異動メッセージカードを贈りたい
職場での異動発表は会社全体がちょっとソワソワした空気になりますよね。特に身近な存在の人が異動するとなると、伝えたいことがたくさんあるものです。
言葉で伝えるのもいいですが、メッセージカードを贈ってみませんか?文字で貰う言葉には、心を感じるものです。素敵な言葉を添えて、お世話になった人を送り出してあげませんか?
異動メッセージで気を付けておきたいポイントとは?
退職や異動などで職場を去る方にメッセージを送る機会というものは意外と多いものです。送別会などで直接本人にメッセージを伝えることもあれば、寄せ書きやメッセージカードなどに一言添えることもありますよね。
その際、どんなメッセージを送ろうか悩んでしまう方も少なくないでしょう。異動メッセージを送る場合は、相手の立場や自分との関係性などを踏まえた言葉のチョイスが必要になってきます。
異動メッセージを送る際、あまり長くなりすぎないように注意するようにしましょう。特に仲の良い友達の異動となると、伝えたいことが多くなりがちです。
しかし、ダラダラと同じようなメッセージでは、本当に伝えたい事も伝わりません。主幹をしっかりさせ、そこから枝葉を伸ばしていくようにするのがポイントです。
相手が仕事場の上司の場合、感謝を述べることも多いですよね。具体的なエピソードなどがあれば一言添えることで印象に残りやすくなります。
また相手が同僚や部下の場合、応援の言葉や思い出話などが多くなります。その際、「あの時私は〜〜と思いました」というように、ついつい自分が主体になってしまいがちです。あくまでも相手が主体になるよう気を付けましょう。
異動メッセージでは前向きな気持になれるような言葉
異動メッセージというと「寂しくなります」「残念です」といった語尾になってしまいがちです。しかし相手にとっては新しい門出になることも多く、せっかくならば出来れば明るく送り出してあげたいものですよね。
実際は同じことを言っているけれども、語尾を変えるだけで印象は大きく変わってきます。
例文としては、
"◯◯部長
◯◯部長には仕事で大切なことをたくさん教えて頂きました。来月から部長がいらっしゃらないと思うととても寂しくなります。"
よりは
"◯◯部長
◯◯部長が来月からいらっしゃらないと思うと、とても寂しくなりますが、部長に教えて頂いたことを忘れず、これからも精一杯頑張っていこうと思います。"
の方が相手も明るい気持ちで職場を後にできますよね。
異動になる上司へのメッセージで気を付けたい言葉選びとは?
メッセージを送る相手が上司の場合、気を付けなければならない言葉があります。
特に退職する方に対しては『ご苦労様でした』と付けてしまいがちですよね。しかし『ご苦労』という言葉は目上の者が目下の者に対して使う言葉ですので、上司に向けてのメッセージとしては不適切です。
同様に『お疲れ様でした』も目上の者が目下の者に対して使う言葉です。送別の際に控えるのはもちろんのこと、普段の仕事の場面でも上司の方にはあまり使わないように気をつけるようにしましょうね。
上司の方に対しては『ありがとうございました』や、『お世話になりました』などがおすすめです。
上司に異動メッセージで感謝を!
今まで最もお世話になった上司が異動になると聞いたとき、どんな気持ちになったでしょうか。もし、これまで怒られっぱなしだったとしても、いざ異動を知らされるとフォローしてもらったことを思い出すものですよね。
新天地に赴く時に不安や期待でいっぱいになるのは上司だって同じです。あなたの気持ちを素直に伝えて、これまでの感謝の気持ちをカードに込めて贈りましょう。
仕事でお世話になった上司に向けた異動メッセージの例文
直属の上司の方、お世話になった上司の方が異動をする際に使える例文をいくつか紹介しましょう。
メッセージカードなどで名前を記入する際は、『◯◯様』、もしくは『◯◯(役職)』としましょう。『◯◯(役職)様』は二重になるのでNGです。
"◯◯課長
◯◯課長には入社したときから◯年間、本当にお世話になりました。◯◯課長のおかげで、社会人として大きく成長できたと思っています。新しい部署に行かれても益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます。本当にありがとうございました。"
"◯◯さん
◯◯さんには、私がミスをした時いつも的確なアドバイスやフォローして頂きました。本当にありがとうございました。これからも教えて頂いたことを忘れず精進していきたいと思っております。新天地でもどうかお体に気をつけて、健やかにご就業下さい。"
あまり親しくない先輩や上司に異動メッセージを送る場合は?
それ程話したことがなく、あまり親しくない先輩や上司が異動する場合にも一言メッセージを求められることがありますよね。親しい方であれば面白いエピソードなどを添えることも出来ますが、それまで接点が殆どない場合は難しいものです。
しかし、いくら親しくないからといってあまりにもそっけないメッセージでは相手にも失礼です。先輩や上司の場合、仕事への取り組み方等、その人を見ていて思ったこと、今後への激励メッセージなどを添えるといいでしょう。
では、あまり親しくない相手への異動メッセージの例文を紹介します。
"◯◯さん
これまで大変お世話になりました。◯◯さんは仕事に対して真摯に取り組まれている印象がありました。新しい職場でもどうかお体に気をつけてご活躍されますよう、心よりお祈り申し上げます。"
"◯◯部長
◯◯部長とはあまり一緒のお仕事をする機会がなかったのが大変残念ですが、今後は本社会議などでお会いする機会もあるかと思います。その時は是非、色々とご指導頂ければ幸いです。"
部署変更や転勤の場合、仕事の内容次第で今後も接する可能性も少なくありませんので、その旨を一言添えるのもおすすめですよ。