新型コロナウイルスの接触確認アプリで通知が開始!
2020年7月3日、新型コロナウイルスの接触確認アプリで陽性者との接触可能性を通知する機能が運用を開始しました。2020年6月19日に表示などの不具合があり、使用を中断していましたが、アプリが修正を終えて運用を開始することを発表しました。
今回の通知開始にあたり、アプリにはどのような変更があったのでしょうか。バージョンアップなど、私たちがするべき点や変更された点をまとめてみました。
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アプリのバージョンが変わった?アップデートする必要がある?
まず、すでに新型コロナウイルスの接触確認アプリをダウンロードしている人は、アプリをダウンロードする必要があるのでしょうか。
まず接触確認アプリはiOS版とAndroid版ともに、2020年7月3日以前に修正版バージョン1.1.1の提供を開始しています。
iOS版は2020年6月30日、Android版は2020年7月1日に修正版の配布を開始しているため、すでに修正版バージョン1.1.1にアップデートをしている方は特に何かをする必要はありません。
バージョン1.1.1へのアップデートをしていない方は、まずはアプリを最新版に更新をしましょう。
陽性者の登録画面で使用する処理番号の発行を開始!
接触確認アプリでは、陽性が発覚した人がアプリ上で陽性者の登録を行います。そして、濃厚接触した可能性のある人(過去2週間以内で陽性者と1m以内、15分以上一緒にいた履歴の残っている人)に対して通知される仕組みになっています。
今回、通知が開始されるにあたり、陽性者の登録画面で必須となる陽性者の処理番号の発行も開始されています。
なお、この陽性者の処理番号は新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS)によって発行され、陽性者に対して発行されます。
7月2日以前の接触履歴の通知も来る!
7月3日以前にアプリをダウンロードしていた場合、ダウンロードした時点から過去2週間の日々の接触履歴が残されるようになっています。そのため、今後は陽性者登録によって、7月2日以前に濃厚接触した可能性がある際には通知が来ることとなります。
過去の接触履歴データが大切!アプリをダウンロードしよう
注意したい点としては、このアプリは基本的に過去のデータをさかのぼって濃厚接触の可能性を割り出していくものです。スマートフォンを持ち歩いていても、アプリをダウンロードしていなければ、意味がありません。
自分自身だけでなく、周囲の人を新型コロナウイルスの脅威から守るためにも、早めにダウンロードを行うようにしましょう。
◆接触確認アプリ「COCOA」のダウンロードや最新の公式情報はこちらから!
接触確認アプリの変更点は?
また、接触確認アプリは下記の不具合についても修正を行っています。今後1か月程度は細かな点やデザイン上の修正なども行われることを告知しているため、こまめにアップデートをするように心がけておきましょう。
利用開始日がその日に変わる⇒更新前の最終使用日に固定
最初のバージョンでは、利用開始日が常にその日の日付に更新されていくという不具合がでていました。そのため、今回の修正版では、更新前のアプリで最後に使用したときの日付が利用開始日として固定表示されるようになっています。
しかし、実際の接触履歴のログは仕様通り、ダウンロード後から過去2週間の履歴を残されているため、機能としての問題はないようです。
修正版バージョン1.1.1から使用を開始した場合は、そのまま使用開始日が固定されるようになっています。