メリット②乳がんになりにくくなる
母乳を出すことで「ホルモン受容体陽性乳がん」と呼ばれる特定の乳がんの発生リスクを下げる効果があります。
ホルモン受容体陽性乳がんは乳がん全体の80%を占めるもので、女性ホルモン「エストロゲン」の影響を受けて増殖します。
エストロゲンの分泌が続く状態が長ければ長いほど、乳がんのリスクが上がります。
授乳中はエストロゲンの分泌が低下します。
その影響で、生理も止まりますよね。
そのため、授乳をするとホルモン受容体陽性乳がんにかかるリスクが低下します。
母乳を与えたからといっていつまでも効果があるわけではありませんが、生理が再開するまではリスクが低くなると考えて下さい。
【母乳はいつまで?】メリット③マタニティーブルーの回避
マタニティーブルーは妊娠中と産後と両方あります。
オキシトシンにはリラックス効果も含まれており、母乳育児のお母さんはマタニティーブルーにかかりにくい傾向があります。
マタニティーブルーは産後1週間ほどに見られる一過性の症状でいつまでも続くわけではなく最低でも1~2週間で治まります。
産後のホルモンバランスの変化や慣れない子育てのストレスが原因で気分が落ち込んでしまいます。
産後の女性のうち30%がこの症状に悩まされるそうです。
いつまでも続く場合は「産後うつ」の可能性があるので医師に相談してみましょう。
■参考記事:子供に性格は遺伝する?気になったらコチラも参照!
【母乳はいつまで?】メリット④ダイエット効果
母乳育児をすることで産後のダイエットがスムーズに行えます。
妊娠中は赤ちゃんを産めば体重は元にもとると思いがちですが、出産後もなかなか体重は減らないものです。
母乳をあげるためには1日に500カロリーを消費するといわれています。
無理なダイエットの必要もなく、何もしなくても産後のお腹が戻るのですからとても理想的です。
ただし、母乳をあげるためにお母さんは甘いものや油ものを無性に食べたくなることがあります。
そうするとダイエットの効果はマイナスです。
しかも、甘いものや油ものを食べると乳腺炎などのトラブルに見舞われる可能性もあります。
食事内容には気をつけるようにしましょう。
【母乳はいつまで?】母乳を続けるデメリット
母乳に危険が無いとはいいきれません。
妊娠中の過ごし方や、妊娠以前の生活環境、そして現在の環境によっては母乳自体が汚染されている可能性もあるからです。
その汚染物質が赤ちゃんにどのような影響を与えるかは、まだ解明されておらず調査がつづけられている状態です。
母乳をあげることで赤ちゃんに影響が出る可能性のある問題を2つご紹介します。
【母乳はいつまで?】デメリット①ダイオキシンによる影響
ダイオキシンは農薬や産業廃棄物の焼却によって発生した塩素化合物です。
いつまでも水にはとけませんが脂肪にはとけます。
体内に蓄積され、一部は肝臓から排出されますが腸から再吸収され完全に排出するまでに長い時間がかかります。
体に入ったダイオキシンが半分に減るまで7年かかり、いつまでも体の中で存在し続けます。