そもそも“ゆとり世代”ってなに?
「ゆとり世代」という言葉、みなさんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
日本ではゆとりのある教育を子供に受けさせることを目的に、主に1980年、1992年、2002年と3度の教育指導要綱が改定されました。
1980年にはそれまで詰め込むだけだった学校の授業に「ゆとりの時間」という枠が組み込まれ、1992年には第2土曜日が休みに、そして2002年には小中学校の学習内容が3割も削減され完全週5日制へと移行しました。
世間では一般的に2002年以降に教育を受けた人を「ゆとり世代」と呼ぶことが多いようです。
今回はこの「ゆとり世代」によく見られる特徴と、ゆとり世代の部下がいる職場の人付き合いが上手くいくコツを紹介いたします。
「ゆとり世代」がよく分からない人や、なんとなく苦手意識を持ってしまっている人もコチラの記事を読めば、きっと彼らのことを少し理解できるようになるでしょう。ぜひ最後までご覧ください♪
“ゆとり世代”はいつからいつまで?
いわゆる「ゆとり世代」と言われる世代はとても幅が広いのが特徴です。
上記でも少しご紹介しましたが、ゆとり教育が開始されたのは1980年で、近年は2002年にも学習指導要領が改正されていますので、大きく見ればゆとり世代は1980年代以降に教育を受けた全ての人とする考え方もあります。
しかし世間一般的には「ゆとり世代」と言われているのは2002年から2010年の間にゆとり教育を受けた世代のことをいいます。
生まれが1996年から2003年で、2019年現在16歳から23歳までの人が主にいま「ゆとり世代」と呼ばれる年齢の方です。
世間が思う“ゆとり世代”の特徴
ではここからはさっそく世間が思う「ゆとり世代」の特徴についてみていきましょう!
「ゆとり世代」という言葉は世間では少しマイナスな意味に使われることが多いようです。もし「ゆとり世代」の年下の部下がいる場合は、彼らに当てはまる特徴があるかぜひチェックしてみてください。
仕事よりもプライベート優先
「ゆとり世代」はまず仕事よりもプライベートを優先させる傾向があります。よく言われるのは、職場の先輩や上司との飲み会よりも友達との遊びを優先するというものです。
ゆとり世代の若者にとっては職場の飲み会は時間のムダだと考えてしまうことも多く、気を使うなら最初から行きたくないとはっきり口にしてしまうことも少なくありません。
自主性に欠ける
「ゆとり世代」の若者は自主性に欠けると言われるのも大きな特徴です。自分で考えて物事を決めて行動することが苦手なため、どうしても誰かの指示待ってからでなければ動くことができません。
指示待ち人間である「ゆとり世代」の若者は先輩や上司が毎回のように指示を出して動かすことになり、臨機応変な対応ができない人もたくさんいます。
効率の良さを重視
また「ゆとり世代」の若者はネットに頼りがちな生活を送っているため、必要以上に効率の良さを重視してしまうこともあります。
コミュニケーションなどを完全に無視して効率だけを求めて作業する様子に、周りの人は打ち解けにくさを感じてしまうことも珍しくありません。
叱られ下手
さらに「ゆとり世代」の若者は叱られなれていないため叱られ下手であるという特徴があります。
幼い頃からおじいちゃんやおばあちゃん世代の人と触れ合うことがあまりなく、両親から甘やかされて育てられたゆとり世代の若者は、少しでも叱られると極端に落ち込んでしまいやる気を失ってしまうことがあります。
忍耐力に欠ける
「ゆとり世代」の若者は忍耐力に欠けるとも言われています。
最近の若い人は仕事が続かないとよく言われますが、イヤなことがあると我慢がきかない人が多いのもゆとり世代の大きな特徴です。
忍耐力に欠けるというのは自分に甘い証拠かもしれませんね。
ステータスに重きをおかない
「ゆとり世代」の若者は忍耐力や自主性が欠けるかわりに、個人のステータスに重きをおかないという傾向がみられます。
バブル時代を経験した年代の人に比べると、高級車や高級時計などハイクラスなアイテム等に憧れを抱かない人が増えています。人は人、自分は自分と割り切った考え方を持っています。