5月といえば思いつくものは?
5月にはどのようなイメージがあるでしょうか。瑞々しい新緑が気持ち良い季節で、楽しいゴールデンウィークがあるのが5月です。行事から旬物、誕生石やイメージカラーなど5月で思いつくものを紹介していきます。5月を楽しむヒントにしてみてくださいね。
5月の異称
旧暦では和風月名という日本古来の名前で1月から12月までの月を呼んでいました。和風月名は季節や行事に合わせて作られた暦で、旧暦における五月の一般的な名称は皐月(さつき)です。
5月がなぜ皐月と呼ばれていたのでしょうか。皐月は早月(さつき)とも言われ、稲の苗である早苗を植える月であることが由来になっています。
英語では5月をMayと言います。これはローマ神話に出てくる豊穣の女神であるMaiaに捧げられた月であるMaiusが由来です。
他にも五月雨で月が見えないことから月不見月(つきみずづき)という呼び方や、旧暦では4月から6月が夏なので月の真ん中の5月を仲夏(ちゅうか)という呼び方もあります。
他にも稲苗月(いななえづき)、五色月(いろいろづき)、浴蘭月(よくらんげつ)、橘月(たちばなづき)、建午月(けんごげつ)など5月には多くの異称があります。
5月の風物詩・言葉
5月の風物詩や言葉にはどのようなものがあるのでしょうか。
ゴールデンウィーク、鯉のぼり、潮干狩り、五月人形、新茶、田植え、潮干狩り、柏餅、青梅などがあります。言葉を聞くだけで楽しかった5月の思い出が蘇りませんか?
5月のイベント・伝統行事・記念日
5月にも多くのイベントや記念日があります。主なイベントはメーデー(5月1日)、みどりの日(5月4日)、こどもの日(5月5日)、母の日(第2日曜日)が一般的ですが、他にもエンピツ記念日(5月2日)やアイスクリームの日(5月9日)、ラブレターの日(5月23日)、ドラゴンクエストの日(5月27日)などの面白い記念日もたくさんあります。
これらの記念日にどんな由来があるのか調べてみるのも楽しそうですね。
5月にぴったりなお出かけスポット
端午の節句にピッタリなおでかけスポットが、石川県金沢市の浅野川・鯉流しです。浅野川大橋から梅ノ橋までの浅野川周辺で行われます。珍しい川の中を泳ぐ鯉のぼりを見ることができます。熊本県阿蘇郡の鯉のぼり祭りも全国から多くの人が訪れる人気のイベントです。3500匹の鯉のぼりが空を泳ぐ景色は壮観です。
潮干狩りは茨城県の大洗サンビーチが有名です。とても広く、多くの家族連れが潮干狩りを楽しんでいます。夏は海水浴場として人気のあるビーチです。千葉県の木更津海岸は駅から徒歩で行くことができます。あさりも多くとれると評判です。
母の日も全国でお子さんを対象とした様々なイベントやワークショップが開催されています。手作りのプレゼントを作ることができるので、お近くのホームセンター等をチェックしてみてはいかがでしょうか。
5月の行事食・旬な食べ物
5月の行事食は5月5日のこどもの日に食べる柏餅とちまきです。主に関東では柏餅を、関西ではちまきを食べる習慣があります。
ちまきは歴史が長く、端午の節句と共に中国から伝来しました。ちまきを包んだ5色の糸には魔除けの意味があり、子供が健康に成長する願いが込められいます。後に鯉のぼりの吹流しとして使われるようになりました。
関東でも元々はちまきを食べていましたが、江戸時代以降から柏餅が主流となります。柏餅に使われる柏という木は、新しい葉が出ないと古い葉が落ちないのため、柏は家系が絶えることがなく、子孫繁栄の象徴とされていました。柏餅は端午の節句の縁起物として食べられるようになりました。
5月が旬な野菜
「サヤエンドウ」は旬の5月にビタミンCが1番多く含まれています。「ニラ」も5月が旬の野菜です。ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB1、ビタミンC、カルシウムが含まれた栄養満点の野菜です。「ちんげん菜」も栄養豊富な5月の野菜です。ビタミンC、カロチン、カルシウム、鉄分を多く摂ることができます。「そら豆」も5月〜6月が旬です。この時期のそら豆は特に美味しいと言われています。