弾けたらすごい!ピアノの難曲が知りたい!
ピアノを習っている人なら誰しも、一度は弾いてみたい超絶技巧の難関曲。憧れてはいるものの実際には弾きこなせないことがほとんどでしょう。
それもそのはず、ピアノの高難度の曲はピアノのマエストロでさえ躊躇してしまうくらいなのです。今まで何人ものピアニストが挑戦しては、レコーディングを拒んだりコンサートで演奏するのを拒んだりするような難曲は、聴くとあまりの難しさに圧倒されてしまうでしょう。
難曲を生み出した数多の作曲家たちは、当時競って難しい曲を書き上げたそうです。作曲家同士ライバルで、もっと難しい曲を!というアーティストとしての欲求も大きかったのでしょう。
もちろんテクニカルなことだけではなく、音楽性も高い作品はたとえ技術的に弾けていたとしても、聴けるような代物ではない…ということにもなりかねません。
そんな曲だからこそ、何か月も何年も練習して弾けるようになりたいものですよね?プロのようには引けなくてもややテンポを落としても、チャレンジすれば発表会では注目の的です!
難しい曲は無理!とあきらめずに、むしろぜひチャレンジしてステップアップしてみるのもおすすめ。きっと「そんな難しい曲を弾いてるの?」と周りの人から賞賛の眼差しで見られますよ♪
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ピアノの難曲ランキング13選!
では難しいピアノの曲には一体どんなものがあるのでしょう?難しい曲といっても、人それぞれではあるのですが、一般的に難易度が高いといわれる曲を紹介していきます。
一緒に曲の演奏動画も添付しておくので、動画も一緒にチェックしてください。何か難しい曲が弾きたい…と思っている人は、今回紹介する13の曲の中から選んでみてはいかがでしょうか?
13位:「12の練習曲作品10-4番」フレデリック・ショパン
有名なショパンの練習曲の1つです。早いパッセージを音の粒がそろった美しい演奏で弾くのは至難の業。さすが練習曲といえるだけあって、指の練習のために作られていることが分かります。
右手と左手で同じように早いパッセージが続くので、利き手じゃない指もしっかり5指均等に動けなければ弾けませんし、音楽的な表現を入れるのも難しい曲です。
12位:「鉄道」シャルル=ヴァランタン・アルカン
蒸気機関車をイメージして作られた練習曲の1つ。曲の始まりから52小節にも及ぶ16分音符の早いパッセージには技術とともに、かなり弾き手の体力を要求されます。
高速のパッセージが連続する曲は得てして単調になりがち(技術に走りがち)ですが、一つの曲として成立させるのはこれまた至難の業。さらに運指も複雑で指定通りのテンポで弾くのは不可能に近い領域です。
11位:「イスラメイ」ミリイ・バラキエフ
ピアニストのニコライ・ルビンシテインにバラキレフが贈った曲。ピアノ独奏曲の中では史上最も演奏の難易度が高い曲としても有名です。
作曲者のバラキレフ自身も超絶技巧の持ち主として良く知られていましたが、その彼でさえ自分が作ったこの曲に関しては弾きこなせないパッセージがあると認めていたほどです。
この高難度の曲は、その難しさから当時の超絶技巧を誇るピアニストの注目を集め、多大な影響を与えたことは言うまでもありません。
10位:ピアノ独奏による協奏曲・シャルル=ヴァランタン・アルカン
演奏者の体力の限界に挑むようなこの作品は3楽章で構成されており、1楽章だけでもなんと72ページにも及ぶ超大作!
ただ長いだけでなく、協奏曲を独奏曲で表現しているため演奏者にはピアノとその他の楽器のパートをピアノのみで表現しなければいけないという技術面・表現面ともにかなりの難易度を要求されます。
作曲者のアルカンでさえ、省略バージョンを許可しているくらい長くボリュームのある楽曲ですから、この曲に挑む演奏者はまさにアッパレの一言です。