デイジー(雛菊・ヒナギク)はヨーロッパの花
・花の名前:デイジー
・学名:Bellis perennis
・和名:ヒナギク(雛菊)
・科名 / 属名:キク科 / ヒナギク属
ヨーロッパや地中海沿岸が原産地の多年草の花デイジーは、日本では雛菊(ひなぎく)としておなじみです。赤、白、ピンクなど、直径5センチほどの可愛らしい花を、可憐に咲かせては風にそよぐ姿は、多くの人々に愛されてきました。ヨーロッパ全土でもっとも愛されている花ですが、イタリアでは国花として指定されています。
デイジーの名前の由来は、「太陽の目」のように、花の真ん中が黄色いことから名付けられたそうです。太陽のように明るさの象徴ともいえる花ですが、その名の通り、昼に咲き、夜にしぼんでしまうという特徴を持っています。
デイジーの基本的な花言葉
デイジーの花言葉はズバリ「美」、「美人」です。学名である「Bellis(ベリス)」は、ラテン語の「bellus(美しい)」から取られています。ほかに「純潔」、「希望」、「平和」というものもあります。
デイジーの黄色く咲いた花芯部分は明るくはっきりとしていることから、「希望」というイメージはまさにぴったりです。
デイジーの花言葉は色によって変わる
デイジーは全般的には「美」、「美人」といった美しさを表す言葉と、その見た目の明るさなどから「希望」、「平和」といった象徴的なイメージの言葉に表されます。
冒頭前述の通り、デイジーはさまざまな色合いを見せてくれる花です。デイジーは色ごとに個性的な花言葉を持っています。それではご紹介しましょう。
①赤色のデイジー
赤色のデイジーの花言葉は「無意識」です。デイジーの中でも「チロリアンデイジー」や「ポンポネット」などの種類は、愛らしい赤色をつけて咲き誇ります。
赤色には情熱の恋を想起させる力がありますが、たとえば身近に気になり始めた思い人に対し、「無意識」に気になってしまうという想いを匂わせつつ、さりげなくデイジーの花を贈るというのはいかがでしょうか?
②白色のデイジー
白色のデイジーの花言葉は「無邪気」です。デイジーといえばこの白と黄色のコントラストの花姿を思い浮かべる方が多いでしょう。それぐらいイメージ強く知られるデイジーの王道が、「イングリッシュデイジー」と呼ばれる種類の白色デイジーです。
「無邪気」という花言葉を胸に、初恋の人へ白色デイジーの花束をプレゼントしてみるのはいかがでしょうか?デイジー全般の花言葉でもある「美人」や「純粋」という言葉も添えて、甘酸っぱい初恋のシチュエーションにはぴったりの花です。
③黄色のデイジー
黄色のデイジーの花言葉は「ありのまま」です。イエローデイジーはその色の濃さに圧倒されるほど、強烈な存在感を誇ります。イエローデイジーのみを庭先で咲かせてみるのももちろんいいですが、赤や白のデイジーと一緒に、寄せ植えしてみるのも素敵です。
贈り物としては、ねぎらいの気持ちを込めたアプローチとして最適です。「ありのままのあなたが好きです」という想いを込めて、イエローデイジーを贈ってみるのはいかがでしょうか?