【澪】について
名前は子供にとって、両親からの最初のプレゼントと言えます。名前は基本的に一生使うもの。その子供の人生が素晴らしいものになるよう、愛情と願いを込めて名前をつけたいですよね。
ここでは名前に人気の漢字【澪】についてご紹介します。画数や意味だけでなく、実際の名前の例も取り上げますので、名づけの参考にしてみて下さい。
まず【澪】という漢字について、読み方や画数、意味などをご紹介します。
読み方
【澪】は特に女の子の名前に使われることが多く、「みお」「レイ」と読む場合が多いです。特に【澪】1文字で「みお」と読む名前は、2019年の女の子の名前人気ランキングで上位に入りました。
また【澪】の他の読み方に「リョウ」があります。【澪】は女の子の名前に使われることが多いですが、男の子に使う場合は「レイ」や「リョウ」の読み方で、性別がわかるような漢字を組み合わせることが多いです。
画数
【澪】の画数は16画です。姓名判断において16画は三大吉数の一つと言われています。ゼロからものを作り出す強さがあり、年長の人にサポートしてもらうことで発展していく可能性があります。
姓名判断は苗字など他の漢字との組み合わせで運勢が変わるので、気になる方は姓名判断の本やアプリなどで調べてみると良いでしょう。
由来
【澪】は「さんずい」と「雨」と「令」を組み合わせた漢字で、それぞれ「水が流れる様子」「雨が降る様子」「神様に祈りを捧げる人」の意味があります。このことから「神様に祈りが通じ、雨が降り始め、その水が流れていく様子」や「神の川」を表すようになったと言われています。
意味
【澪】の漢字には「神様が降らせた雨でできた川」という由来から、「海や川にある船が通る水路」や「船が通った後にできる後」という意味があります。
また同じ音の言葉を使う和歌の技法で、掛詞というものがあります。「澪標」と「身を尽くし」でともに「みをつくし」と読み、この場合は「物事に一生懸命取り組む」「夢中になる」といった意味になります。
イメージ
【澪】の漢字には「さんずい」や「雨」など水に関連するパーツが含まれることから、フレッシュな印象や凛としたイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。
また【澪】は「レイ」や「みお」という読み方で女の子の名前に多く使われることから、「かわいらしい」「清々しい」といったイメージとなることもあります。
【澪】に込められる想いとは
次に【澪】という漢字を名前に使うと、どんな意味や願いが込められるかについて、ご紹介します。
人を手助けできる心をもつ人になりますように
【澪】は和歌の掛詞で「澪標(みおつくし)=身を尽くし」の意味で使われました。このことから【澪】には身を尽くす、つまり人のために一生懸命になるというイメージがあります。水のイメージや凛とした雰囲気の【澪】ですが、「人を手助けできる心をもつ人になりますように」という温かい意味もあるのです。
自分の人生を切り拓いていけるように
こちらも和歌の「澪標」がもとになっています。澪標は船などが通る水路の目印を指しており、そこから【澪】に「道標」というイメージが生まれました。船が水上をぐんぐんと進む姿になぞらえて、「自分の人生を切り拓いていけるように」という意味が込められています。