プレッシャー世代とは?
生まれた年齢を世代で考え、それぞれの年代に愛称と呼べるべき呼び方があります。近年ではゆとり世代というフレーズが流行りに流行り、近頃では「ゆとり世代だから」と馬鹿にしたスタンスで武器にする場面も少なくありません。
「ゆとり世代はこれだから」と言っておけば優位に立てると思っている人も少なくない中、そんな馬鹿にする人が黙ってしまうほど優秀な世代も存在します。
そんな年齢別で存在する世代の呼び方の中にプレッシャー世代というものが存在しています。あまり見聞きしたことがないという多いであろうこのプレッシャー世代は見落とされていますが実は苦労してきた世代でもあるのです。そんな社会の歴史から隠されるように存在するプレッシャー世代のことについて詳しく知っていきましょう。
プレッシャー世代に該当する年齢
プレッシャー世代を良く知るためにはまずプレッシャー世代と呼ばれる年齢がいくつぐらいなのか知っておく必要があるでしょう。プレッシャー世代と呼ばれる年齢は1982年~1987年生まれの人たちです。
この年齢の人たちはバブル社会が崩壊し、企業が新卒採用を控えた時期の上の年齢の人たちを間近で見てきて成長しています。また、経済が不況になったことで父親だけでなく、母親も外に働きに出ざるを得ない「共働き」が急増したため、そういった社会のあり方を見て成長したプレッシャー世代は荒波を肌でひしひしと感じ、現代の社会と共存しているのです。
ゆとり世代とは天と地の差プレッシャー世代
プレッシャー世代は現代のゆとり世代とは大きな差があり、それはまるで天と地の差とまで言えそうです。ゆとり世代は仕事もプライベートも全てを含めて自分の生活だと考えています。そのため、ゆとり世代の人はプレッシャー世代の人のようにサービス残業や仕事の中で得られる義理人情などは全く興味がありません。
プレッシャー世代はそう滅多に見られないであろう場面をいくつも人生の中で垣間見てきています。今までの生活がガラリと強制的に変わり、苦労している両親をその目でしかと見てきたことによって、感情の中で燃える部分はあってもどこか冷静なのです。
努力しなければいけない部分を熟知し、手を抜けるところは抜くというスタンスのプレッシャー世代は自分の中でしっかりと決めた価値観を大切にし、他の年代とは少し異なる価値観を持っています。そのため、社会に馴染んでいるように見えても実はその中で自分だけの世界を作っているのがプレッシャー世代なのです。
ゆとり世代も今でこそここまで大流行し、そして悪い意味で散々使われていますが、全てのゆとり世代の人たちが悪いということではありません。該当する世代に産まれたからといっても一人一人性格や物の受け取り方も違うため、ゆとり世代だからプレッシャー世代に劣るという話でもないのです。
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