第4位:本屋を守れ 読書とは国力(PHP新書)/藤原正彦/PHP研究所
日本人の識字率は100年も前から世界水準のはるか先を行っていた。そして本を読むことは庶民の娯楽でもあり、日本人の読書率はかなり高かったといいます。しかし21世紀の今、スマホが浸透し本を読む子供は激減、書店も生き残りに必死の有様。
著者の藤原正彦さんは数学者でありながら、日本人に今一度読書の良さを説き日本人に国語力の復活、教養の奪還を説いた著書です。
第3位:十二人の手紙 改版(中公文庫)/井上 ひさし/中央公論新社
2010年に亡くなった放送作家、井上ひさしさんの短編集です。本の内容は一貫してほぼ手紙のみで構成されており、12人各々の人生が浮かび上がります。
それぞれに哀愁があり、ユーモアがありそして悲哀があるそんな人生の中にどんでん返しもあり、ミステリー要素もある不思議な構成になっています。
初版は1978年なのに今また注目を集めているのは、「手紙」が持つ魅力、現代社会が求めている一種のノスタルジーでしょうか。
第2位:チンギス紀 7 虎落/北方謙三/集英社
「チンギス紀 虎落(もがり)」はモンゴル帝国が築かれるまでのテムジン(のちのチンギス・ハーン)の物語を少年時代から描く歴史的超大作、チンギス紀の最新刊です。
<あらすじ>
モンゴルの大草原を舞台に繰り広げられる頭脳と力の争い。そしてかつての盟友とテムジンは戦うことになるのか?すさまじい戦闘シーンは圧巻です。
第1位:クスノキの番人/東野圭吾/実業之日本社
次々と作品が映画化される東野圭吾さんが手掛ける、最新作「クスノキの番人」です。東野圭吾さんといえば日本を代表するミステリー作家ですが、この作品はほっこりと心が温まるストーリーになっています。
<あらすじ>
あることをきっかけに事件を起こしてしまう青年。しかし「クスノキの番人」になれば釈放してくれるという…。そんな耳を疑うような取引に応じ、いわれた場所に向かうと一人の年配の女性が待っていた。「ナミヤ雑貨店の奇蹟」に続く心温まるストーリーです。
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第5位:人は話し方が9割1分で人を動かし、100%好かれる話し方のコツ/永松茂久/すばる舎
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