簡単な覚え方は時計の文字盤の内側に平仮名で「ね」、「うし」、「とら」、「う」、「たつ」、「み」、「うま」、「ひつじ」、「さる」、「とり」、「いぬ」、「い」と書いてしまうのです。このとき数字は隠してはいけません。理由は時間が分からなくなるからです。
「ね」が12時で、「うし」は1時です。このように時計回りに書いていくと11時が「い」になります。
– 明日のデートは午の刻ね!
次に、一ヶ月ぐらいして、今は「うまの刻」だなと、数字を見て言えるぐらいになったら、漢字を加えます。漢字は数字の上に貼ります。理由は十二支の位置で時刻を覚えているからです。もはや、数字は不要です。
もともと書いてあった平仮名はそのままにします。
すると「うま」という平仮名を見て、時刻が分かると同時に「午」という漢字が「うま」という読みであることも同時に覚えられます。一石二鳥の覚え方です。
ただし、彼氏との会話で「明日は、午の刻にデートね。」と言わないようにしましょう。
10.暮らしの中の干支と意味
よく苦手な取引先と会うときに、あそこは「鬼門」だなと言う言葉を聞いたことはないでしょうか?
実はこれも十二支と関係しているのです。ここで言う鬼門とは「苦手」とか「やっかいな」という意味があります。
しかし、実際の鬼門とは北東の方角を意味します。平安時代に暮らした日本人は方角を十二支で表していました。北東は艮(うしとら)の方角と表現します。ちょうど丑(うし)と寅(とら)の間にあったので、「うしとら」の方角と呼ばれました。
では、なぜ鬼門となったのでしょうか?
答えは鬼の特徴を思い浮かべれば分かります。牛の角を生やし、虎皮のパンツをはいていたのが、鬼だったのです。これが理由です。
そのため、艮の方角は「鬼門」とされました。
こうした覚え方をすると一生忘れません。
– 「草木も眠る丑三つ時」の意味とは!?
また、非常に静かな時間帯である午前2時ごろを「草木も眠る丑三つ時」と言います。それは、午前2時ごろが丑の刻だったという理由からです。
やや古い表現にはなりますが、こうして暮らしの中にも十二支は浸透しているのです。
まとめ
古代中国の由来に始まり、日本での十二支の浸透の仕方や理由、簡単な十二支の覚え方を紹介しました。中には学術的でむずかしい箇所もありますが、必要な記事だけを読んで、暮らしに役立ててもらえれば、それで十分です。何も全て覚える必要はありません。十二支の順番の覚え方もコツをつかめば、あっという間です。
興味のある方は中国の歴史や暮らしと絡めて、探るといいかもしれませんね。
もっと占いについて知りたいあなたへ!
Related article /
関連記事