「つむぎ」の名前の漢字62選｜由来や込められた思いは？

「つむぎ」という名前は、女の子の名前でなじみがありますよね。近年名前ランキングの上位に「紬（つむぎ）」という名前が入るようになりました。「つむぎ」は人気が急上昇している名前なんですね。

どこか古風な印象で可愛らしく、音の響き自体も可愛いので「つむぎ」とひらがなのままでも素敵です。使用する漢字によって印象ががらりと変わるので、漢字によっては男の子につけることも◎

「つむぐ」という言葉から、糸や物語、歴史をつむぐ、といった、「繋がり」や「創り出していくこと」をイメージする方も多いでしょう。ロマンチックな名前でもありますね♪

【紬】
漢字の意味：紬糸で織られた絹織物、紬の生地を縫製した和服
漢字に込められた思い：気取らない美しさをもつ子に育ってほしい、上品な子に育って欲しい、大切なものを築き上げてほしい、

「紬」という漢字は、一文字で「つむぎ」と読む漢字です。この「紬」という漢字は、紬糸で織られた絹織物を指しています。紬の生地を縫製した和服を指す場合も。

もともとは普段着として着用されていましたが、江戸時代にはさりげなく趣味の良さを主張できる「粋な反物」として人気を博したと言います。

現在では世界一緻密な絹織物とも呼ばれ、「結城紬」を作り出す技術は国の重要無形文化財にも指定されています。そのため、気品ある美しいもの、というイメージがある漢字なのです。また、和服を指す漢字であるため、「古風」「日本風」といったイメージもあるでしょう。

【「紬」を使った名前　】
紬祈、紬木、紬希、紬妃、紬生
紬衣、紬稀、紬喜、紬姫、紬煌、紬綺
紬樹、紬紀、紬絆、紬季、紬貴、月紬

【紡】
漢字の意味：紡ぐ。麻や綿などを引きのばし、より合わせて糸にする。
漢字に込められた思い：いい縁や絆に恵まれてほしい、努力家で諦めない子に育ってほしい

「紡」という漢字は、動詞の「紡ぐ」に使われる漢字です。「紡ぐ」とは、麻や綿などを引きのばし、より合わせて糸にすることです。長い時間をかけて長い糸を生み出して行く作業は地道なイメージです。そのため、「辛抱強い」「努力家」というイメージがあります。

また「糸を紡ぐ」という意味から、縁や人との関係を連想させます。人との良い縁を紡ぎ、良い人生を紡いでほしいという想いを込めることもできるでしょう。

【「紡」を使った名前　】
紡祈、紡木、紡希、紡妃、紡生
紡衣、紡稀、紡喜、紡姫、紡煌、紡綺
紡樹、紡紀、紡絆、紡季、紡貴、月紡

【摘】
漢字の意味：（よいものを）選んで取り出す。つまみ出す。他人の悪をあらわす。あばき出す。
漢字に込められた思い：元気よく積極的な子に育ってほしい、正義感のある子に育ってほしい、可愛らしい子に育ってほしい

「摘」という漢字は、摘出、摘む（つむ）などに使う漢字で、つまみ出す、あばき出すなどの意味があります。「菜摘（なつみ）」という名前でもっとも馴染みがあるのではないでしょうか？

「元気がよい」「正義感が強い」などのイメージがある漢字ですね。また、草花や果実を摘むような可愛らしく女の子らしいイメージも強いです♡「摘みとってしまう」とイメージする方もいるかもしれませんが、「実ったものを摘みとって収穫する」とイメージすると素敵です。

【「摘」を使った名前　】
摘姫、摘祈、摘木、摘希、摘妃
摘衣、摘稀、摘喜、摘生、摘季
摘煌、摘樹、摘紀、摘綺、摘麦、摘夢希

【万】
漢字の意味：1000の10倍。全て。たくさん。必ず。すべてに手を尽くして。数・量が極めて多い。
漢字に込められた思い：才能に溢れる人に育ってほしい、多くの幸せを手にしてほしい、長生きしてほしい

「万」という漢字は、人名読みで「つむ」と読むことができるんです！ご存知でしたか？他にも、かず、かつ、すすむ、たか、まさ、などと読むことも。意外と名前に使いやすい読み方ができるんですね。

数・量が極めて多いことや「必ず」といった意味を持つ「万」は、「多くの才能を持つ」「多くのものを手に入れる」などのイメージがあります。

また「つむぎ」という言葉の意味と合わせて「多くの絆を紡ぐ」などといったイメージにもなります。もちろん、昔から使われるように「長寿」の願いを込めることもできますね。

【「万」を使った名前　】
万葵、万姫、万祈、万希、万妃、万稀
万喜、万季、万煌、万樹、万紀、万綺

色々な漢字で「つむぎ」という名前のレパートリーを紹介しましたが、それだけではありません。珍しい漢字や当て字を使った「つむぎ」が他にもたくさんあります。人と被らない漢字やもっとぴったりな漢字をお探しの方のために、いくつかご紹介していきます。


【その他の漢字を使った名前】
月麦、月夢希、月夢葵、嗣麦、津麦、
都麦、紡星、紬星、 亜麦、績伎、嗣夢希

「つむぐ」という幻想的な言葉の印象から、「月」・「星」という綺麗な漢字を使う人も多いです。また、「つ」と読む漢字に元気いっぱいなイメージの「麦」を合わせる組み合わせも多くあります。

「つ」「む」「ぎ」それぞれ別の漢字で、3文字でもいくつか考えられます。一見使用できる漢字が少なそうに見えて、意外と色々な漢字を考えられるのがこの名前の魅力でもありますね♪