2月といえば思いつくものは?
2月と聞いてイメージできることはどのようなものがあるでしょか。新年を迎えた1月があっという間に過ぎ、冬の寒さがピークを迎えてくる2月ですが、そんな2月には様々な行事や記念日が存在しています。
2月ならではの寒さを活かした旬な食べ物や行事食、他にも2月の花、誕生石、イメージカラーなどもあります。2月の魅力を存分にを知って厳しい寒さを楽しく過ごしましょう。
2月の異称
2月の異称として、和風月明の如月(きさらぎ)が挙げられます。如月の由来についてですが、最も有力な説として、厳しい寒さに備えるため衣を更に重ねるという意味の衣更着(きさらぎ)が転じたという説があります。
如月の由来には他にも陽気が更にくる季節という意味の気皿来(きさらぎ)が転じた説や、春に向けて草木が生え始めることから生更木(きさらぎ)などもあります。如月の由来には諸説存在しています。
英語ではFebruary、フランス語ではfévrier、イタリア語ではfebbraioが2月の呼称となっています。
2月の風物詩・言葉
2月の風物詩として節分がありますが、節分は立春の前日にあたり、例年では2月の3日か4日のいずれかとなっています。節分には旧暦において新年を迎える前の邪気や厄災を払うために豆まきを行います。
節分以外にも2月の風物詩としてよくあげられるのが春一番です。春一番とは2月の初め頃から3月中旬ごろまでにその年において初めて吹く南よりの強い風のことを指しています。
2月の言葉としては立春、早春、寒明、春浅し、残雪、春寒、東風、雪解、雪しろ、冴返る、春めく、余寒、遅春、二月尽などが季語としてあげられます。時候の挨拶などでは節分、立春、晩冬、春寒、余寒、残寒、寒明け、梅のつぼみなどが使用されます。
2月のイベント・伝統行事・記念日
先にご紹介しました節分では、邪気や厄災を払うために豆まきを行う他に、年の分だけ豆を食べることで歳を1つ重ねたことを確認するという風習もあります。
また、2月の有名なイベントといえば2月14日のバレンタインではないでしょうか。日本では女性が男性へチョコレートを贈る日として定着しています。バレンタインデーは本来カトッリク教の祝祭日の1つです。
2月にある記念日としては、2月11日の建国記念の日が挙げられます。建国記念の日は昭和41年(1966年)に「建国をしのび、国を愛する心を養う日」として定められた国民の祝日であり、比較的新しい祝日です。
その他、各地で2月ならではのイベントなども開催されているので合わせて紹介していきます。
2月にぴったりなお出かけスポット
厳しい寒さの続く2月ですが、その寒さを活かしたお出かけスポットなども存在しています。
2月の北海道では、その寒さを活かし世界三大雪祭りの1つである「さっぽろ雪まつり」が開催されています。2月の初旬に開催され国内外からも多くの人が訪れるビックイベントとなっています。
東京都ではよみうりランドにおいて「ジュエルミネーション」を開催しています。バレンタインデーと関連付けたイベントなども多数開催され、バレンタインデートのデートスポットとしてカップルにおすすめです。
その他に、埼玉県では約170種類の梅の花などの鑑賞を楽しめる「宝登山」や、関東富士百景の絶景が楽しめる神奈川県我妻山公園、旧正月の春節を祝い横浜中華街で行われるイベントなども盛り上がりを見せます。
2月の行事食・旬な食べ物
毎年各月にて様々な行事が行われますが、行事食とはその行事において欠かせない料理や食べ物のことをさします。2月の行事食とえいえば節分での福豆や恵方巻きなどがあります。福豆は、食べることで福を体に取り込み、一年の間健康に過ごせるとされています。
恵方巻きを食べる風習について様々な諸説があるとされていますが、大阪において商人が芸遊びをしながら商売繁盛を願って食べ始めたことが始まりという説が有力となっています。元々は関西でのみの風習でしたが、コンビニエンスストアが太巻きを全国販売する際に恵方巻きの習慣が全国に広がったとされています。
それでは2月の旬な食材を紹介していきます。