昭和から平成初期にかけてはバブル真っ只中の時代だったこともあり、様々な職種で独特な業界用語が生まれていました。
お寿司のことを「スーシー」と言ったり、銀座のことを「ザギン」と言うと仕事ができる大人といった感じで格好良く聞こえたものです。
今ではギャグのように聞こえる「ギロッポン(六本木)」「シータク(タクシー)」なども今使うとジェネレーションギャップをすごく感じてしまう言葉になっています。
⑤ズボン
「ズボン」は今でも普通に使われている言葉ですが、実はこれも最近の若い人から見れば昭和っぽい言葉に分類されることがあります。
今ではズボンは「パンツ」と言います。もちろん下着のことではありませんので会話の中で恥をかかないようにしっかり覚えておきましょう!
⑥アベック
「アベック」は恋人同士のことを言います。今では「カップル」や「カレカノ」「相方」などの呼び方が定着しています。
「アベック」は実はフランス語で恋人同士を意味する「avec」が語源になっています。フランス語と聞くと「アベック」という言葉も少しオシャレな響きに聞こえてくるような気がして不思議な気持ちになりますね。
⑦花金
「花金」は「花の金曜日」の昭和の略語です。次の日が土曜日でお休みの金曜日は開放的な気持ちになって楽しめるという意味で使われていました。
また一部では金曜日に給料支給日があたっている日を特別に「花金」と呼ぶこともありました。
今の若い世代の人に「次の花金どこに行く?」と聞いてもいまいちピンとこない子もいるかもしれませんよ!
⑧おニュー
「おニュー」は昭和世代の人間にとってはすごく懐かしい言葉です。「おニュー」のニューは英語の「new」で、「おニュー」は「新しいもの」「新品の」という意味があります。
「これおニューの靴なんだよ」「そのおニューの服かわいいね!」など主に子供や女性が頻繁に使っていた言葉という印象ですね。
今では立派な死語になっていますので、プライベートや職場でつい使ってしまわないように要注意ですね!
⑨ジャンパー
「ジャンパー」は冬物の上着のことです。
本来は仕事などで着用するウェスト部分を絞った作業着の事を「ジャンパー」と表していたようですが、昭和時代は世間一般的には子どもから大人まで上着は全部まとめて「ジャンパー」とは呼んでいました。
今は上着のことは「アウター」と呼びますね。ジャンパーも今では滅多に耳にすることはなくなってきました。
⑩ジーパン
「ジーパン」はデニム生地でできた下半身に履く衣類のことです。今は「デニム」「デニムパンツ」と言います。
30代以上の人なら現在も普通に「ジーパン」という言葉は使っている人も多いですね。平成生まれにも恐らく通用するとは思いますが、年代のギャップを与えてしまっていることは言うまでもありません。
ファッション好きな人はジーパンは「デニム」と覚えておきましょう!
⑪あたり前田のクラッカー
「あたり前田のクラッカー」は「当たり前だよ」という意味の昭和のギャグですね。
1960年代に大ヒットしたコメディ番組「てなもんや三度笠」の中で俳優の藤田まことさんが「ランチクラッカー」の宣伝で「あたり前田のクラッカー」と言っていたのが大流行して広まった言葉です。
昭和時代は子どもも大人もみんなこの言葉を使っていました。今使うと懐かしの「親父ギャグ」と言われるでしょう。
⑫アッシー&メッシー
「アッシー&メッシー」はバブル時代によく使われていた言葉です。「アッシー」が女性のために車を出してくれる男性のことで、「メッシー」が女性に食事をおごってくれる男性のことを言います。
バブル時代は若い人も裕福な人が多く、女性のためにお金を使うことが一種のステータスのようになっていた頃もありました。
「アッシーくん」「メッシーくん」の数を競っていた女性も多かったようですが、今ではこの言葉を使っている人はほとんど見かけなくなりましたね。
⑬チョベリバ
「チョベリバ」は昭和のいわゆるギャル語です。「チョーベリーバッド」の略で、「最悪」を意味する言葉ですね。
よく似た言葉で「チョベリグ」という言葉もあり、こちらは「チョーベリーグッド」の略で「最高」を意味します。テレビの懐かしの昭和言葉でもよく取り上げられる言葉なので、合コンや飲み会で使ってみると意外と盛り上がるかもしれませんね♪