11月が旬の美味しい食材10選【魚介類】
スーパーでは年中豊富な魚介類が並んでいますが、時季外れの魚は旨味が少なく寂しい味わいをしています。せっかくなら旬の魚を味わったほうがお得ですよ。11月に旬を迎える魚介類は、冬の厳しい寒さを乗り越えるために脂がのって食べ応え満点です。
①イナダ・ハマチ
出世魚のブリは大きさによって呼び名が変わります。30cmから60cmを関東ではイナダ、関西ではハマチと呼び、60cmから80cmに成長するとお馴染みのブリと呼ばれるようになります。
大物のブリは南下する冬の「寒ブリ」が人気ですが、天然のイナダやハマチは7月頃から水揚げされて11月頃の秋に旬を迎えます。青魚の中でも栄養が豊富。
良質なタンパク質が健康維持に役立ちます。DHAやEPAは生活習慣病や脳梗塞、糖尿病の予防に効果的です。ビタミンDは骨の形成を助け、ビタミンB1、B2は疲労回復と脳神経や末梢神経の働きを助けます。ナイアシンを含むので二日酔い防止にも最適です。
②うなぎ
土用の丑の日で知られるうなぎは7月頃に出回る養殖のものです。天然のウナギの旬は10月から12月で、冬を越すために脂がのってみも柔らかいですよ。
豊富なビタミンとDHAやEPA、ミネラルを含む栄養素の豊富な食材です。夏バテ防止や疲労回復の他に、視力や皮膚の健康維持や美容効果も高いので女性にもおすすめですよ。脳卒中や高血圧の予防、丈夫な骨の維持にも役立ちます。
③サケ
サンマと並ぶ秋の味覚といえばサケでしょう。9月から11月に旬を迎え、海から川へ産卵のために成長したサケが戻ってくる時期です。産卵期に近づくと栄養はハラコに集中してしまいますが、その寸前は養分をたっぷり蓄えて肉厚で脂ののった美味しさを味わえます。
栄養素の豊富な食材として海外でも注目されていて、タンパク質とビタミン類、必須脂肪酸、アスタキサンチンが含まれています。美肌効果が高いのでシミやそばかすが気になる人に最適です。筋肉や眼精疲労にも効果がありますよ。
④サバ
10月から12月に旬を迎えるのは、日本近海でとれる「マサバ」という種類です。1年を通じて出回る「ゴマサバ」とは異なり、冬の寒さを乗り越えるために脂がのって美味しくなります。
EPAやDHAといった不飽和脂肪酸が豊富で、悪玉コレステロールや中性脂肪を減少させて、善玉コレステロールを増やす効果があります。動脈硬化を予防して、脳卒中や高血圧のリスクを低減させます。
⑤サワラ
回遊魚なので地域で旬が異なりますが、関東では11月下旬から2月頃に旬を迎える「寒サワラ」が人気です。和食の定番で淡泊な味わいが特徴のサワラですが、冬の産卵前には脂を増して一味違った旨味を増します。
良質なタンパク質と鉄分、DHAやEPA、ビタミンDやビタミン12を含みます。生活習慣病の予防や骨の健康維持に効果的です。