ラム酒にも3種類ある!?
カクテルにおいて最も有名でポピュラーなお酒といえばラム酒です。映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」でも登場したりなど、様々なシーンにおいてラム酒というお酒は愛されてきました。
カクテルにおいても様々なレシピで活躍しています。そんなラム酒というお酒とは一体どんなお酒なのでしょうか。ラム酒を使った様々なカクテルをご紹介していく前に、まずはラム酒についての基本的な知識をご紹介していきたいと思います。
そもそもラム酒とは?
ラム酒とは西インド諸島が原産と言われている、サトウキビを原料とした蒸留酒のことをさしています。サトウキビを絞った際に出てくるしぼり汁や砂糖に生成する際に発生するモラセスという液体を使用したお酒となっています。
ラム酒の製造方法にもいくつか種類があり、廃糖蜜から作られ、トラディショナル製法とも呼ばれる製法であるインダストリアル製法やサトウキビのしぼり汁をそのまま使用したアグリコール製法など様々です。
味の特徴としてはカラメルを焦がしたような甘くて少し苦味のある味わいが特徴的です。アルコールの強さは40度から50度と他のお酒に比べて少し高めな設定となっています。
またラム酒と一言でいっても、その中にも様々な軽さのラム酒が存在しており、「ライトラム」「ヘビーラム」「ミディアムラム」と分けることができます。
他にも「ホワイトラム」「ゴールドラム」「ダークラム」といった種類に分けることができます。そんなラム酒の種類である「ホワイトラム」「ゴールドラム」「ダークラム」についてもう少し深掘りしていきましょう。
ダークラム
ダークラムとは、蒸留した原酒となるラムを樽に3年以上貯蔵したラムをさします。3年という蒸留期間において樽からの独特な香りの成分が出るため、濃褐色の色味が特徴的なラムとなります。
ジャマイカ産のラムに多く見られ、マイヤーズなどといった銘柄は世界的にも有名なラム酒となっています。カクテルにおいてはマイタイといったカクテルには欠かせないのがダークラムとなっています。
ホワイトラム
ホワイトラムは別名シルバームラムとも呼ばれているラム酒であり、無色で透明な透き通った色味が特徴的なラム酒となっています。内側を焦がした樽で貯蔵するダークラムに対し、内側を焼いていない樽で貯蔵するラム酒になります。
貯蔵する樽の内側を焦がさないことで活性炭と色と香りを取り除くことができます。
サトウキビや糖蜜の素材そのものの味わいを楽しむことができるラム酒として人気のラム酒となっています。
ゴールドラム
ゴールドラムはカラメルやダークラムとかけあわせることでその名の通りウイスキーのような黄金色をしたラム酒となります。
また、果実やハーブなどで香りづけをしたフレーバーラムなどが多く見られるラムの種類となります。そのことから別名アンバーラムと呼ばれることがあります。
【甘口】おすすめラムカクテル
それでは実際にラム酒を使用したレシピを持つカクテルをご紹介していきます。まずご紹介していくのは女性にも飲みやすく人気な甘口タイプのカクテルです。食前や食後のカクテルとしてもおすすめなカクテルとなっています。
チョコ・コラーダ
ホワイトチョコレートリキュール・・・30ml
レモンハートホワイト(ラム)・・・30ml
パイナップルジュース・・・100ml
ココナッツシロップ・・・20ml
ロングタイプのカクテルでチョコレートの甘さとパイナップルのフルーティーな味わいを楽しむことができます。またココナッツシロップのアクセントが効いた甘口でまろやかなカクテルとして女性に人気があります。