④ヘアアイロンを避ける
ヘアカラーをした後は自由にヘアスタイルを変えられるヘアアイロン使って、色んなヘアスタイルでおしゃれを楽しみたいと思うかもしれません。ただヘアアイロンは髪に熱を加えてヘアスタイルを変えるため、髪に負担をかけてしまいます。
特にヘアカラーをした後は髪がデリケートな状態なので、髪を少しでも痛まないようにするために、最低でも3日ほどはヘアアイロンを避けましょう。
⑤パッチテストを忘れずに
市販ヘアカラーには必ずパッチテストをしてくださいと記載してあると思います。パッチテストとは肌に塗ってアレルギー反応があるかどうかを確かめるためのものですが、「面倒だから」「何度もセルフヘアカラーしてるから」という理由でやらない人もいます。
もしパッチテストをやらずにカラーリングしてアレルギーが発症した場合、頭皮がかぶれたり、炎症やフケがでたりするだけでなく、髪も傷んでしまう可能性があります。
アレルギーは何度もヘアカラーしていても、環境や生活習慣の変化などで、体質が変わると、突然発症してしまうこともあるので、セルフヘアカラーをする前は必ずパッチテストをしましょう。
パッチテストの方法は市販ヘアカラーによって違うと思いますが、ヘアカラー剤をつけてから、アレルギーが発症する時間は人それぞれなので、念のため48時間くらいは待ちましょう。
ダメージが少ない市販ヘアカラーの種類
市販のヘアカラー剤は傷みやすいという話をしましたが、その中でも少しでも痛まない市販のヘアカラーは何なのか気になりますよね。そこで少しでも痛まないヘアカラー剤の種類や、ヘアカラー剤ごとのメリットやデメリットも合わせて紹介します。
①泡カラー
まずは市販のヘアカラーでも手軽に染められることで人気の泡カラー。泡カラーはヘアカラー剤を泡立て、髪にもみこむだけなので、初心者でもどんなヘアスタイルでも簡単にムラなく染めやすいのがメリットです。
しかし泡カラーは手軽に染められる分、髪へのダメージも大きいのがデメリット。泡カラーはヘアカラー剤を泡立たせるために界面活性剤を多く含んでいます。界面活性剤は髪へのダメージ成分を吸収しやすいため、泡カラーは市販ヘアカラーの中でも特に髪が傷みやすいんです。
②クリームタイプ
クシなどを使用して、クリームを髪に塗るタイプのヘアカラー剤です。クリームタイプは泡カラーよりも、手間がかかり、色ムラができやすいため、特に髪が長いヘアスタイルの人は自分で染めるのは大変です。
ただし、泡カラーよりも痛まない上、髪の1本1本までクリームがいきわたるので、色持ちが良く発色もいいので染め上がりも綺麗に仕上がります。
③ブリーチ剤
暗い色から明るい色に一気に染めようとすると、なかなか綺麗に発色しません。そこでよく使われるのが、ブリーチ剤です。ブリーチとは髪の色素を抜くこと。ブリーチした状態でヘアカラーを行うことで、色が入りやすくなり、どんな髪色も綺麗に発色して理想的な色にしてくれます。
市販でブリーチ剤も売られているのですが、泡カラーよりもさらに髪が傷みやすいのが欠点。ブリーチを何度も繰り返すと、酷いときはゴムのように伸び縮みする髪になり、色持ちも悪くなります。
④カラートリートメント
ヘアカラートリートメントとは色の入ったトリートメントのことです。髪の表面に色素を付着させ、何度も使っていくうちに徐々に色が染まっていくという仕組み。髪の色が暗めの人やすぐに染めたい人には向いていませんが、明るい髪色の人や白髪染めにおすすめです。
またトリートメントなので、お風呂で使えますし、髪も痛まないため、髪に負担をかけずに自分で染めたいという人には一番適している市販ヘアカラー剤だと思います。
⑤ヘアマニキュア
通常、ヘアカラーとは髪の構成成分に作用し内部まで色を変えようとするため、髪に大きなダメージを与えます。
一方、ヘアマニキュアは髪の表面を「コーティング」するもの。髪の内部まで浸透するものでないため髪の痛みを最小限に抑え、かつワックスをかけたようなツヤが出るのが特徴です。
ただしそのコーティングは洗うたびに落ちるため最大でも1ヵ月しかもたないのがデメリットです。
⑥草木染め(ヘナ)
草木染めとは自然の草木から採れる色を使用した天然素材のカラー剤です。草木染めに含まれる自然由来の油分や糖質が髪に潤いを与えるため痛みにくいヘアカラーであり、使うたびに髪にツヤやハリが出てくると言われています。
代表的な草木染めのカラー剤にはヘナと呼ばれるものがありますが、ヘナには天然ヘナと化学染料入りのケミカルヘナがあります。
ケミカルヘアにはアレルギーを引き起こしやすいジアミン染料が含まれていることがほとんどですので、成分をよく確認しましょう。