大柄な選手によるフィジカル面の強い戦いが主流でしたが、近年ではテクニカルな部分をアピールしたパスサッカーも増えています。
元々は「ツヴァイカンプフ(1対1)を制する者が試合を制す」が伝統。しかし、若手戦術家による戦術の多様化が起こり、新しいリーグ戦が繰り広げられています。
フランス「リーグ・アン」
登竜門的なリーグなので、活気のある若手選手が多数います。戦術よりもとにかくフィジカル面での迫力が満点です。
移民の多い国柄からアフリカ系若手選手が多いです。近年はフランス国内での育成も進んで、テクニックを身に着けたフランス国籍の選手も多くなり、楽しみの幅が広がってきています。
その他の主要リーグの特徴
その他のヨーロッパ主要リーグや南米リーグも個性があって魅力的です。それぞれのリーグの特徴を簡単に紹介します。
オランダ「エールディビジ」
オランダで伝統的なサイド攻撃は、サイドで繰り広げられるチャレンジと最強のドリブラーを観戦できます。ステップアップに位置付けられたリーグで、ビッグクラブに進出前の有名選手の卵がたくさんいます。
ポルトガル「プリメイラ・リーガ」
展開の速い攻撃戦を楽しむことができ、個人戦術などは日本の常識と類似した傾向があります。ドリブラーが称賛されるので、日本選手でもドリブル能力やシュート力を発揮して活躍できます。
ベルギー「ジュピラー・プロ・リーグ」
ベルギーリーグの特徴は外国籍選手枠が無いことです。公式戦では、国籍問わずベルギー国内で育成された選手が6名登録されていれば試合が可能。そのため、外国籍選手が多く在籍します。
イングランドなどの他国チームと提携するチームもあって、フレッシュで将来有望な選手を観戦できます。
トルコ「シュペル・リグ」
日本の有名選手が移籍して話題を呼んだリーグです。特徴は試合前のセレモニーで、試合前に両チームが整列すると、ファンファーレとラッパが鳴り響き国歌斉唱が行われます。
外国人もトルコ人も熱唱するセレモニーは、試合前の興奮が高まり熱い興奮を呼びます。
ロシア「ロシア・プレミアリーグ」
各国の選手が揃っているのでチーム全体のレベルが高いです。日本の選手はいませんが、体格の整った外国人選手の迫力あるプレイを楽しめます。
ロシアの若手選手を観戦してお気に入りを見つけるのも面白いでしょう。
ウクライナ「ウクライナ・プレミアリーグ」
2強チームが存在して、ひとつがウクライナ人勢、もうひとつがブラジル人勢が占めているキャラクターの濃いリーグです。このリーグで活躍して欧州のビッグクラブに移籍する選手も少なくないです。
オーストリア「オーストリア・ブンデスリーガ」
1911年に設立された世界の中でも歴史あるリーグです。外国人枠が存在しないうえに、オーストリア人選手を使うとテレビ放映権の分配金が増えるので、メンバー表の多くはオーストリア人選手が登録されます。
22歳以下の若い選手であるほど分配金が増すので、フレッシュでフィジカルなオーストリア人選手のプレイが楽しめます。