記事の目次
- 1.母乳を卒業する時期は?理想の時期を考えよう!
- 2.【母乳はいつまで?】母乳をあげる意味は?
- 3.【母乳はいつまで?】育児用ミルクと母乳の違いは?
- 4.【母乳はいつまで?】日本の卒乳時期は?
- 5.【母乳はいつまで?】世界の卒乳時期は?
- 6.【母乳はいつまで?】理想的な卒乳・断乳の時期は?
- 7.【母乳はいつまで?】母乳を続けるメリット
- 8.【母乳はいつまで?】メリット①産後の回復を早める
- 9.【母乳はいつまで?】メリット②乳がんになりにくくなる
- 10.【母乳はいつまで?】メリット③マタニティーブルーの回避
- 11.【母乳はいつまで?】メリット④ダイエット効果
- 12.【母乳はいつまで?】母乳を続けるデメリット
- 13.【母乳はいつまで?】デメリット①ダイオキシンによる影響
- 14.【母乳はいつまで?】デメリット②感染症による影響
- 15.【母乳はいつまで?】離れていても母乳はあげられる?
- 16.【母乳はいつまで?】母乳の保存方法と保存期間
- 17.【母乳はいつまで?】保存した母乳の授乳方法
- 18.【母乳はいつまで?】母乳とミルクの混合でもOK?
- 19.【母乳はいつまで?】育児用ミルクの種類
- 20.【母乳はいつまで?】離乳食が完了すれば卒乳?
- 21.【母乳はいつまで?】母乳が多い・少ない人の差は?
- 22.まとめ
他にも要因はいつくかあります。
1歳を過ぎると母乳の栄養が無くなるという迷信が広まったこと。
離乳食が1日3回になり栄養補給のメインを離乳食へ切り替える必要があること。
産休が1歳の誕生日までという会社が多いことなど…
個人的には1歳は早かったです。
私の子供は自ら1歳で「母乳はいらない」と口を開けなくなりました。
離乳食がおいしかったようです。
妊娠中からの理想として最低でも2歳まで母乳をあげたかったので、母親の私がとても寂しかったです。
【母乳はいつまで?】世界の卒乳時期は?
世界の卒乳時期は、実は日本と比べるとゆっくりしています。
世界の平均は4歳2ヶ月といわれています。
また、WHOやユニセフの理想は平均より短いですが「十分に食べ物を補いながら最低でも2歳以上まで母乳育児を続けるように」と提言しています。
日本は世界に比べると食糧が豊富です。
調理器具や環境が整っているので卒乳して離乳食の時期になっても栄養のある食事をあげることができます。
赤ちゃんでも問題ない飲料水が販売されており、水道水を与えても衛生面で問題が無いので卒乳後も十分な水分補給が可能です。
おかげで、卒乳が早くても栄養失調の心配がないのです。
世界では赤ちゃんにとって安全な食料や、清潔な飲み物が手に入らない場所もあります。
そのため、赤ちゃんに安全で理想的な栄養をあげるために卒乳時期が遅くなっていることが考えられます。
世界平均と日本平均を比べて卒乳時期が早いことは、環境が整っていて幸せなことかもしれません。
でも、世界の平均が長いといっても4歳過ぎまでです。
いつまでも続くわけではないので、母乳の栄養や免疫物質を考えると日本の平均卒乳時期はもう少し遅くなった方が良い気がしてきます。
【母乳はいつまで?】理想的な卒乳・断乳の時期は?
日本の卒乳時期の平均と世界の卒乳時期の平均を比べると、日本は早すぎる、世界は遅すぎる、といったイメージです。
理想的にはその間をとって2~3歳の間に卒乳するのがベストな時期だと考えられます。
母乳の栄養や免疫物質の豊富さと、母親と子供のコミュニケーションについて考えていつまで母乳をあげることが理想的か考えてみても幼稚園に入る前の2~3歳がいいと考えられます。
何か事情があってどうしても断乳しなければならない場合は最低でも初乳だけは与えた後に断乳しましょう。
昼間赤ちゃんと離れるので授乳ができないのであれば搾乳しましょう。
空いている時間に搾乳して昼間はお世話を頼む人に温めてあげてもらうようにすれば母乳育児はいつまでも続けられます。
事情は無く、いつまで母乳をあげようかなと卒乳時期に悩んでいるのなら理想的な卒乳時期と考えられる2~3歳まで母乳育児を続けましょう。
それぞれの考えはありますが、WHOやユニセフでも最低でも2歳までは母乳をあげたほうが良いと提言しています。
最低でも2~3歳までと考えて、より長く母乳を続けても大丈夫です。
授乳は赤ちゃんとの大切なスキンシップです。
長くても世界の平均のように4年ぐらいです。
いつまでも続くわけではないので赤ちゃんのペースに合わせて赤ちゃんが自分から離れるまで続けてあげましょう。
■参考記事:赤ちゃんの人見知り期間って?気になったらコチラも参照!
【母乳はいつまで?】母乳を続けるメリット
赤ちゃんへのメリットはお伝えした理想的な栄養や免疫物質を摂取、母親に触れることの安心感の他にもたくさんあります。
育児用ミルクと違って準備する必要がないので赤ちゃんがお腹をすかせたタイミングですぐ母乳を飲むことができます。
母乳を吸うことであごの発達が優れ、離乳食でのモグモグやゴックンが上手になります。
母乳には「レプチン」という成分が含まれ、赤ちゃんの体内の脂肪細胞を増やさないように働きかけるので赤ちゃんの肥満防止にも役立ちます。
そして、母乳育児を行うことは母親にとってメリットがあります。
女性の体のためになるメリットを4つご紹介します。
【母乳はいつまで?】メリット①産後の回復を早める
母乳育児は産後の回復を早めます。
赤ちゃんと触れ合うことで刺激を受けて「オキシトシン」というホルモンが分泌されて母乳が生成されます。
母乳が多い人は経験したことがあると思いますが、赤ちゃんの泣き声で母乳が噴き出すことありますよね。
これが「オキシトシン反射」と呼ばれる作用で、このホルモンの分泌に母乳は乳糖から排出されます。
このオキシトシンは産後の子宮収縮をすすめて出血を減らす効果もあります。
おかげで産後の子宮復古が早くすみ、体調回復に役立ちます。