「さくら」のイメージ
「さくら」という名前を聞いて、まず春に咲く花として知られる「桜」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?日本では昔から春の風物詩として知られていて、とても馴染み深いものとなっていますよね。
そんな桜のイメージを連想させる「さくら」という名前も、多くの方に親しまれており、女の子の定番の名前のひとつにもなっています。春らしい、可愛らしい印象を持たれることの多い「さくら」という名前ですが、そこに込められる意味も様々です。
植物としての桜のように、可憐で、素敵な花を咲かせられるような豊かな人生を送ってほしい、また桜の木のように人々から愛されるような女の子に育ってほしいという願いを込めて、「さくら」と名付けることができます。
桜の花が名前の由来の場合、漢字ではもちろんひらがなで「さくら」と名付けられる場合も多いです。ひらがなの場合、まず読み間違えをされることはありませんし、字面も柔らかい印象になるので、可憐な桜の花を連想させる名前としてもぴったりです。
もちろん、「さくら」という名前には様々な漢字を当てはめることもできます。以下で、定番の漢字を使った「さくら」という名前の漢字の組み合わせ、そしてそこに込められる意味や由来についてもご紹介していきます。
温かく優しいイメージの『桜』を使った名前
植物の桜を表す「桜」という漢字を使って名付けるのは、一般的ですね。字面をすっきりさせたいということであれば、漢字1文字で「桜」と名付けることもでき、多くの方が間違わずに読むことができるので、定番の名前だと言えます。
【1文字】
桜
「桜」という漢字と他の漢字を組み合わせて、漢字2文字・3文字で「さくら」と名付ける場合もあります。まずは、漢字2文字の場合を見ていきましょう。漢字2文字の場合は、以下のように「桜」を「さく」と読んで「ら」と読む漢字と組み合わせて名付けられます。
【2文字】
乙桜、千桜、小桜、幸桜、紅桜
早桜、春桜、桜々、桜咲、桜来
桜心、桜愛、桜楽、桜礼、桜空
桜羅、桜舞、桜良、桜花、桜華
桜蘭、桜藍、沙桜、百桜、紗桜
同じく植物の漢字を組み合わせた「桜蘭」「桜花」なども可愛らしいですよね。この他にも、桜に連想される漢字を組み合わせた「乙桜」「紅桜」「桜舞」などの名前も、字面が古風な雰囲気でありながら、可愛らしく春らしい印象の名前になります。
漢字3文字で「さくら」と名付ける場合は、「桜」を「さ」と読む場合が多く、桜の咲く季節を表した漢字で名付けられることが多いです。
【3文字】
桜咲音、桜玖蘭、桜玖良
前向きなイメージの『咲』を使った名前
「桜」という漢字を使う以外にも、「さくら」と名付けられる漢字には様々な種類があります。前向きなイメージを持つ、植物が豊かに育つ季節を表す名前、植物のように健やかに育って実りのある人生を送ってほしいという願いを込めて、「咲」という漢字を使った名前も人気です。
「咲」はそのまま「さく」と読む漢字として親しまれており、「さき・えみ」と名付けられることも多いですが、「さくら」という名前に使うのも人気が高いです。
特に、桜は春に咲く花で、俳句では「花」と詠んで桜を意味する場合が多いです。意味の関連性から、「咲」という漢字1文字を使って「さくら」と名付けられる場合もあります。
【1文字】
咲
もちろん漢字2文字で「さくら」と名付けられる場合もあります。「ら」と読む漢字を組み合わせて様々な漢字の組み合わせができますが、春を連想させる漢字を組み合わせて「咲春」「咲花」などで「さくら」と名付けることもできます。
【2文字】
咲ら、咲來、咲春、咲愛、咲夢
咲来、咲果、咲桜、咲楽、咲樂
咲櫻、咲礼、咲空、咲紅、咲羅
咲良、咲花、咲華、咲蔵、咲蘭
漢字3文字で名付けられる場合も同様で、「咲」を「さ」と読んで「さくら」と名付けられる場合も多いです。また、近年では古風な名前もブームがきており、あえて漢字とひらがなを組み合わせて、柔らかい印象の名前をつけることも多くなっているようです。
【3文字】
咲くら、咲久來、咲久来、咲久良、咲久羅
咲空羅、咲空良、咲紅良、咲紅羅、咲紅蘭
色彩豊かで鮮やかなイメージの『彩』を使った名前
色鮮やかな桜を連想させる漢字として、また鮮やかで素敵な人生を歩んでほしい、才能溢れる人物に育ってほしいという気持ちを込めて、「彩」という漢字を使って「さくら」と名付けられる場合もあります。
「彩」は「さい」と読むことができ、「ら」「くら」と読む漢字と組み合わせて「さくら」と読ませます。色鮮やかな印象になるので、特に女の子らしい名前を名付けたい方に人気の高い漢字ですね。
同じく色鮮やかで豊かなイメージの強い漢字として知られる「華」「花」などの漢字の組み合わせはもちろん、古風な印象の名前にしたい場合は「彩倉」などの漢字の組み合わせも素敵です。
【2文字】
彩蔵、彩倉、彩愛、彩桜、彩椋
彩良、彩来、彩羅、彩蘭、彩花
「彩」は「さ」と読むこともでき、漢字3文字で「さくら」と名付けることもできます。漢字3文字で名付ける場合は、こちらも「く」「ら」と読む漢字を組み合わせて名付ける場合が多く、お子さんへの思いを漢字の組み合わせ表現できます。
漢字3文字の場合も、「彩」同様華やかで色鮮やかな印象のある「紅」などの漢字を使ったり、広大なイメージのある「空」を使ったりと、様々な漢字を組み合わせて名付けることができます。ぜひ字面や字画数も合わせて考えてみてくださいね。
【3文字】
彩久良、彩久羅、彩久来、彩句良、彩句来
彩来良、彩来羅、彩空良、彩紅良、彩紅羅
強くまっすぐなイメージの『朔』を使った名前
名前の響きは女の子らしくて可愛いイメージの強い「さくら」と名付けたいものの、漢字の組み合わせとしては古風でかっこいい印象の名前にしたい、と考えている方に人気が高いのが「朔」という漢字です。
「朔」は人名に使われることの多い漢字ですが、実は訓読みで「ついたち」と読むこともでき、「はじまり・スタート」を表す漢字でもあります。強い思いでスタートを切れるような人になってほしいという願いを込めて名付けることができます。
「朔」は「さく」と読むことができるので、「さくら」と名付ける場合は「ら」と読む漢字を組み合わせて「さくら」と読ませることが多いです。
【2文字】
朔來、朔来、朔桜、朔楽、朔礼
朔空、朔羅、朔良、朔蘭、朔等
漢字3文字の場合は、「朔」を「さ」と読んで「さくら」と名付けられる場合が多く、古風なイメージの強い名前になります。「はじまり」を意味するので、演技の良いイメージの強い「久」などを組み合わせた名前も素敵ですね。
【3文字】
朔久良、朔久羅、朔久来、朔句良、朔句来
朔来良、朔来羅、朔空良、朔紅良、朔紅羅