【小生使い方】40代以前の人が使うには古風すぎ?
小生は現代ではちょっとダンディな世代が使う言葉です。
お年を召された方や、ダンディなおじさまが使っているのであれば「お仕事されてきた丁寧な方だな」といった良い印象を与えますが、まだ壮年期の人たちがこうした小生という一人称を使うと古風すぎてミスマッチです。
それこそ現代の人が「拙者」と言っているような印象を与えてしまいます。
【小生使い方】女性は使っちゃダメ
小生は、先ほども述べたように男性の一人称を意味する言葉です。
女性が使うと誤用になってしまうので要注意です。
しかしながら、女性には小生のように女性特有の一人称はありません。
どんな国もそうであったように、日本は男尊女卑の文化がありました。
女性は社会に出ないものだったので、小生のような仕事などで使う一人称は必要なかったんですね。
それでは、女性はどのような一人称を使えば良いのでしょうか。
女性は「私」と言っても失礼に当たりません。
ビジネスシーンでも、プライベートなシーンでも幅広く使える「私」という一人称を使いましょう。
【小生使い方】目上の人にも使っちゃダメ
小生というのは、目上の人に使ってはいけないというところにも注意が必要です。
仕事での上司や取引先、先輩などには決して使わないよう注意しましょう。
小生と言うのは改まった言い方で大変丁寧ではあるのですが、受け取り手によっては、思わぬ誤解を生んでしまいかねません。
というのも、小生はもともと目下の人に使うものだからです。
目上の人に使ってしまうと誤用であるばかりか失礼にも当たるので気をつけましょう。
また、目下の人に使ったとしてもおじさんっぽい印象や古すぎる印象を与えてしまうことがあるので、使わない方が無難です。
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【小生使い方】私的なメールでも使っちゃダメ
小生という言葉を先輩や上司などに私的なことでメールするのはあまり良い使い方ではありません。
「拙者」と同じようなニュアンスでとられてしまい、「ふざけているのか?」と相手に不快感を与えかねません。
「小生」が丁寧さを意味していることをわかっているような人に送る分には問題ありませんが、控えた方が無難です。