今回の興行役者は、松本幸四郎さん、片岡愛之助、中村勘九郎、市川猿之助、中村七之助、市川中車(香川照之)など、今話題の「半沢」ドラマのメンバーも多くいることでも注目されています。
片岡愛之助(第一部『連獅子』)が開演前にアナウンス!
第一部『連獅子』を演じる片岡愛之助さんは開演前に「一日も早い事態の収束を願い、全身全霊で舞台を務めます」などとアナウンスを行いました。妻である藤原紀香さんも観客からの暖かな声援に目がしらをおさえてたいたそうです。
松本幸四郎「8月の公演はスタートライン」
第4部『与話情浮名横櫛』に出演する松本幸四郎も初日前に応じたインタビューで、「まずは、お芝居を演じられる場を考え抜いていただいたことのうれしさがあります」と喜びを語っていました。
また、「今は制限がある中での再開ですが、すべて再開するのが本当の『再開』だと思っています。8月の公演は、そのためのスタートラインだと思っています」と語っています。
大竹しのぶが鑑賞して感激!
女優の大竹しのぶさんもインスタグラムに以下のように感動の声を寄せています。
いつもだったら入り口には人が溢れ、ロビーには、華やぐ装いのお客様で溢れ、その方達をお出迎えする着物姿の歌舞伎役者の奥様達が、華やかさを彩っていたのに。
幕が上がり、お囃子が響く。沈黙しながらも心が躍る。
勘九郎こと、雅ちゃんが出て来た。その顔を観た時涙が出そうになる。あまりに嬉しそうだったから。
そして七之助のたかちゃんの相変わらずの美しさに息を呑んだ。この感動も久しぶりだ。
この大変な状況の中でどうやって舞台を踏み、そこで生活している人々を支えるか、みんな真剣だ。
お客様は半分でも熱い拍手で幕が閉まった。
大竹しのぶさんは歌舞伎役者とのつながりも深く、今回の興行再開には大きな感動が胸に広がったようです。また、同じ舞台でも活動する人間としても、新型コロナウイルス対策をしっかりとした歌舞伎の興行に、感じ入る部分が大きくあったのではないでしょうか。
オンライン歌舞伎と限定的興行!少しずつ、前進しよう!
新型コロナの影響で、興行が中止されていた日々に、初めてオンラインの歌舞伎興行が行われました。家でも歌舞伎を楽しめるという新しい取り組みにも今後の期待がかかります!
また、9月も同様に4部制での興行が予定されています。本当に制限のない再開の日が来るまでまだ時間はかかりますが、それまでは今までとは違う歌舞伎の楽しみ方を発掘してみてはいかがでしょうか。
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