ククリット
「ククリット」は「元気で力がある」という意味の言葉をそのまま名前に使用しています。「元気で力がある」は子供全般に対して言えることですが、タイでは特に男の子に対して使うようです。実際にタイでは「ククリット・プラーモート」という名前の政治家がいました。
どのような困難な状況であっても、やはり「元気」が状況打開のエネルギーになっていきます。そのような「困難を乗り越えていける人物になって欲しい」という願いも込められていると思われます。
タイ人のかわいい女性の名前10選
タイ人の「かわいい女性の名前」を10パターン紹介します。男性名と同じく、名前には使う言葉に応じて意味が込められています。名前の意味も一緒にチェックしていくと、より楽しく名前について考えることが出来るのではないでしょうか。
紹介する名前は以下の通りです。
〇チャッマニー
〇マニーラット
〇シリポーン
〇シリラット
〇プリチャ
〇アンスマーリン
〇ヌンティダー
〇クラ
〇チャープラン
〇アンポーン
チャッマニー
「チャッマニー」は「宝石」という意味の言葉をそのまま名前に使用しています。タイの観光地には宝石を散りばめた素晴らしい装飾を施した仏教寺院や歴史的建造物が多数あります。そのような「圧倒的な魅力を持つような女性になって欲しい」という願いが込められていると思われます。
タイに限らず宝石の名前を、人の名前に用いることはどの国の文化にもあります。「宝石のように美しい輝きを放つ女性になって欲しい」という思いは万国共通ですね。
マニーラット
「マニーラット」は「預言者である絵師」という意味の「マニー」と、仏教で3つの宝とされる「仏・法・僧の三宝」を意味する「ラット」という言葉が合体して名前です。タイでは子供の名前を付ける時には、仏教の僧侶に依頼することもあるそうですが、両親の仏教への篤い信仰心が感じられます。
仏教徒であるなら、「仏さま・仏教の教え・仏教との集い」を大切にします。これと同じように、「この子もみんなに大切にされる女性になって欲しい」という思いが込められていると思われます。
シリポーン
「シリポーン」は「栄光」を意味する「シリ」と、「幸運」を意味する「ポーン」を合体させた名前になっています「栄光と幸運」が名前になっていますから、大変縁起の良い名前です。生涯にわたって「幸運が訪れ、栄光を掴むような女性になって欲しい」という願いが込められていると思われます。
実際に「シリポーン・アムパイポン」というタイ人の女性歌手がいます。語尾に「ポーン」が使われることは前段でも紹介しましたが、やはりポピュラーな名前であるようです。
シリラット
「シリラット」は「栄光」という意味の「シリ」に、「仏」という意味の「ラット」という言葉を合体させた名前になっています。「仏の栄光」という名前ですから、両親が熱心な仏教徒であることをイメージさせる名前であると思われます。
「仏さまの見守られながら、栄光を掴んでいく人生を歩んで欲しい」という両親の思いが伝わってきます。また将来一緒になる人にも「仏さまのような優しい人」と巡り合って欲しいという思いがあることでしょう。
プリチャ
「プリチャ」は「賢さ」という意味の言葉をそのまま名前に使用しています。タイは非常に教育熱心な国民性があると言われ、大学進学率も年々上昇しています。そんな中で「女性の社会進出」も促進されています。
女性も「賢さ」を身に付け、タイ国内だけでなく世界とも渡り合えるような人材が必要な時代になっています。そのような「賢さを身に付ける女性になって欲しい」という両親の思いが込められていると思われます。
アンスマーリン
「アンスマーリン」は「陽光」という意味の言葉をそのまま名前に使用しています。男の子の場合は「アーティット(太陽)」を名前に使用していましたが、女の子の場合は「陽光」を用いるようです。「陽光」は「太陽の光」を意味しますので、太陽よりも少し控えめなイメージがあると思われます。
タイには実際に「パティ=アンスマーリン」という名前の女優がいます。「陽光」という名前らしく、「綺麗な女性になって欲しい」という願いが込められています。
ヌンティダー
「ヌンティダー」は「太陽光」という意味の言葉をそのまま名前に使用しています。先程の「アンスマーリン(陽光)」とは違い、こちらは直接「太陽光」を意味する言葉のようです。「ティンダー」は「太陽」を、「ヌン」は「光」という意味にそれぞれなります。
「太陽光のように、目がくらむぐらいの美人になって欲しい」という願いが込められていると思われます。男性と同じく「太陽」は周りを圧倒するぐらいの力の象徴ですので、凄まじい美しさで周りを魅了する女性になることでしょう。