公私混同の意味とは?
仕事関係や職場で、ある程度の人間関係や私情が絡んでくるのは、
どうしても避けられないものですよね。
とはいっても、あくまでも仕事や職場は、お金をいただくために働いている所である以上、
プライベートなことを持ち込むのは、基本的にタブーではあります。
また、ヒドイ人になると、会社の経費の使い方を私事に利用したり、
見境なく振る舞う人も存在します。
ケースバイケースですが、企業にとって必要なお付き合いとして発生する事であれば、
公私混同が許される場合も実際あるものです。
でも…その辺りの公私混同な見極め方も、微妙なところです。
そもそも公私混同って、公的な事が絡んでいる事ならOKで、
私情がある場合はダメ、という意味になりますよね。
仕事とプライベートで、ケジメをつけない場合を指しているのでしょう。
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仕事で公私混同する人
仕事で公私混同な言動をする人でも、色々なケースが見受けられます。
その例をあげてみると…
会社の経費の使い方を私事に利用する
・プライベートでの飲食代を会社の経費で落とす人
・実際には私事で使う物を「仕事で使用する」という理由で会社に費用を負担させる人
最も悪い経費の使い方といえますよね。
人間関係が絡んでいる
・プライベートで個人的な付き合いがある場合…
仕事上でトラブルが発生した時など、感情が挟んで適切な対処ができない人
・社内恋愛をしている場合、喧嘩などが原因で、必要最低限な仕事をやらなくなる人
仕事とは関係のない事を持ち込む
・仕事とは全く関係のない私事を、必要以上に持ち込んでくる人
例えば、会社のPCで私用メールをしたり、仕事と関連性のない情報をネット閲覧する。
大体が、会社の経費の使い方や、人間関係が絡んで周りがやりにくい…!
といった公私混同のケースがほとんどでしょう。
公私混同する職場のケース〜経費の使い方
この公私混同するケースで、一番厄介な事と言えば、経費の使い方でしょう。
またタチの悪いことに、それをやっている本人が、
平気になってしまっているということです。
社長であれ、上司という立場であれ、ちゃんと社員は見ているものです。
中には、デートで食事をした時の会計で、領収書を切ったという男性を見て、
とてもがっかりしたという残念なケースも…!
ここまでくると、公私混同というよりも、もはや悪質な行為!
だからといって、経費の使い方を公私混同している社長や上司を相手に、
直接文句を言うケースは、よほどのことがない限りあまりないかもしれません。
こっそり、他の上司にチクるだけ…?
ただ、本人は誰からも注意してくれないまま「そういう人だったんだ…」
と見られて、信頼されなくなるだけでしょう。
トップである社長であれば、尚更、誰も止められないですよね。
もし社員の誰かが何か訴えるようならば、
実力があって、結果も出していて、会社から必要不可欠な立場にいなければ、
声は弱いものです。
公私混同する職場のケース~人間関係
職場というのは、ただ仕事をするだけでいいというわけではなく、
人間関係もやはり必要不可欠ですよね。
ここで、どこまでを公私混同とするかが、微妙な問題になってきます。
確かに、公私混同が「仕事と全く関係のない事を持ち出す」という意味からすれば、
極端に言えば、私語は一切ダメ、仕事で誰かと仲良くするのはダメ…
ということになってしまいます。
これでは、豊かな人間関係を築き上げることはできなくなるでしょう。
例えば、誰かが結婚したり出産した時に、
有志または個人でお祝いのプレゼントをあげようという時。
これも禁止?なんて社内ルールにされたりしたら…つまらない職場と化しますよね。
または、職場恋愛も最もいい例でしょう。
基本的には、恋愛に限らず、誰と仲良くしようと人の自由ですよね。
ただ、私情が絡んでくると…大人の対応が試されてくることは覚悟すべきでしょう。
公私混同する職場のケース~プライベート
ひと昔前までは、企業のイベントの一環?として、社内旅行や飲み会が盛んでしたね。
今の時代、勤務外の時間を使うという意味で、強制参加をさせようものなら、
労働基準法違反や残業代の支払い義務が発生するという、
逆に企業側が強気に出れない状況があります。
これもある意味、参加する従業員にとって、
公私混同的なものを感じるから、だんだんそうなっていったのでしょう。
とはいえ、職場の空気から、本当は参加したくないのに参加せざるを得ない…
という悩みを持つ人も、多くいるようです。
最も、本人が人間関係に影響が出ようと気にしなければ、
参加しないという選択をすればいいだけなのかもしれませんが…。
ただ、飲み会というのは、公私混同というよりも、
職場の人とのコミュニケーションを図る意味で、有意義な機会にはなり得ます。
もしかしたら、いつも接点がない人ともお話したり、
人間関係が好転することもあるかもしれませんよ。
公私混同する企業
中小企業や零細企業の場合、公私混同するケースが多くあるようです。
特にオーナー企業や創業者であれば、ほとんどの場合が当てはまるでしょう。
例えば、経費の使い方として、プライベートが絡んでいる場合。
よく、税金対策として、社長が車を購入するケースもありますよね。
また、もっと私的なことでいえば、飲食代などに経費を使うことも…。
その企業であくせくと働く社員からすると、文句を言う人も出てくるでしょう。
でも冷静に考えると、社長からすれば、自分の会社の経費の使い方は、
法に違反してなければ自由です。
また、社長の営業力+カリスマ性ありきで会社が経営できている場合、
社員はあまり文句もいえなくなってくるものかも?
逆に、社員の営業力や能力に頼っている企業の場合だと…
経費の使い方を見て、いい気持ちはしませんよね。
公私混同の意味も、社長のあり方がどうなのかで、見方が変わるのでしょう。
公私混同する社長
企業を経営している社長にとって、経費の使い方が公私混同であろうと、
確かに勝手ではあります。
時には、社長が家族との旅行やプライベートの飲食代に経費を使ったり…
これではまるで会社を私物化?しているようなものですね。
決して、本来の経費の使い方とはいえません。
はたまた、社長の家族の引越しの手伝いを社員に手伝わせるというケースも!
でも、そんな企業の社長に限って、
社員には意味もなく公私混同を許さないという厳しい規則を与えたりします。
とても矛盾していますよね。
ここが、企業としての全体の質が下がってしまう原因にもなるのでしょう。
「一生懸命働いているのがバカらしい」と社員はモチベーションをなくしてしまうのです。
やはり、本当に伸びていく企業というのは、
こうした公私混同でのトラブルはないのかもしれません。
公私混同する人への対処法〜経費
もし職場で、経費の使い方を公私混同しているのを目の当たりにしてしまった時、どうするか…
例をあげると、
・会社の備品(PCや携帯など)を私物化する人。悪質なケースは、窃盗する人も!
・お客様用に用意してある飲み物類を持って帰っていく人
・会社が許可しているフリードリンクを、度を超えてまで利用する人
・ちょっとした私用の備品まで、経費を切る人
ある意味、職場という場所も無防備です。
最も見て見ぬ振りできないのは、公私混同を通り越して、PCなど高額な物品を窃盗するケース!
これらは企業側の管理の問題でもあるでしょう。
こうした他の人の公私混同は、よほどのことがあれば報告しても良いかもしれません。
ただ、あなた自身の勤務態度や公私混同などが問われることでもあります。
また、公私混同している当本人は、気づかないうちに周りから白い目で見られ、
居心地の悪い思いをしていくでしょう。
公私混同する人への対処法~人間関係
やはり感情を持つ人間が職場で働いている以上、
人間関係の公私混同でも、色々な問題が出てくるものです。
よくありがちなのが、上司と部下が公然の秘密で?職場恋愛をしている場合。
・明らかに部下のミスで責任が問われてもいいはずなのに、上司が味方してしまう
・職場恋愛をしている当人同士のトラブルなどで、仕事で関わっている人はやりにくい
とはいうものの…居合わせている人が、
当人の恋愛事情にまでとやかく問い詰めた所で、どうにかなるものではありません。
もし、本当に業務上で差し障りがあったとして、上司へ報告せざるを得ない場合なら、
恋愛の公私混同的な問題は挟まず、あくまでも仕事という観点で説明すべきでしょう。
なぜなら、ここで感情論を持ち出すのも、ある意味で公私混同と言われかねないからです。
公私混同する人への対処法~プライベート
本当に業務上には全く関係のない、
プライベートに関わってくるような公私混同も、厄介な問題ですよね。
よくある例としては…
・職場の飲み会や女子会に参加しないと、気まずい空気がある…
・休日を使われる会社のイベント
確かに、強制参加は問題になってしまうところでしょう。
でも、もし職場の雰囲気が良くて、楽しい!と思える場合なら、どうでしょう?
例えば企業側の主催ではなく、スポーツなど有志のレクリエーションなら、
こんな公私混同もありです。
また、会社の人と個人的な付き合いをするのは、
恋愛も含めて決してタブーではありませんよね。
ここは、個人的な感情の問題…。
職場の居心地が悪ければ公私混同が問題になりやすいし、
心地良ければそこまで問題視しないのかもしれません。
極論、もし職場の中に、気になる人がいたとして、
その人が飲み会に参加するならどうする?ということでしょう。
公私混同?社内恋愛
最も公私混同で問題にされやすいのが、社内恋愛をしている場合でしょう。
時代錯誤にも、社内恋愛禁止なんていう企業も少なからずあるのだとか…!
だからといって、いい大人がこれを忠実に守る人なんて、おそらくいないでしょう?
法律的にまでエスカレートすれば、益々、少子化問題に歯止めが効かなくなる一方ですよね。
中には、公然の秘密で、社長と社員が恋愛関係というケースだってあるのです。
また、個人的な感情のもつれが業務上に差し障りがあったとしても、
これは恋愛関係に限らず、普通の上司と部下や、同僚同士の人間関係でも同じことです。
ある意味、その方がよほど厄介な問題だったり…。
それでも、恋愛関係となると、やはり特殊?二人が一緒に居合わせていたりする所を見て、
周りがどんな感情を持つかだけのことです。
その当人たちのことが嫌いであれば、公私混同と大騒ぎしてしまうのが、
人間の本質なのかもしれません。
公私混同?社内恋愛~気をつけること
もし、社内恋愛をしているなら、二人でルールを決めておくといいのかもしれません。
・基本的に、付き合っていることを周りに口外しない(特に、女性には言わない)
・業務上、仕事はしっかりとやること
・もちろん、公私混同な言動は注意を払うこと。ケジメを忘れずに…
・喧嘩など何か問題が起こったとしても…必要最低限の会話は必要でしょう
・人目や噂が気になるなら、職場の近くでのデートは避ける
基本的に、もし社内恋愛がバレたからといって、
解雇されることは法律的にはないでしょう。
ただ、社長や上司にバレた時、もし当人の立場が弱かったり、
あまり好かれてない場合…キツく当たられたりするケースも。
これもある意味、公私混同な振る舞い方では?とは思いますが。
公私混同?社内恋愛~もし別れた場合
社内恋愛というのは、うまくいっている時は、とても楽しいかもしれません。
問題なのは…あいにく別れてしまった場合ではないでしょうか。
まさに公私混同の一番難しい所!
それでも、どちらかが会社を辞めるということではない限りは、
たとえ辛くても、顔を合わせなければならないでしょう。
ここは、大人の対応でしのぐしかありません。
そんな公私混同がタブーな時を過ごすコツは…
・必要最低限の会話はする
・なるべく二人にならないように気をつける
・仕事を忙しくする!
・早計にも、会社を辞めたりしない
・辛くても、社内の人には喋らない(これは相手への配慮にもなります)
・気分転換をしに行く(旅行やスポーツなど)
・もし周りが公私混同!などと噂をしていたとしても、気にせずに毅然としていること
■関連記事:職場恋愛について知りたい方はこちらもチェック!
公私混同で気をつけたいこと
公私混同の意味合いを考えた時、人間が働いている以上、
公的な部分と私的な部分の境目は、とても難しいものがありますね。
あまりに正義感で問い詰め過ぎていても、かえって雰囲気は悪くなります。
とはいっても、最低限のルールとしてケジメは持ちましょう。
主な気をつけたいルールをあげると…
・会社の経費で飲食しない
・業務上で経費の使い方には注意。必要な場合は、ちゃんと事前許可を!
・会社の部品(特に文房具などの備品など)を持ち帰らない
・会社のPCで私事メールの使用は避けましょう
・企業の情報を外へ口外したり、持ち出すことはNG!
・私情はうまく切り替えをする
・恋愛事は口外しない
公私混同は人間性が出る?
いかがでしょうか。
公私混同という意味には、経費の使い方から人間関係の私情まで、
いろんな問題が含まれていますよね。
特に会社勤めをしている場合、たとえ社長が公私混同?と疑ってかかったとしても、
物事の決定権を持っていない限りは、雇われている以上、
ある程度の妥協は必要なのかもしれません。
また、けっこう世の中は不条理なもので、
本来なら良しとはしない問題でも、良しとしてしまったり…
結局は人間関係が深く絡んでいるのでしょう。
もしかしたら、立ち入り過ぎてしまうことで、
不条理にも逆にあなたが損な立場に追いやられる可能性もあるかもしれません。
そこはうまく割り切って、自分だけはおかしな公私混同はしないように、
堂々とできる人でいましょう。