「いろは」のイメージ
「いろは」という言葉を聞いて、多くの方はまず「いろはにほへと ちりぬるを…」で続くいろは歌を思い浮かべるかもしれません。それほどに、「いろは」という言葉は多くの方に親しまれており、特に女の子の名前としても採用されることが多いです。
また、「いろは」には「いろ」という響きが入っているので、鮮やかな色を連想する方も多く、そこから色鮮やかで素敵な人生を送ってほしい、色彩溢れる素敵な人柄、多彩な才能を持った子に育ってほしいという願いを込めて名付けられることも多いです。
その響きの美しさから、「いろは」という名前はそのままひらがなで名付けられることも多いですね。ひらがなの名前は近年人気が高まっており、字面も柔らかい印象になることはもちろん、読み間違われることが一切ないこともその魅力だと言えます。
ですが、古風で綺麗な字面・響きを持つ「いろは」という名前は、もちろん漢字で名付けられる場合も多いです。漢字を使って込めたい意味を表現できるのは、日本をはじめ、数少ない国でしか行われていないものです。
以下で、「いろは」という名前に使われる漢字のバリエーション、組み合わせについてそれぞれご紹介していきます。古風で素敵な響きで名付けたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
発想豊かなイメージの『色』を使った名前
「いろは」という言葉を聞いて「色鮮やかな印象」を抱く方は多いです。美しく、色彩豊かな人生を歩んでほしいという願いから、「色」という漢字を使って「いろは」と名付けたい場合、以下のような漢字の組み合わせ方が挙げられます。
【2文字】
色羽、色晴、色春、色葉、色杷
色巴、色映、色陽、色生、色珀
「色」はそのまま「いろ」と読むことができるので、「いろ・は」に分けて漢字を当てはめることで、漢字2文字で名付けることができます。特に春生まれの場合は「春」「杷」を組み合わせたり、植物のように健やかに育ってほしいという願いを込めて「葉」を使うのも素敵です。
「は」と読む漢字は無数にあるので、込めたい願いに合わせて「いろは」という名前を名付けましょう。また、「色」を「い」と読んで漢字3文字で「いろは」と名付ける方も珍しくありません。漢字3文字だと、古風な印象になりますね。
【3文字】
色呂羽、色呂葉、色呂波、色呂晴、色路春
色路映、色路杷、色蕗琶、色蕗巴、色蕗芭
人生を1本の道と捉える考え方は珍しくありません。彩り豊かな道(人生)を歩んでほしいという願いを込めて、「路」という漢字を使ったりと、こちらも様々なバリエーションがあります。特に漢字3文字の場合は、字画数や苗字と合わせた字面も確認して選ぶと良いでしょう。
色彩豊かで鮮やかなイメージの『彩』を使った名前
「色」と同じくカラフルなイメージの強い漢字として「彩」が挙げられます。この「彩」もその意味合いから「いろ」と読むことができます。「彩(いろど)り」という言葉もありますよね。その読みから「いろは」という名前に「彩」を使う方も多いです。
まずは、漢字2文字で名付けた場合の漢字の組み合わせについてご覧ください。「彩」という漢字には、カラフルで色彩豊かな様子の他に、才能に溢れる、満ち足りた、というイメージも強く、そこから名前に採用されることも多い漢字のひとつになっています。
色彩豊かな「春」「晴れの日」「茂る植物(葉・花)」など、様々な漢字を組み合わせて「いろは」と名付けることができます。特に「彩」を使った「いろは」という名前は、可愛らしい印象があり、女の子の名付けでも特に人気が高まっています。
【2文字】
彩羽、彩晴、彩春、彩葉、彩杷
彩巴、彩映、彩帆、彩初、彩珀
もちろん漢字3文字で「いろは」と名付けるのも素敵です。漢字を3文字使えるというだけで、そこに込められる意味はさらに多彩なものとなります。特に「桜(お・おう)」を使って「ろ」と読む「いろは」という名前は、まさに春生まれの女の子にぴったりです。
【3文字】
彩桜春、彩桜晴、彩桜花、彩蕗葉、彩蕗晴
彩路春、彩路羽、彩路葉、彩呂晴、彩呂杷
頼もしいイメージの『依』を使った名前
「いろは」という名前は「色彩」に直結して漢字を当てはめるだけが全てではありません。「色彩」に関する漢字を含まず、響きは柔らかいものにすることで、可愛いだけじゃない、知性溢れる素敵な女の子になってほしいという気持ちを込めることもできます。
そこで特におすすめなのが「依」です。「依」は「依頼」などにも使われるように、人から頼られる、という意味合いがあります。そこから、賢く、周りから頼られるような頼もしい女の子になってほしいという気持ちを込めて「いろは」と名付けることもできます。
「依」は「い」と読むことができる漢字なので、そこに「ろ」「は」を組み合わせることで「いろは」と名付けることとなります。ここで、「依」を使った「いろは」という名前についてご覧ください。
【3文字】
依呂羽、依呂葉、依呂波、依呂晴、依路春
依路映、依路杷、依蕗琶、依蕗巴、依蕗芭
このように、「路」「巴」など同じく頼もしい、誠実なイメージの強い漢字を組み合わせることで、素敵な印象の名前になります。優秀な女の子になってほしいという気持ちを込めるのにはまさにぴったりな漢字ですね。
華やかなイメージの『花』を使った名前
「いろは」という名前は色彩溢れるカラフルなイメージの強い名前です。そのカラフルなイメージの強い名前と相性が良いのが「花」という漢字です。「花」という漢字は女の子によく使われる漢字で、その言葉の通り可憐な花・植物の様子を連想させます。
花のように可憐な女の子に育ってほしい、みんなから愛される女の子に育ってほしいという気持ちを込めて、「花」という漢字を使って「いろは」と名付けるのもとても素敵ですね。まずは、漢字2文字で「いろは」と名付けた場合のバリエーションについてご覧ください。
【2文字】
色花、彩花、初花、温花、紅花
このように、先ほどご紹介した「色」「彩」などの漢字を組み合わせることで、字面もとても可愛らしい印象の名前になりますね。さらに、「紅」は鮮やかな赤色のイメージから古来より「いろ」とも読まれる漢字で、字面も古風な印象の名前になりますね。
【3文字】
いろ花、一呂花、一路花、五呂花、五路花
以呂花、以路花、伊呂花、伊路花、偉呂花
偉路花、衣呂花、衣路花、依呂花、依路花
漢字3文字の場合も、最後の「は」の読みに「花」を使うことで、綺麗な印象の名前になります。「伊」「以」などの漢字を使うことで、とても古風な印象の名前になりますね。
もちろん、「花」とほぼ同じ意味を持つ「華」という漢字を使って「いろは」と名付けるのも良いでしょう。「華」はどちらかというと植物の花をそのまま表すのではなく、「花のように華やかな様子」を表す漢字で、可憐な女の子にぴったりな名前です。
珍しい漢字を使った「いろは」
以上のように、「いろは」という名前に使われる漢字には様々な種類がありますが、この他にも漢字のバリエーションは様々あります。漢字の文字数別にその漢字の組み合わせについてご覧ください。
漢字2文字の場合は、人名訓では「いろ」と読むことができる「初」「采」を使って「いろは」と名付けられることが多いですが、カラフルなイメージから「七」を使って「いろは」と名付けることも多いです。
「七羽」「七晴」など、まさに色鮮やかなイメージを持たせるのにはぴったりな字面ですね。この他にも当て読みではありますが「七色」と書いて「いろは」と名付ける場合もあります。
【2文字】
初羽、初晴、初春、初葉、初杷
糀羽、糀映、糀晴、温春、温晴
温葉、温羽、紅初、紅巴、紅春
紅晴、紅波、紅羽、紅栄、紅杷
采羽、采晴、采春、采葉、采杷
七葉、七羽、七初、七巴、七春
漢字3文字の場合もその種類は様々で、子供のいろは唄が由来ということもあり、「一二三」と書いて「いろは」と名付ける場合もあります。また、近年古風な名前のブームに合わせて人気が高いのが、ひらがなと漢字を組み合わせた名前です。
「いろ」をひらがなに、「は」に漢字を使うことによって、古風で淑やかなイメージの名前になりますね。特にお淑やかで綺麗な女の子に育ってほしい、という方におすすめしたい名付け方でもあります。ぜひこれらのバリエーションについても参考にしてみてくださいね。
【3文字】
いろ春、いろ晴、いろ杷、いろ巴、いろ羽
一二三、一路羽、一路葉、一呂晴、一呂杷
五路羽、五路葉、五蕗波、五呂晴、五呂杷
以路春、以路羽、以路葉、以呂晴、以呂杷
伊路羽、伊路葉、伊蕗波、伊呂晴、伊呂杷
偉呂羽、偉呂葉、偉呂晴、偉路春、偉蕗琶
衣路春、衣路羽、衣路葉、衣呂晴、衣呂杷