第8位:娘へ(1991年発売)
第8位の『娘へ ~大和撫子養成ギブス編~』は娘・詠夢さんの為に歌った曲です。
サブタイトルの「大和撫子養成ギブス編」がユニークですが、娘には立派な男を育てる為の存在になってもらう様に、自分がそれを支えようとする意志が伝わってきます。
カップリング曲には、『神様のくれた5分』が収録されています。
第7位:息子へ(1991年発売)
第7位の『息子へ〜父からの風〜』は、『娘へ ~大和撫子養成ギブス編~』同様、息子・佐田大陸さんの為に歌った曲です。
自らの半生を踏まえながら自虐や警告をしつつも、優しい子になってほしいという願いが込められていることが分かります。
カップリング曲には、『SAILING TOGETHER〜いま船出のとき〜』が収録されています。
第6位:男は大きな河になれ~モルダウより~(1987年発売)
第6位の『男は大きな河になれ~モルダウより~』は男性に当てた人生の応援歌となっていますが、歌詞には女性へのメッセージも書かれてあります。
壮大なタイトルですが、曲調は『モルダウ・「我が祖国」』を元にした切ないものとなっており、そこに新たに歌詞を当てたものになっています。
この曲は、1987年に公開された映画『次郎物語』の主題歌となりました。この映画には、さだまさしさんも音楽を担当しました。
カップリング曲には、『チャンス』が収録されています。
第5位:奇跡(1991年発売)
第5位の『奇跡〜大きな愛のように〜』は愛する人を応援し守りたいという意思が込められた曲です。
トヨタ自動車「カローラ」のCMソングにもなりました。
カップリング曲には、弟が少年時代に会ったという少年をネタにした『ヨシムラ』が収録されています。
第4位:夢の吹く頃(1988年発売)
第4位の『夢の吹く頃』は、夢が叶うことを願う人の心情を綴った曲です。
壮大なメロディから流れる歌詞が儚くて良いですね。
1988年に放送された、年末時代劇スペシャル『五稜郭』の主題歌にもなりました。
カップリング曲には、『理・不・尽』が収録されています。
第3位:ヴァージン・ロード(1994年発売)
第3位の『ヴァージン・ロード』は、ウエディングソングを意識した曲です。歌詞からは花嫁姿に惹かれている様子が目に浮かびますね。
バラエティ番組『ウェディングベル』(TBS系)エンディングテーマにもなりました。
カップリング曲には、『関白宣言』のアンサーソング『関白失脚』が収録されています。
第2位:しあわせについて(1982年発売)
第2位の『しあわせについて』は、幸せの在り方について問いつつも生まれ変わった世界では平和に暮らしたいという思いが込められています。
1982年に公開された映画『ひめゆりの塔』の主題歌になりました。
この曲が発表された際、「日和見的左翼」と評されましたが、16万3000枚を売り上げ、チャート最高順位で13位を記録しました。
カップリング曲には、『苺ノ唄』が収録されています。
第1位:親父の一番長い日(1989年発売)
第1位に選ばれたのは『親父の一番長い日』です。この曲は、さだまさしさんの妹・佐田玲子さんをモデルに一人の女性の誕生から結婚に至るまでの人生と、娘の成長に一喜一憂する父親の姿が女性の兄の視点から描かれています。
なお、さだまさしさんの妹・佐田玲子さんは現在も独身です。
CDは90万枚も売り上げ、オリコンチャート最高順位1位を記録し、1979年度年間チャート38位、1980年度年間チャート36位になりました。
そのおかげで、本作を原案としたドラマが1989年と2009年の2回放送されました。
カップリング曲には、『椎の実のママへ』が収録されています。