好きな人ができれば、アプローチをしないといけません。どうせなら効果の高いアプローチをしたいところです。効果的にアプローチするのであれば、やはり心理学を応用するべきです。
人の言動は心理学によってある程度、知ることができたり、相手の感情をコントロールできるようになります。
好きになってもらう方法 (1)初頭効果
心理学には「初頭効果」というものがあります。大雑把に言えば、第一印象でその人のイメージが固まるということです。人は見た目が9割という言葉は有名です。まさに、そのことです。
どんなに立派な仕事をしている人でも、見た目がだらしない人では説得力に欠けてしまいます。逆に言えば、キッチリした格好をすれば立派な人に見えるということです。つまり、第一印象は見た目や最初の接触のときに演じることでコントロールできるということです。
好きな人の好みが事前にわかっているのであれば、第一印象をその好きな人の好みに合わせていくと良いでしょう。外見だけでなく、好みの性格まで把握できていることが望ましいです。
好きになってもらう方法 (2)テリトリー効果
アプローチが苦手な人には少し難しいかもしれませんが、「テリトリー効果」も恋愛成就には効果的です。
人は集団の中には入りづらいという心理効果です。何やら友人たちが数人で話しが盛り上がっていたら、急に割って入ることにためらいを感じたりしたことはありませんか?最初から話しの輪の中にいたのであれば気にしないのですが、すでに話が盛り上がっていると近づくことに気を使ってしまいます。これは人が周囲にテリトリーを作っているからです。作られた範囲のテリトリーに入り込むことを人は心理的に嫌に思います。
このテリトリーは2人であっても作ることができます。何やら良い雰囲気の男女がいれば、「近づいて邪魔することはしないようにしよう」と周囲から近づかないようになります。このテリトリーを作ることができれば、好きな人と近い距離でゆっくり話すことができます。
好きになってもらう方法 (3)自己開示
これは比較的な簡単な方法です。ただ、少し勇気がいるかもしれません。「自己開示」とは自分の悩みや秘密など言いにくいことを、相手に伝えることで信頼感を得る方法です。
よく、「自分が心を開かなければ、相手も心は開いてくれない」という話しをする人かいます。精神論的に聞こえますが、実は心理学でもあります。相手に伝える悩みや秘密は重たすぎないものにしておきましょう。メールやLINEでやりとりできるのであれば、それらを利用するのも良いでしょう。メールやLINEだと何度もやり取りをすることになるので、相手と長い時間、接触することができます。
好きになってもらう方法 (4)ミラー効果
これは有名で恋愛心理学でもよく登場します。好きな人と同じ動作を繰り返すことで、相手は親近感や安心感を感じるというものです。
もし、一緒に食事をするときに同じタイミングで飲み物を飲んだり、同じタイミングで姿勢を直したりなどします。行動のタイミングを合わせることで無意識に相手の印象に自分を残すことができます。
ただ、あまりにもわざとすぎると、相手も真似されていることに気が付いてしまいます。そうなると、逆に不信に思われてしまうので、少し演技力が必要です。
好きになってもらう方法 (5)単純接触効果
この方法が恋愛成就させるために、最も効果的かもしれません。「単純接触効果」は会話や連絡のような単純な接触を繰り返すことで相手の印象が良くなっていくという心理効果です。
毎朝の通勤、通学の途中で毎日見かける人に対して、相手の名前も知らず、話したこともない人であるにも関わらず、変な親近感を覚えるときがあります。あれが単純接触効果です。会話もなく、毎日顔を見るというだけで勝手に好印象になっていくのです。
先の「自己開示」のときにメールやLINEであれば、長時間のやりとりができる、と話しました。これは単純接触効果も期待できるためです。ただ、単純接触効果に重要なのは相手と接した時間ではなく、回数です。なので、電話で毎日30分も話すよりも、メールやLINEで何度もやり取りする方が効果的なのです。
注意が必要なのは、最初から印象が悪い状態だと、好印象の方向に向かわず、マイナスの印象に向かってしまうので、単純接触効果を使うのであれば、まずはある程度の好印象を作っておく必要があります。