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【いとこは恋愛対象?】はじめに
もしあなたの身近に年の近い異性のいとこがいたら、いつしか恋愛感情を持つ可能性があります。
その時大半の人が考えることはただ一つ―――「いとこ同士って恋愛できる?」「恋愛感情なの、これは?」―――と自分の恋心に疑念を持つことでした。
何故いとこ同士の恋愛は避けられる傾向にあるのでしょう?
好きになった人がいとこだった――ただそれだけだというのに。
そしてどうしていとこ同士の結婚がタブー視されたり嫌われたりするのか、見ていきましょう。
【いとこは恋愛対象?】①タブー?
いとこって親戚だし、そもそもタブーなのでは……と考える人もいると思います。
現在の日本の法律上では「四等親離れていて、傍系家族なら可能」ということになっています。
一等の数え方ですが、これは家系図を見るとよくわかると思います。
両親の間に生まれた子の線が一等です。
ですので、祖父母と孫は二等、おじおばは三等という数え方です。
こうしてみると、そこまでいとことは血縁関係は少ないと思われますが、やはり自分の親の兄弟の血が入ってしまっている事に禁忌、タブーを覚えてしまう人は少なからず多いでしょう。
其の為、いとこ同士が恋愛感情を持ち、やがては結婚―――というケースはなにも問題はありません。
タブーというのは迷信でもあります。
しかし、法律で問題ないからと言って親戚同士で血のつながったいとこ同士の関係は――――としり込みしてしまう人は多いと思います。
そう思う方はいとこ同士の結婚に先入観を持っている方なので価値観を変えるのは難しいでしょう。
きっと自分と彼との関係は運命なんだ、誰にも邪魔させないという強い心を持つ女性でなければいとこ同士というしがらみの恋愛を成就させるのは難しいといえます。
【いとこは恋愛対象?】②世間体
全く知らないもの同士ではなく、最初から知っているもの同士。
昔、特に戦前の集落はいとこ同士の恋愛、結婚が多くありました。筆者の地元でもいとこ同士で結婚した家はありましたし、幼馴染の女性の両親がいとこ同士だった、というのも大人になって知りました。
昔は今と違い、移動手段が殆どなかったために集落の外に出ることも少なかったために身近で血縁関係がそこまで濃くもなくそこそこつながっている関係で、いとこ同士の結婚は奨励されました。
戦前は家長というものが絶対でしたから、家長が言えば女性は逆らうことはできなかったのです。
そこにタブーというものは存在しませんでした。むしろ逆らうことがタブーと言えます。
しかしそれは過去の話。
移動手段も家長制もない今の日本においていとこ同士の恋愛、結婚はあまり奨励されません。
賛成する人も少ないのです。
「なんでわざわざいとこ同士で結婚するの」
「いとこ同士で結婚タブーじゃないの?」
と思った人も多いのでは?
そういう人に対して「運命なんだ」「好きなの、愛しているの、これはもう運命としか言えないの」と答えてしまってもいいと思います。
【いとこは恋愛対象?】③親族
いとこ同士の恋愛で最大の壁と言ってもいいのは「親族」です。
特に嫁姑問題は仲が良ければ構いませんが、双方の親が仲が悪ければ、それは子供に飛び火し、通常の嫁姑問題以上に激化するでしょう。
母親同士の仲が悪ければ女性同士、すさまじい戦いになる事必死です。
姑と嫁は女性同士、しかも生まれた時から知っている為に家に姑がずけずけと乗り込んでくることもあるでしょう。
それに子供はまだかとプライベートなことまでせっつかれる可能性も否めません。
しかしそれは仲の悪い場合。
普通ならば幼少のころから知っている子供が自分の子供と結婚するので、下手に気をもむ必要もないということです。
むしろ今まで以上に密な関係を築く事でしょう。
ただ、親戚同士が集まる会合の中では何かとせっつかれたり、色々と野暮な質問を聞かれることもあるでしょうから、そのあたりの対策もとる必要があるようです。
無駄に知っている女性が姑になるわけですから嫁のほうとしてはうまく付き合いをできる可能性が高いといえます。
今では両親を巻き込んだ夫婦喧嘩もありますから。
双方の両親が知り合いですと、互いの言い分を聞き、冷静に対応できると思います。
それに女性は理知的な生物なので、一旦冷静な感情を取り戻せば、淡々と動く事が出来ます。
女性全員があなたの味方になることも?