第7位にランクインしたのは2009年リリースとなった記念すべきデビューシングル『One Time』です。この時、ジャスティン・ビーバーは15歳でした。
ミュージックビデオでは、まだあどけないモップヘアーの頃のジャスティン・ビーバーが友達とビデオゲームをしながら、声変わり前の声であのアッシャーと電話で話すシーンが見られます。この頃から大物と対等する演出がなされるなど、音楽シーンの期待を一身に背負っていたということが伺われます。
2009年初頭にファーストシングル『One Time』をひっさげてデビューを果たしたジャスティン・ビーバーは、その秋にはすでに世界のセレブリティの仲間入りをしました。セールス結果は、発売初週でカナダのホットチャート100で12位を獲得、ビルボードホットチャート 100においては、最高17位を獲得しました。またこの楽曲はカナダとアメリカでプラチナディスクを獲得、オーストラリアとニュージーランドでゴールドディスクを獲得しました。
6位「Boyfriend」
第6位にランクインしたのは2012年にリリースしたシングル『Boyfriend』です。この曲は3枚目のスタジオアルバム『Believe』にも収録されています。楽曲はシンガーソングライターのマイク・ポズナーと共作されています。
2012年3月にリリースされるとすぐに、『Boyfriend』はビルボードヒットチャート100にて初登場2位を飾ります。デジタル音楽配信では累計521,000ダウンロードに達し、発売初週のカウントで音楽配信史上2番目に多いダウンロード数となりました。
代表曲『Boyfriend』は、ジャスティン・ビーバーにとって初めてカナダホットチャート 100で首位を獲得した曲となりました。『Boyfriend』はそのまま1週間首位を保持し続けました。
5位「SORRY」
第5位にランクインしたのは2015年にリリースした4枚目のスタジオアルバム『Purpose』から、セカンドシングルとして発表した『sorry』です。
この楽曲はインスタントダウンロード版としてリリースし、ビルボードホットチャート100初登場2位を記録しました。その後、 2016年にはチャートの1位にかけ上がり、ジャスティン・ビーバーにとってビルボードチャートで1位になった2つ目のシングルとなりました。
おとなしめでシリアスな音楽展開の楽曲にも関わらず、ミュージックビデオは80年代風のレトロファッションに身をつつんだパリピライクな女性ダンサーが踊りまくるといったヒップな仕上がりで、この映像も巷では評判を呼びました。
4位「Beauty And A Beat feat.Nicki Minaj」
第4位にランクインしたのは2014年にリリースしたアッパーな代表曲『Beauty And A Beat」です。フィーチャリングには売れっ子女性シンガーのニッキ・ミナージュを起用しています。
ミュージックビデオではプールの中でずぶ濡れになりながら歌う姿とセルフィーで楽しむジャスティン・ビーバーのハッピーなパフォーマンスが印象的です。
3位「WAHT DO YOU MEAN ?」
ベスト3にランクインしたのは2015年リリースの世界的ヒット曲『What Do You Mean? 』です。2015年8月に発表された4枚目のスタジオアルバム『Purpose』から、ファーストシングルとしてリリースしました。
この曲がリリースされるやいなや、セクシーなミュージックビデオとともに評判は爆発的に広まっていき、ビルボードホットチャート100では自身初の1位を獲得しました。またビルボードチャートでは初登場で1位を達成した史上最年少の男性アーティストとしても記録され、同時にギネス世界記録にも認定されました。
ポップミュージック、エレクトロニックミュージック、そしてアコースティックなR&Bをミックスした深みのある楽曲、ドラマチックな展開を描くミュージックビデオなど、ジャスティン・ビーバーの底知れない表現力が詰まった楽曲となっています。
2位「BABY feat.Ludacris」
第2位に輝いたのは、2010年、稀代のアーティスト、リュダクリスをフィーチャーしたデビューアルバム『My World 2.0』からのリードシングル『Baby』です。まだあどけなさが残る十代のアーティストによる爽やかなこの楽曲は、ビルボードホットチャート100で5位を獲得し、北米、欧州各国のチャートで10位以上を記録し、世界的な大ヒットにつながりました。
それまでも高い評価を得ていたジャスティン・ビーバーでしたが、この『Baby』の世界的なヒッにより、その名声を不動のものとしたのです。
ジャスティン・ビーバーの伸びゆく高音を堪能できる名曲として、ジャスティン・ビーバーのファンの中でのとりわけ人気の高い曲でもあります。
1位「LOVE YOURSELF」
そして、数ある代表曲を抑えて栄えある第1位に輝いたのは、2015年リリースの大ヒットアルバム『Purpose」より3枚目のシングルカットとなった『Love Yourself』です。
この年のジャスティン・ビーバーは、『What Do You Mean?』『Sorry』『Love Yourself』と、同一アルバムから立て続けに3枚のシングルを大ヒットに結びつけ、それぞれビルボードチャート100で1位を獲得するなどの快挙を成し遂げました。
『Love Yourself』はもともとエド・シーランが歌う予定の楽曲だったそうですが、自分が歌う歌ではないと感じたエド・シーランがこの楽曲をジャスティン・ビーバーに提供したと伝えられています。また、歌詞はジャスティン・ビーバーの手によるものですが、その内容はかつての恋人だった女性シンガー、セレーナ・ゴメスへのメッセージソングだという噂もあり、痛烈な皮肉に満ちているとも伝えられています。
楽曲は落ち着いたテンポでありながら、その歌われる世界はかなりハードです。ジャスティン・ビーバー本人がセレーナ・ゴメスに向かって歌った歌だと言っているようですから、その歌詞を見ると、相当な別れ方をしたと推測されます。
そんな奥深くスキャンダラス(?)な一面をのぞかせるジャスティン・ビーバーの世界観は、実に奥が深いのです。