エキゾチックな香りが特徴なのがオリエンタル系です。シナモンやカルダモンの温かみのあるスパイス、そしてウッディなノートが香りに奥行きを与えます。
どこかセクシーで魅惑的な雰囲気を演出するオリエンタル系の香り。女性用と男性用の両方で見られますが、特に女性用の香水が人気です。
デートはもちろん、ドレスアップするシーンにもいいそうです。日常の装いにちょっと華やかさをプラスしたいなら、ぜひオリエンタル系の香水を試してみましょう。
フゼア系
男性に人気なのがフゼア系の香りです。フゼアとは、植物のシダを指します。1882年にフランスのウビガン社から発売された「フゼアロワイヤル」が、この香水の名前の由来となりました。
フゼア系の香りは、ラベンダーなどの爽やかでセクシーな香りが特徴です。ビジネスシーンやフォーマルなシーンなどにピッタリ合う香りとして、多くの男性に愛されています。
清潔感と洗練された雰囲気を演出するために、フゼア系の香りを選ぶ男性も増えています。その香りは、大人の魅力を引き立てる一方で、周囲に印象を残すことができるでしょう。
ムスクとは?
香水の中には、「ムスク」というのがあるのをご存知でしょうか。まず、ムスクとは、動物由来の香り成分から作られる香料の一種です。昔はジャコウジカの臭腺から取られていたそうですが、今は合成香料が主流です。
ムスクの香りは、甘く温かみがあり、どこかセクシャルで魅力的な雰囲気を持っています。楊貴妃も愛用していたと言われ、昔は媚薬として使われていたほどモテる香水として人気だったようです。ゆっくりと余裕をもって香るというところに、色気を感じるのかもしれませんね。
香水の付け方◎香水を付けるタイミング
それでは、香水を付けるタイミングはいつがいいのでしょうか。多くの場合、香ってほしいと思うタイミングの30分前には香水を付けたほうがいいと言われています。
香水を付けてすぐの香りは「トップノート」と言われています。この時の香りは、スプレータイプであれば肌や洋服についたばかりの状態で、まだ馴染んでいません。また香水に含まれるアルコールの成分の香りが強いことがあるそうです。
香水を付けて30分を過ぎたあたりからの香りは「ミドルノート」と呼ばれています。このミドルノートで香る香りが、もっともきれいな香りだと言われます。
その後、3時間をすぎたあたりからの香りを「ライトノート」と言います。香りの余韻とも言われる時間です。長く香りの続く香水もありますが、このあたりから香りはほとんど感じられなくなります。気になる人は、香りをプラスしたい時間ですね。
香水の付け方◎香水を付ける位置
ここからは香水を付ける位置をまとめていきます。どの位置につける場合にも、スプレータイプの香水で1プッシュの量が目安です。プッシュ回数の量を増やすと、とてもキツイ香りになってしまいます。
香って欲しい人にだけわかる程度の香りが望ましいです。では、香水を付けるおすすめの位置を紹介していきます。
【香水を付ける位置】肩
最初の方法は、首筋から肩にかけて香水をつける方法です。
この方法は、香りを広げるのに最適。肌に直接香水をつけることで香りがより長持ちします。首筋に香水をつけた後、指先で軽く押して肩の方向に香りを広げると、香りがより均等に広がりますよ。
プッシュ回数は1回。自分で香りを確認できる位置につけるので、香りが強すぎないかどうかをチェックしましょう。
【香水を付ける位置】ひじ
肘は、香水をつけるのにおすすめな場所の一つ。特に肘の内側は、体温が比較的高いため、香りが長時間持続しやすい場所でもあります。
直接肌にスプレーするのではなく、一度コットンに香水を含ませて、ぽんぽんと叩くようにして香りを広げると、均等に香りが広がりますよ。肘に香水をつけた後は、香りを広げるために手首など他のポイントにも馴染ませるといいでしょう。
ただし、肘は通常、他の部位よりも皮膚が乾燥しやすい場所です。香水をつける前に、保湿クリームなどで肌をしっかりと保湿しておきましょう。乾燥を防ぎながら、香りを楽しむことが大切ですね。
【香水を付ける位置】手首の内側
肘と同様に、手首の内側も香りが続きやすい場所なんです。手首は常に動いているため、その香りが周囲に広がりやすく、自然な香り付けができる点でも優れています。
プッシュ回数は1回。手首を合わせて軽くこすると、香りが活性化されますよ。肌に直接スプレーするのではなく、空気中に香りを含ませてから手首をくぐらせるのがポイントです。
香りが強すぎると感じたら、湿ったタオルで手首を拭いてみるか、時間が経つにつれて香りが和らいでくるのを待ちましょう。