もしも友達や彼氏がアセクシャルだとしても、ぱっと見はチェックできないのですね。
これはゲイの人やレズビアンの人も同じですよね。
有名人の人であれば、そのようなわかりやすい恰好をする人もいますが、多くの人はカミングアウトをされないかぎりわからないものです。
外見からはチェックできないアセクシャルの人の特徴ですが、友達や彼氏と話をしていて気が付くことはあります。
友達になった人とよくある話に、「初恋っていつ?」や「今好きな人はいる?」なんて内容があると思います。
この手の話題に、アセクシャルの人はついていけないのです。
アセクシャルの人は、恋愛感情を持ちません。
ですから、初恋をしたこともなければ、好きな人もいないのです。
アセクシャルの人の中には、この手の話に理解はできるが共感ができないタイプと、理解も共感もできないタイプに分かれるのだそうです。
初恋の人の話や好きな人の話が理解できる、という人は自分がアセクシャルであることを隠すために自分の中で物語をつくってしまう人もいるようです。
友達や彼氏がもしかしてアセクシャルかもしれない、という時には話を聞いてチェックしてみるのもいいかもしれません。
■参考記事:恋愛感情がない人の特徴や心理とは?
アセクシャルとノンセクシャルの違いは
ここまでアセクシャルのことを書いてきましたが、アセクシャルの説明をしていると「ノンセクシャルのことね」と勘違いをする人がいます。
ノンセクシャルというのは、非性愛の人のことを言います。
アセクシャルとは、無性愛のことをいいます。
ノンセクシャルとアセクシャル、似ているようですが、ちょっと違うのがわかるでしょうか。
ノンセクシャルもアセクシャルも、性的欲求を持つことがないという点では同じです。
違うのは、恋愛感情を持っているかどうかという部分になります。
「非性愛」の場合は、異性のことは好きになるが性的欲求の無い人、同性愛者で性的欲求の無い人、両性愛者で性的欲求の無い人、全性愛者で性的欲求の無い人が成り立ちます。
違いは、恋愛感情があるかないか、なのです。
アロマンティック・アセクシャルとは
アセクシャルのなかには、アロマンティック・アセクシャルである、という人もいます。
アロマンティック・アイセクシャルというのは、どういう考え方の人なのでしょうか。
アロマンティックというのは、恋愛感情を持たない人です。
これは恋愛指向と呼ばれるもののひとつだそうです。
つまりアロマンティック・アセクシャルというのは、恋愛的思考として恋愛感情を持たない人で、性的指向も恋愛感情も持たず、性的欲求を持たない人のことをいいます。
アセクシャルの人の中には、この性的指向と恋愛的指向が一致しない人もいます。
例えば性的指向はゲイセクシャル(男性に性的欲求を持つ)、恋愛的指向は異性に恋愛感情を抱く、という人です。
■参考記事:恋愛感情と友情の違いとは?