分け目の箇所を固定しすぎると、頭皮が露出して薄さがより目立ってしまいます。前述のとおり分け目をジグザグにして目立たなくさせるか、ヘアアクセサリーなどで分け目を見えなくする手段を取った方が良いでしょう。
分け目を固定するデメリットとして、もう1つ上げられるのが全体的なヘアスタイルのボリュームダウンです。分け目が固定されると髪が流れる方向と、その毛量が常に同じになるので必然的にボリュームは抑えられます。毛量が多い人にとっては効果的ですが、少ない方にとっては出来るだけ分け目のクセから逸脱したアレンジにした方が効果的と言えます。
薄い前髪が目立つゆるふわミディはNG
ゆるふわメディの前髪は、毛先を少なくして前髪自体に空気を含ませるような感じでスタイリングするので、薄い前髪がかえって目立ってしまい逆効果です。おでこと前髪の生え際の露出が高くなり、場合によっては見るも無残なヘアスタイルになってしまいます。
前髪が薄い女性にとっては、出来るだけ前髪単体へのアレンジは避けて、サイドやトップから髪を持ってくる等の助けを借りながら、なるべく前髪とその他のパーツの境目をはっきりさせない方法が有効的な対策になります。
間違った頭皮のケアは薄毛の原因を作る
薄毛の原因を作らないように頑張って対策しているはずが、そのものが薄毛の原因になっていたなんて事が多いようです。頭皮ケアはもちろん大事なんですが、認識を誤るととんでもない方向に行ってしまうので、決して思い込みだけで対策しないようにしましょう。頭皮が健康な状態をきちんと把握する事で正しい対策方法を選択する事が大切です。
頭皮マッサージのやり過ぎに注意
薄毛の対策として頭皮マッサージがよく上げられていますが、やり方を間違えると、この行為がそのまま薄毛の原因となってしまいます。よく中年の男性が薄毛対策に頭皮を叩くような事をしていますが、この方法だと頭皮に傷を作って雑菌が繁殖したり、叩く事によって皮膚自体が硬くなり毛穴がふさがるので絶対にやめましょう。
叩くことで血行がよくなると誤解されがちですが、叩いて頭皮が硬くなることで血行が行き届かなくなり髪の毛にも栄養が回らなくなります。健康な頭皮の状態は柔らかく皮膚が透き通っている状態だと言われているので、その状態を保つためにはやり過ぎは禁物です。
正しい頭皮のマッサージは、ゆっくりリズミカルに指の腹で頭皮を揉んで行くことが基本的なやり方になります。頭部にはいろんなツボが存在するので、それらを刺激することで血行を促して髪に栄養が行きやすい環境を作っていくことが、正しい頭皮マッサージにおける重要なポイントとなります。
シャンプーのやり過ぎと洗い残し
毛穴の油汚れも薄毛の原因として、よく上げられて、その対策として毛穴の汚れをしっかり洗う事が奨められています。しかしながら、皮膚にはある程度の油分が必要で、それまでも洗い流してしまうと頭皮が乾燥し、その乾燥を防ぐ為に大量の油分を出すように体が機能し始めます。そうなると結果的に毛穴が油分でふさがってしまうので薄毛の原因になります。まさに対策しようとしていた事が、そのまま原因になってしまう行為です。
また、洗い流しきれていないシャンプーの成分が毛穴に残っている事も多く、美容室のヘッドスパなどで見てもらった時に初めて判明するケースもあるようです。シャンプーやリンスを洗い流す時は、シャワーをかぶるだけでなく髪で毛穴をゆすぐような動作で洗い流すようにしましょう。美容師さんの洗い方を参考にすれば分かりやすいと思います。
薄毛対策には規則正しい生活を
薄毛の根本的な原因として上げられるのが日常生活に関する原因です。例えばタバコは血管の収縮を促すので、頭皮の血行も必然的に悪くなり、たちまち薄毛の原因となります。また、食生活の乱れから睡眠不足、ストレスも血行が悪くなり栄養分が髪の毛へ行き届かなくなる原因の1つとなるので規則正しい生活は、薄毛の根本的な対策となります。
健康な体とは血液の循環が正しく巡っていることを指すと言います。規則正しい生活をすることで身体中の血液が正しく循環し、栄養が隅々まで行き届いている状態を作り出すことが非常に重要であり薄毛の対策にも繋がります。
薄い前髪で流行りに乗ろう
最近の流行りのヘアスタイルには、薄い前髪の方には有利なヘアスタイルが多いのも事実です。前述にもあるようにチョッピーバングとよばれる韓国から流行した、眉上までの前髪に雑なバラバラ感を出したヘアスタイルは、いろんな雑誌モデルたちが実際にしているヘアスタイルです。薄い前髪は今の時代において決して不利な特徴ではなく、むしろ時代に沿ったヘアスタイルが簡単に出来る恵まれた特徴と言えるのかもしれませんね。