1963年リリースされた2作目のオリジナルアルバムです。ジョージハリソンが初めて作詞作曲した「ドント・バザー・ミー」など8曲が新曲、6曲がカバーで構成されています。
ジョンレノンの親友だったスチュアート・サトクリフの恋人が撮影したハーフシャドーの写真をもとに撮られました。当時画期的で、日本やアメリカでビートルズのアルバムが編集される際はこの写真がジャケットに使われるなど非常に話題になり、これまでに多くのパロディが作られました。
このジャケット以降、メンバー全員がビジュアル作成に非常にこだわりを持つようになったと言われています。
初期の作品だけあってロックテイストの濃いアルバム。ファーストとセカンドアルバムを合わせると年間のチャート1位をほとんどビートルズが独占しています。ジョンが絶賛したポール作詞作曲の「All My Loving」がこのアルバムの価値を高めています。
第8位:レット・イット・ビー
1970年に発売された13作目のアルバムで、事実上の解散の1か月後に出されました。すでにメンバー間の雰囲気は最悪でレコーディングは難航。オーバーダビングという過剰なアレンジをしないアルバムを作る過程を映画にしようとしていたもののとん挫してしまいます。
とん挫委している中、ジョージハリソンがジョンレノンに紹介したフィル・スペクターによりアルバムが作られ発売されます。結局オーバーダビングされ作られたためこの出来に激怒したポールマッカートニーは発売中止を争って訴訟を起こそうとしたほどだそうです。
長年ビートルズのプロデューサーであったジョージ・マーティンもアルバムの出来に驚き、呆れたと言われています。2003年にフィルによるアレンジを排した「レット・イット・ビー...ネイキッド」が発売されるなど、ややいわくつきのアルバムと言えます。
第7位:ビートルズ・フォー・セール
1964年に発売されたオリジナルアルバム4作目です。クリスマスセールにかけた名前が付けられました。当時は仲の良かったジョンとポールによる共作が多く含まれ、オリジナル8曲、カバー6曲という構成です。
63~64年にかけて非常に多忙だったビートルズ。同時にビートルズのファンも非常に過熱した状況にありました。テレビ出演も非常に多く、ビートルズのアルバムの需要は非常に高く、作成から録音まで2か月程度で作られたほどです。
各国で1位を獲得し、イギリスでは46週間チャートインするという偉業を成し遂げました。
第6位:ラバー・ソウル
1965年リリースオリジナルアルバムです。ビートルズの中でも歴代7位となる約1,050万枚売り上げた人気作で、ビートルズ中期を代表する作品です。
じっくりとスタジオで録音ができるようになったと言われる時期の1枚なだけあって「ノルウェイの森」や、「Drive My Car」などミドルテンポの名作が揃う落ち着いた雰囲気があります。
第5位:マジカル・ミステリー・ツアー
ビートルズ制作、主演のテレビ映画「Magical Mystery Tour」のサントラ盤です。映画自体の評判は発表当時は高いものではありませんでした。表題曲でもある「マジカル・ミステリー・ツアー」は三菱自動車のCMにも使われたとてもポピュラーな曲です。
第4位:リボルバー
1966年リリースのオリジナルアルバムです。約900万枚売り上げ。サイケデリックが流行したころの、メンバーがそれぞれの音楽性に目覚めていった時期の作品です。この頃メンバーはLDSという薬物を使っており、その影響が色濃く出ているとも言われています。
第3位:アビイ・ロード
ビートルズと言えばこの写真!レッドチリペッパーズ等他のアーティストによるオマージュも非常に多く、史上最も有名なジャケット写真の一つと言えるのではないでしょうか。ポールによる発案で、EMI前で撮影されたそうです。
1969年にリリースされた最も評価の高いアルバムとも称される作品で、約1,600万枚売上げ、最後のアルバムとなりました。ジョージハリソンによる「Here Comes the Sun」は現在でもファンの中でも人気の高い曲です。