睡眠の質改善に効果が期待できる「還元型コエンザイムQ10」とは
昨年からの新型コロナウイルス流行の影響で、マスク着用時間の増加、外出自粛、テレワーク、遠方の家族と会えないなど様々なライフスタイルの変化がありました。
睡眠の悩みが増えたという方も多いのではないでしょうか。
日々の活動の質を上げるためには睡眠は必須。では、睡眠の質を改善するにはどうすれば良いのでしょうか。
今回は、日本睡眠改善協議会 上級睡眠改善インストラクター 安達直美先生に解説いただきました。
日本睡眠改善協議会 上級睡眠改善インストラクター
安達 直美 (あだち なおみ)先生
国内大手航空会社において国際線客室乗務員として勤務後、寝装品メーカーの研究所で主任研究員として睡眠に関わる研究に従事。睡眠文化戦略コーディネーターを経て、現在に至る。リラクゼーションおよび眠りに関するコーディネーターとしてエビデンスをもとにユーザー・オリエンテッド・マーケティングに携わる。
<主な実績>
・シティホテル、宿泊特価型ホテルの機能、空間、道具の仮説立案と商品化を行う。
・福岡RKB放送にてヘルスケア(健康)コーナーに13年間レギュラー出演。
・NHK教育テレビ「名医にQ」、テレビ朝日「やじうまプラス」や読売新聞など、コメンテーターとして出演。ほか、雑誌やウェブサイトへの寄稿多数。
・啓蒙活動として、世田谷区、江東区、市川市、相模原市などにおいて、眠りに関する講演実績多数。
・保育園での講演なども行う。
秋は睡眠の質を高めるのに最適な季節
疲れやすい季節の変わり目ですが、実は秋は睡眠の質を改善するのに最適な季節と言われています。
①温湿度がちょうど良く睡眠の質を高めやすい
季節によって、睡眠の質は変わります。秋といえば、食欲の秋やスポーツの秋と言われることが多いですが、睡眠の質を高めやすい睡眠の秋でもあります。
なぜ秋は睡眠の質を高めやすいのかというと、眠りは温湿度や環境によって大きな影響を受けており、その影響が少ないからです。
夏は暑さと湿気、冬は寒さと乾燥、日照時間、春は生活環境の変化によるストレスや花粉など、知らず知らずに眠りの邪魔者に悩まされています。
夏の疲れを、秋の睡眠で癒し、冬に備える。眠りの邪魔者が少ない秋こそ、眠りを楽しむ絶好のチャンスですので、肌触りの良いカバーやシーツ、好みの音楽や香りを上手に活用し、自分だけの「就眠儀式」を確立し、眠りにくい冬に備えましょう。
②睡眠不足はダイエットの天敵!?「食欲の秋」こそ注意を!
また、睡眠不足になると食欲増進ホルモンが多く分泌されやすくなり、食欲抑制ホルモンが分泌されにくくなります。
「食欲の秋」と言われるように、秋はどうしても食べ過ぎてしまうという方も多いと思いますので、睡眠不足には気を付けた方が良いです。
もうひとつダイエットと睡眠の観点で言うと、寝る際に痩身下着などで締め付けてしまうと、代謝が落ちている夜に、臓器の働きをさらに悪化させ、消化が遅くなります。
さらに、睡眠時間が不足すると、十分に腸が働く時間がありません。ゆったりとした格好で眠りにつき、6時間以上の睡眠時間を確保することを心掛け、翌日の排便を促しましょう。
良い眠りとは?
生活全体の質を高めるには、睡眠の質を高めることが重要と分かりました。では、良い眠りとはどういった眠りなのでしょうか?
良い眠りとは以下4つの要素が整っていることです。
良い眠り4つのポイント!
- 寝つきが良い (すぐに眠れる)
- ぐっすり眠れる (夢を見ない)
- 途中で目覚めることがない (途切れず連続性がある)
- 朝、すっきりと起きる (疲れが取れて爽やかな気分に)
全世代必見!睡眠レベルUPの法則
元国際線CAで一児の母である上級睡眠改善インストラクター・安達先生のご経験から見るライフステージごとの睡眠をご紹介します。
国際線CA時代「よく動く人ほどよく眠れる!睡眠の質≒活動の質」
国際線CA時代、肉体労働で時差もある中、休日は疲れて出かけることができなかったそう。一方、先輩を見ていると、休日もよく動く人ほど元気だったそうです。
それは、海外でもなるべく日本時間に合わせて身体のリズムを崩さないことで、質の良い休息を取って疲れを残さず、休日に遊びや勉強でストレスを解消することが出来ていたからでした。
しっかり休めて元気な秘訣は、休息と活動のメリハリ。疲労が溜まってしまうと、家でだらだら過ごしてしまうという方も多いと思いますが、日中の活動量が減ってしまうと、身体のリズムが乱れて逆に夜眠りにくくなり、さらに疲労やストレスが溜まってしまいます。
そのため、疲れた時ほど、リズムを乱さないためにいつもと変わらない生活をして、休んだら適度に動くことが大切です。