当事者意識とは?欠如している人に当事者意識を持たせる方法7選!

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彼らが仕事をする意味を見出すためにも、その仕事が重要度の高いものだとわからせることが必要です。決裁書にハンコを押させる権限を与えるわけではないですが、形だけでも「担当者」と認識させるのです。

いきなり重要なポストを与えて、恐怖心から逃げ出されても困りますからね。

担当者扱いされたからと言って、突然本人の意識が変わるわけではありません。指導者側には、時間をかけて少しずつステップアップさせていく根性が求められます。

欠如している人に当事者意識を持たせる方法3

【細かく指示する】

当事者意識を高める方法3つ目は、細かく指示することです。

それまで受け身の態勢で仕事をしてきた人に対して、突然「能動的に動け!」と言ったところで、動けるわけがないですよね。

なぜ受け身のままかと言うと、「失敗して何か言われるのがイヤだ」「トラブルに巻き込まれたくない」という意識があるからです。

そんな時は、責任を上司や別の人間が負うことにして、本人には細かに仕事内容を指示していきましょう。時間、目的、締め切り、求められる成果やその仕事を達成する意味など、誰が見てもわかるくらいの細かな指示です。

そのためには口頭で伝えるだけでなく、紙に指示内容をすべて書いて、目につくところに貼りつけておきましょう。後で「自分は知らなかった」なんて言い訳は一切できなくなりますよ。

欠如している人に当事者意識を持たせる方法4

【「どうすればよくなるか?」と考えてみる】

当事者意識を高める方法4つ目は、「どうすればよくなるか?」と考えてみることです。

仕事をしていると、どうしてもキレイ事で済まされないことが出てきます。不平不満が出てくるのは当然です。

ただ、不平不満を呟いているだけでは何も解決しないし、誰かに責任転嫁したり、自分を正当化したくなるだけです。

不平不満が避けて通れないものなら、いっそのこと「今の悪い状況をどうすればいい?」というところまで考えを巡らせてみましょう。

最初はただ考えるだけで、具体的に行動に移せなくても大丈夫です。改善策を打ち出して行けるようになることに意味があるのです。

これがクセづけば不平不満はなりを潜め、当事者意識を持って仕事に打ち込めるでしょう。

欠如している人に当事者意識を持たせる方法5

【個人の責任であることを伝える】

当事者意識を高める方法5つ目は、個人の責任であることを伝えることです。

会社はひとつの組織です。組織である以上、必ずどこかの部署や役職の人が責任を担っているもの。ところが、当事者意識が欠如している人は、組織そのもののシステムを理解していない可能性があります。

まずは、それぞれの部署や役職が持つ意味をしっかり理解してもらう必要があります。

組織のシステムを理解しても、責任は自分にはないと考える人も一定数います。その場合は、しっかりと個人に責任があること、また個人として責任を持つべきだと伝えましょう。

方法としては、それぞれの役割を紙などに書いて、視覚化しておくことが有効です。組織は個人の力が集まってこそでき得ることだと知らしめるのです。

欠如している人に当事者意識を持たせる方法6

【やり遂げたら褒める、喜ぶ】

当事者意識を高める方法6つ目は、やり遂げたら褒めたり、いっしょに喜んだりすることです。

当事者意識が欠如している人に徹底的に足りないのは、達成感を味わう経験です。誰かに責任転嫁し、自分で積極的に動くことのな人たちは、自分を高めるために何かすることもまずありません。

達成感を味わえない限り、主体的に動くことは未来永劫ないでしょう。

指示した仕事にしろ、言われた通りやり遂げたら、まずは褒めたり、いっしょに喜んだりしましょう。そして、「よくここまで頑張ってくれた」と、感謝の気持ちも持つようにしましょう。

我が事のように喜んでくれる人を見て、まったくやる気を出さない人もそうそういないと思います。何かしら心に響きます。そこが成長の第一歩です。

「今の気持ちはどう?」とさり気に質問を投げかけ、本人にも喜びを実感させてあげましょう。

欠如している人に当事者意識を持たせる方法7

【失敗した時はいっしょにフィードバックする】

当事者意識を高める方法7つ目は、失敗した時はいっしょにフィードバックすることです。

たくさん褒めるのもいいことですが、失敗した時は、そのプロセスをいっしょにフィードバックする必要があります。

フィードバックする際には、説教くさくならないよう注意すべきです。失敗を責めるのではなく、次につながるアドバイスをするようにしましょう。

親身なアドバイスをして、本人に次回への期待をかけることで、当事者意識を持ったまま次のステップに進むことができます。

もしフィードバックを聞く素振りがなかったら、「あなたのこの失敗が、こうした結果をもたらした」とはっきり伝えましょう。よほど愚直な人間でなければ、事の重大さや叱られる意味を悟るでしょう。

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