干支の順番の意味や由来・理由は?十二支の覚え方・読み方も解説

目次

– 十二支と植物の意味や順番

「支」は木を表します。

子:繁殖し、陽の気が萌え、誕生する。
丑:寒さで屈折する。
寅:冷たい土の中で、草木が曲がり、春を迎えて、地面から這い出る。
卯:生い茂り、太陽の方角を向き、栄養を蓄える。
辰:震え、伸び、すべてのものを揺るがし、陽気に支えられて、中ほどまで生長する。
巳:陽気は続き、ほぼ生長しきる。

午:最大にまで生長し、陰と陽が交わり、陽気に満ち、新たな命を生み出す。
未:日中は陰り、太陽も顔を見せない。
申:体を伸ばし、すべてのものは同じになる。
酉:すべてのものが熟す。
戌:すべてのものが燃え尽きる。
亥:すべてのものが蓄えられ、殻にこもる。

7.干支の読み方と中国の習慣

暮らしに息づく干支の読み方ですが、子は「ね」、丑は「うし」、寅は「とら」、卯は「う」、辰は「たつ」、巳は「み」、午は「うま」、未は「ひつじ」、申は「さる」、酉は「とり」、戌は「いぬ」、亥は「い」です。
通常の読みと違うので、覚え方にも工夫が必要です。

– 旧正月の中国は干支だらけ!?

これは、十二支ができた中国も同じで動物と十二支の読み方は一致しません。しかし、日本と違い年齢を干支で判断する習慣があり、年齢を聞かないで生まれの干支を聞いて、判断します。
例えば、中国人のおばさんに「あんた何年(なにどし)だい?」と聞かれたとします。仮に、自分が丑(うし)年で、おばさんも同じ丑年だったとすると同い年か12歳ずつ違うので、おおよそ検討がつきます。
いくら年をごまかしても、12歳違えば明らかに違います。そのため、中国人は自分の干支はみな言えます。

また、旧正月になると暮らしに欠かせないスーパーに、干支の飾りが大々的に飾られ、お祭り気分で盛り上がるので、来年の干支も自然と覚えます。
中国はクリスマスはお祝いしないので、12月から2月にかけて干支が町のあちこちで見られるようになります。このように中国では暮らしの中に干支が溶け込んでいるのです。

8.干支と動物は関係ない!?

干支歴とグレゴリオ暦は別々の歴法です。
干支歴は、甲子歴とも呼ばれ、中国の人々にとって特別な存在であり、古代中国の知恵の結晶でもあります。何千年にも渡って、この暦法が使われ、太陽の通り道である黄道と日を元に作られました。

立春を元旦とし、一周すると1年となります。
現代の旧暦は干支暦法を拝借し、正月の元旦を始まりとしています。「中国古代暦法」にも立春を年の初めとすることが書かれています。

– なんと干支の順番には陰陽五行も使われている!

天干地支は、22の記号を複雑に組み合わせ、規則性があります。それは自然の法則に時(時間)と空(方位)とを用い、「陰」と「陽」を合わせることで効果を発揮しています。中国干支歴法には陰陽五行の考え方と、自然界の法則が含まれているのです。
なお、暮らしで使われた中国の「干支暦法」は、主に干支年法、干支月法、干支日法、干支時法の4つの部分で構成されています。

9.簡単な干支の覚え方や順番

何の理由もなく、頭ごなし十二支や読み方を覚えようとしてもなかなか覚えられません。覚え方にはコツがあります。
覚え方は、十二支のレースや時刻に当てはめるのがいいでしょう。

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