記事の目次
- 1.鯉の寿命は?鯉の種類別の寿命と鯉のおすすめレシピ3選
- 2.【鏡鯉の寿命】鏡鯉の平均寿命は20年
- 3.【ヒレナガニシキゴイの寿命】ヒレナガニシキゴイの平均寿命は20年
- 4.【パーカーホの寿命】世界最大の鯉「パーカーホ」の平均寿命は20年
- 5.【錦鯉の寿命】錦鯉の平均寿命は30年
- 6.【マハシールの寿命】野生に棲む鯉「マハシール」の平均寿命は不明
- 7.【最長寿命】世界最長の錦鯉「花子」の寿命は226年
- 8.【他の魚の寿命】鯉の寿命を他の魚と比較
- 9.【池の鯉の寿命】池で鯉を飼育した時の平均寿命は70年
- 10.【水槽の鯉の寿命】水槽で鯉を飼育した時の平均寿命は20年
- 11.鯉の年齢の調べ方
- 12.最大サイズの鯉
- 13.錦鯉を長生きさせるために注意するポイント
- 14.錦鯉が好きな環境
- 15.錦鯉の飼育方法
- 16.長寿にあやかりたい!鯉料理のおすすめレシピ
- 17.愛らしい錦鯉の姿が楽しめる!全国のおすすめ錦鯉スポット
- 18.鯉の寿命は?鯉の種類別の寿命と鯉のおすすめレシピ 3選のまとめ
錦鯉はほかの飼育用の魚と同様の病気にかかり、病気で死ぬこともありますし、ほかの個体に感染するリスクもあります。
病気を予防するには美しい水質を保つこととダメージを与えないことです。
錦鯉はある程度水質の悪いところでも生きられますが、それでもあまりに水質が悪くなってくると病気にかかりやすくなります。
たとえば水を入れ替える際の錦鯉の移動のとき、錦鯉の皮膚を傷つけてしまうと、傷から細菌が入り病気になることがあります。
また外傷ではなくストレスがかかりすぎると抵抗力が弱まり病気にかかるリスクが上がります。
ポイント④他の魚と混泳させない
錦鯉と金魚などの小魚を混泳させるのはやや難しいでしょう。
錦鯉が稚魚のうちから混泳させれば、金魚をえさと思わずに共存できることもありますが、やはり体格差が大きい魚同士を混泳させると、食べてしまうことが多いです。
ちなみに錦鯉はザリガニのような甲殻類も食べてしまうほどの強力な捕食力を持っています。
混泳させる場合は同種のみにするのがベター。
錦鯉なら巨大な水槽でポリプテルス、アジアアロワナ、オスカーといった大型魚と混泳させられます。
錦鯉が好きな環境
錦鯉は魚のなかでも長寿に分類され、20〜70年くらい生きます。錦鯉の年齢は、鱗の年輪でわかるそうです。
岐阜県東白川村で飼育の錦鯉の花子はなんと226年生きていると推測されギネスにも載っています。
ほかにも、1967年の調査では150歳以上の錦鯉が6匹も見つかりました。
ちなみに、飼育されている錦鯉と、四万十川や琵琶湖に生息する野生の野鯉は遺伝子レベルでかなり違う種です。
意外にも鯉は水質のよい環境だと餓死してしまう生き物で、比較的水質の悪い低酸素の環境を好みます。
鯉のかかる病気として有名なのがコイヘルペスウィルスで、錦鯉が河川などに放流され野生の鯉に病気が感染するケースもあります。
錦鯉の飼育方法
錦鯉は稚魚のうちは90センチ規格の水槽で飼育し、水槽が小さくなってきたら屋外の池に放します。
ただ、錦鯉の平均サイズは90センチほどなので、2メートル以上の大きな水槽の場合はそのまま水槽で飼育しても大丈夫です。
錦鯉は水温の低い環境を好むので、池なら深くする、水槽ならクーラーを設置するなど低音をキープする工夫が必要です。
冬の寒さに強い錦鯉ですが、水量が少なく水が凍ってしまうと生きられませんから注意してください。
錦鯉は沈下性のエサが苦手で浮上性のエサしか食べません。沈下性のエサは錦鯉に食べられないまま水を汚すだけなので、必ず浮上性のエサを与えましょう。
また飛び出し事故防止のため、水は水槽や池にギリギリまで入れず、やや低めの水位を保ちましょう。
錦鯉は強い生命力で多少の環境の悪さをものともしません。
それでも1ヶ月以上水を入れ替えない状態、35度以上の水温、あまりに酸素含有量の少ない状態だと死んでしまうことがありますので気をつけましょう。
水槽の場合、外部フィルターだと排泄物が詰まりやすいので、投げ込み式で換水頻度をあげるのがベスト。底に何も配さずベアタンクで管理すれば排泄物の処理が簡単です。
なかには自分で飼育できなくなった錦鯉を池や川に放流してしまう方がいますが、錦鯉は口に入るものなんでも食べてしまう習性を持つため環境破壊の要因となります。
絶対に錦鯉を自然に放流することはやめてください。
長寿にあやかりたい!鯉料理のおすすめレシピ
古くから長寿の力を持つ生き物を食用として口にすることで「長寿にあやかる」という思想があります。
鯉も例にもれず長寿の食材として重宝されており、特に長野県・山形県・茨城県では美味しい鯉料理が食べられる名店も数多く知られています。
鯉料理といえば、よく知られているのは次のメニューでしょう。
鯉の洗い(あらい)
生の鯉の身をお湯にさらした後に冷水でしめて、酢味噌やからし味噌などでいただく、鯉料理の代表格です。
「洗い」と聞くと、お刺身を流水や氷水でしめるものをイメージするかもしれませんが、それでは洗いになりません。
お湯と冷水でしめることで身の表面がわずかに硬くなり、コリっとした独特の食感が楽しめるのが洗いの特徴です。
ご自宅で楽しむなら、身を薄切りにするのではなくちょっと大きめのブロック状に切ると成功しやすいですよ。
鯉の鮮度が食感を左右する繊細なメニューですから、鮮度が高い鯉が手に入ったらぜひ挑戦したいですね。
鯉こく
出典:https://cookpad.com/recipe/4384946
洗いと並んで鯉料理の代表格に君臨するのが『鯉こく』でしょう。
鯉の身を輪切りにして味噌でじっくりと煮込んだら完成する、鯉料理の中では難易度が低いレシピです。
濃いめの味噌でじっくりと煮込めば、鯉の泥臭さが気になる方でも「これ、鯉なの?」と気づかずに食べてしまうほどの味わいに変身します。
大根・にんじんなどの根菜と一緒に煮込んで、鯉のエキスがたっぷりの豊潤なおみそ汁としていただく地方もあります。
鯉のうま煮
出典:https://cookpad.com/recipe/4864500
煮魚が大好きな方ならぜひおすすめなのが『鯉のうま煮』です。
鯉は身がたんぱくであると知られていますが、実は非常に脂のノリが良く、熱が入るとトロリとした食感が楽しめるお魚なんです。
鯉のトロリとした身と甘い煮汁が合体すると、なんともいえない幸福感がたっぷりの煮魚が完成します。
どうしても臭みが気になる方は、少量のショウガと一緒に煮込むと臭みが消えるうえにショウガの風味が食欲をそそる仕上がりになりますよ。
鯉のから揚げ
出典:https://cookpad.com/recipe/4384953
ちょっと意外に感じる方も多い『鯉のから揚げ』ですが、脂がたっぷりのった鯉はから揚げにピッタリの食材です。
鯉の切り身に片栗粉をまぶして油で揚げるだけのカンタン調理ですが、揚げたてをしょうゆ・お酒・砂糖をひと煮立ちさせたタレにくぐらせることで絶品料理に変身します。
お好みでレモンや一味唐辛子を加えるとさらに美味しくいただけますよ。