産後に性欲がなくなる人が多い?!
妊娠から出産というのは、女性の体に大きな変化をもたらすものです。
出産後には妊娠前とは体質が大きく変わるという人が多いものですが、その出産後の体の変化の一つに、性欲がなくなるということがあります。
出産後に女性に性欲がなくなる人が多いのは一体どうしてなのでしょうか?!また、性欲がなくなる人が多い一方で、妊娠前よりも性欲が旺盛になって困るという人もまたいます。
性欲が出て仕方がない人にとっては、産後の性生活というものは、どうなのでしょうか?!
この記事では、出産後の性欲の変化とその対応についてみていきたいと思います。
産後に性欲がなくなる原因とは?
産後に性欲がなくなるのには、当然のことながら原因があります。その産後に性欲がなくなる原因というのは、出産をしたことによる身体的な変化もあれば、精神的なもの、出産から慣れない育児による疲れやストレスなどもあります。
妊娠中は我慢していた旦那さんにとっては、奥さんの気持ちが赤ちゃんに行ってしまうことばかりか、夜の性生活まで拒否されてしまうのは、ガッカリしてしまうことですが、これは女性の身体としてどうしようもない事なのです。
男性も女性も、それをしっかりと理解して、お互いに歩み寄る姿勢を見せないと、夫婦の危機を招いてしまうこともあります。
どうして産後に性欲がなくなってしまうのか、その原因についてここからみていきましょう。
【産後に性欲がなくなる原因①】授乳ホルモンの影響
産後の女性から性欲がなくなってしまう原因には、授乳のためのホルモンの分泌が関係しています。
授乳するために、出産するとママの体には授乳を促すためのホルモンであるプロラクチンが大量に分泌されます。このプロラクチンというのは、授乳を促す働きがあるのですが、同時に性欲を減退させるという働きも持っています。
性欲が減退するプロラクチンが出るのと同時に、女性の心と身体というのは、授乳をするだけで性生活をしているのと同じかそれ以上の満足感や幸福感を得られてしまうのです。
というのは、授乳のために赤ちゃんと触れ合っている時には、ママの体には深い愛情を感じて、幸福感で満たされるオキシトシンというホルモンが分泌されます。
実はこのオキシトシンというホルモンは性行為を行っている時も分泌されるホルモンになり、女性が性行為を求める理由になっているものです。
性行為をするのと同じくらいの幸福感を授乳をすることで感じられてしまうので、出産後は性生活を求める必要がなくなってしまうのです。
■関連記事:オキシトシンについて詳しく知りたい方はこちらもチェック!
【産後に性欲がなくなる原因②】妻・女から母親モードへ!
産後の女性から性欲がなくなってしまう原因には、出産をしたことで、心身ともに妻や女のモードから、母親のモードへと切り替わってしまうことも挙げられます。
出産するまでは、一番大切な家族というのは、いつも一緒にいてくれる夫でしたが、出産すると、女性にとっては一番大切な家族は子供になります。
母性本能によって、子供を守ることを一番に考えるようになってしまうために、夫のお世話や夫との最大のコミュニケーションである性生活にまで、心も体も向かなくなってしまうのです。
赤ちゃんというのは、24時間365日とにかく目を離すわけにはいかない、守るべき存在になります。
自分の身の回りのことは自分でできる夫のことはどうしても二の次になってしまうことは、ある程度理解することも大切でしょう。
【産後に性欲がなくなる原因③】育児のストレス
産後の女性から性欲がなくなってしまう原因には、慣れない育児でストレスがたまっていることも挙げられます。男性でも女性でも、仕事や日常生活でストレスがたまると、どうしても性欲が減退するものですよね。
出産後の女性というのは、とにかく、少しでも目を離すことができない赤ちゃんのお世話に慣れなくて、かなりストレスをためているものです。
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