先程はモラハラ診断をご紹介しましたが、モラハラ彼氏の特徴についてそれぞれ詳しく見ていきましょう。
モラハラにはさまざまなタイプがありますが、モラハラ加害者には共通点があることも多いです。彼氏の性格を思い出しながら確認してみてください。
はじめは優しくて、できる男に見える
モラハラ男は、はじめのうちは優しくて包容力があり、できる男に見えます。自信にあふれて堂々とした姿は、女の目には素敵な頼りがいのある男性に映ります。社会的地位や権力にこだわったり、上昇志向が強い性格だったりします。
しかし、このモラハラ男は、あるとき突然豹変して、言葉や態度による精神的暴力をはじめます。このモラハラ行為は加害者と被害者以外にはわからないように隠蔽され、他の人にはわからないように、ジワジワと被害者の精神を追い詰めていきます。
失敗は他人のせいで、成功はすべて自分のおかげにする男
モラハラ男は、悪いことや失敗事はすべて他人のせいにします。それがいかに理不尽であろうと、他人のせいにします。
その反面、良いことや成功したことはすべて自分のおかげだといいます。例えば、モラハラ男が人に何かしてあげた場合、いつまでも恩着せがましくいいますが、逆に何かしてもらったとしても感謝の気持ちを持つことはありません。
自分を否定したり、批判する人には攻撃性を表面化させます。彼のためを思って注意した場合、その人は攻撃されるだけで聞き入れてもらえることは決してありません。
モラハラ男は自分第一のタイプであることが多く、自分のことは可哀想と思うことがあっても、他人に対して可哀想と思うことはないのかもしれません。
彼女を支配下におこうとする
モラハラ男であるモラハラ彼氏は、被害者となりうる相手の心を「怒り」や「恐怖」という心理を使って操り、支配下におこうとします。彼は自己中心的で理不尽なことをいい、反論の機会を与えず、相手が「自分が悪いから彼が怒る」と思うように巧みに相手の精神を追い込んでいきます。
相手のコンプレックスをうまく利用して、自信を失わせていきます。被害者は彼の機嫌を伺い、怒られないように、嫌われないようにと怯えた行動をとるようになっていきます。こうして、相手を思い通りにしようとします。
機嫌が良いときには優しい頼りになる男
そんなモラハラ彼氏は、常にモラハラ行為をしているわけではありません。機嫌がよいときは、出逢った頃のように優しい頼りになる男です。
このために、「本来の彼は優しくて、頼りになる男」なのだから、彼が怒るのは自分がダメだからだと被害者は思わされてしまうのです。モラハラ彼氏は、「飴と鞭」を巧みに使い分けて被害者の心を支配します。
尊敬できるところがあったり時折優しかったりするとモラハラ気質があるとわかってはいても好きな気持ちをやめることができないこともありますよね。そのような状況が続くと依存状態になってしまい尚更抜け出すのが難しくなってしまうでしょう。
自己愛性人格障害
また、モラハラの加害者は「自己愛性人格障害」である可能性もあります。モラハラ加害者は年々増えているようですが、このような病気を持つ加害者も少なくないかもしれません。
「自己愛性人格障害」とは本来の自分自身が劣等感だらけで価値のない人であるという今すぐにも崩れ落ちてしまいそうな自尊心を「自分は特別な人なのだ」という自己暗示や「他者からの肯定的な評価」、「弱者を見下すことで得られる優越感」などで精神のバランスを維持する「自分を愛せない」という障害です。モラハラで相手を傷つけることによって自分を保つようです。
モラハラ彼氏への対処法
一度、モラハラ彼氏の被害者となったら、そこから抜け出すのは難しいものです。しかし、対処法が無いわけではありません。
強い気持ちでこの対処法を実行してみるのも一つの手です。参考にしてみてください。
①毅然とした態度
モラハラ男に対して隙を見せずに、毅然とした態度で意見を言いましょう。彼らは言葉や態度で被害者を支配しようとしているので、毅然とした態度をとることは対処法として効果的です。
ですが、自分より下だと思っている相手に毅然とした態度を取られると反抗されたと思い、モラハラ彼氏は逆上してしまう可能性もあります。
②極力関わらない
モラハラの被害者にならないためには、モラハラ男と関わる時間を極力少なくします。一緒にいることがなければモラハラ被害を回避できるでしょう。物理的な方法です。
モラハラ彼氏だとわかってて尚好きだという方も少し距離を置いてみてください。今が依存してしまっている状態ですので、距離を置くことによって客観的になれるでしょう。